塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

後輩たちが自然に慕う風景を見て

2019-08-26 10:00:55 | 日記
 英国のロイヤル・シェークスピア劇団に1970年代から所属しているチャールズ・ダンス。

 僕は国内、国外に関係なく演劇、オペラ、歌舞伎などに全く精通しておらず、この名優の存在は雑誌「レイク」の6号を購入して初めて知ったほどです。

 ドイツ出身の俳優、ダニエル・ブリュールの談話も掲載されており

 「僕はこれが世にいう英国紳士というものかと感激しました。」
 「スマートでエレガントで爽やかには無し、魅力的でしかも面白い」

 とあります。(抜粋)

 ダンスはラルフ・ローレンを贔屓にしており、サヴィル・ロウの神髄を理解できる人間としても描かれています。

 簡単に言えば、演劇の世界では駆け出しから熟練の役者までもが、皆彼に敬意を払っている、というわけですね。

 昨日、この記事を読み直しながら、日本サッカーにおけるチャールズ・ダンスの役割は、いつも「キング」が担ってきたと感じました。

 よく欧州から選手たちが帰国すると、キングを囲んで食事会をすることは有名ですよね。

 嫌な言い方をすれば、キングが欧州でリーグ優勝を得たわけではありませんし、ジェノアでは1年、ディナモ・ザグレブ(当時はクロアチア・ザグレブ)では半年の在籍でした。

 在籍年数でも主役をはるかに上回る後輩たちが、いつも話を聞いてほしいと訪ねてくる。

 そしてキングもまた、彼らと食卓を囲むことを楽しみにしている。

 このようなお互いを認め合う間柄は、やはり清々しいと感じます。

 ダンスも同様に、後輩たちの意見は無碍にしていないはずですから。
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コウチーニョ、バイエルンで新シーズンを迎える

2019-08-26 09:46:00 | 日記
 バイエルンはバルセロナより、ブラジル代表フェリペ・コウチーニョを獲得しました。

 彼はリバプール在籍時よりバルセロナへの入団を切望し、事実その移籍を果たしました。

 その一方でコウチーニョとバルセロナがかみ合っていない、彼の移籍で得た資金でリバプールが獲得した、オランダ代表のファン・ダイクが、欧州王者となる大きな要因になる。

 というように、コウチーニョにとってはきっと、居心地の悪い2年だったのではないでしょうか。

 コウチーニョはドイツに赴くよりも、スペインに留まりたかったのかもしれません。

 しかし、バイエルンに移籍し喧噪の少ない中で戦うことが、最適であると判断したように思えます。

 ブンデスリーガはバイエルンの戦力と実績が突出していますが、ドルトムントが2018-19シーズン、ルシアン・ファーブル新監督のもとで、あわや優勝か、と思う戦いぶりを披露しました。

 また、ベルリンではヘルタとウニオン、二つのクラブが遂に1部で戦う、ということで大変な興奮振りです。

 コウチーニョに限らず、外国籍の関係者からするとドイツ語は非常に難しい言語として知られています。

 しかし、北部のブレーメンよりも南部のミュンヘンは、人びとが朗らかで南欧に近い生活を好むと言われています。

 コウチーニョにとってバイエルンへの移籍は、案外「吉」ではないでしょうか。

 彼の存在は当然、ブラジル代表監督チッチも頼りにしているはずですからね。
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