塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手に肩たたきをするならば

2019-08-31 17:09:31 | 日記
 阪神タイガースが鳥谷敬内野手に、引退勧告を告げたと指摘され大きな波紋を読んでいます。

 鳥谷は早稲田大学からタイガースに入団して以来、大きな故障もなく立ち続けてきました。

 彼が入団した際の指揮官は同じ早稲田大学からタイガースに入団した岡田彰布氏であり、岡田氏からすると同窓という意味合いもあったのですが、地力に優れた選手という見方があったのではないでしょうか。

 このタイガースの引退勧告ともとれる発言に対し、僕はふたつの印象を持ちました。

 まずはレアル・マドリードですね。

 レアルは過去、グティ、ラウル、そしてカシジャスというリーグもチャンピオンズ・リーグも獲得した支柱の彼らに対し、砂をかけるような追い出し方をしています。

 特にカシジャスのために「特別」に設けた会見は、実に白々しいとされ、英雄に対する扱いでは全くないと大きな批判を受けました。

 バルサがシャビ、イニエスタなど支えてきた選手に対し、丹精込めた別れを考えた形とは、まったく別物といえましたから。

 そして大リーグ、日本野球にも「クッション」が無いという点です。

 大リーグはルーキー・リーグから3Aまでマイナーリーグがありますが、当然の事ながら待遇は大リーグよりも劣ります。

 日本にも独立リーグがあり、長野県にも信濃グランセローズがありますが、今基本BCリーグは登録選手に年齢制限があったはずなんです。

 日本に限らずサッカーは、2部や3部でも報酬は劣りますがプロとして生活できますし、少なくとも練習に集中できる環境はあると思います。

 横浜FCにはキングと中村俊輔、そして松井大輔がいますが、彼らはJ2でもプロとして生きることを選び、3部のパルセイロにも明神がいます。

 恐らく鳥谷は移籍すると思いますが、タイガース首脳陣は「早まった」と感じているのではないでしょうか。

 
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日本代表の顔ぶれは新しい時代へ

2019-08-31 13:32:11 | 日記
 日本代表選手が発表となり、J1からの選出がわずか4名だったことが大きく特集されています。

 僕はいずれ、日本代表もブラジルやアルゼンチンのように、海外リーグの選手たちが国内リーグの選手たちを上回ると考えていましたので、その点については森保さんの意見を尊重します。

 一方でいつの時代でもJ1が、代表の基軸となることは間違いありません。

 ただ、日本代表は2019年新しい概念を生んだと思います。

 その概念とは、日本代表の主力が海外リーグの中規模クラブで占められるようになった点です。

 これまではJ1と海外リーグの比率は7対3程度でしたが、今回は1対9と完全に逆転していますが、先に記したブラジルやアルゼンチンとは、異なる点もあります。

 両国にはいつの時代でも畏怖されるクラブの所属する選手がいます。

 レアルならば、ヴィニシウス、カゼミーロというブラジル代表が主力として君臨し、バルセロナにはアルトゥール、その中にはやがて復帰するであろうネイマールも含まれます。

 アルゼンチンならば、メッシとバルセロナの間柄は有名ですが、日本にはバイエルンを含む

 「欧州を代表するメガクラブ」

 に在籍する選手は、現在A代表には含まれません。

 日本代表の選手選考が、新しい幕開けになっていることは事実です。

 そしていずれ、南米の両雄のように、日本代表の選手たちも今挙げたクラブに在籍し、その割合を向上させてゆくのでしょう。

 一方でシティのように、新しい価値観の下で発展するクラブもあれば、ミランのように過去の名声が重荷となるクラブもある。

 この栄枯盛衰が、欧州サッカーの歴史でもあるのですが。
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系列会社にスポンサーをゆだねる形

2019-08-31 01:05:59 | 日記
 NBAを代表する選手に、ラッセル・ウエストブルックという選手がいます。

 彼は洒落者が多いNBAの世界でも常にその服装がメディアとファンから注目されていると言います。

 ウエストブルックはナイキと契約していますので、試合中は当然ナイキから支給されたバッシュで戦います。

 一方でアリーナ入りする際の足元は、コンバースの時もあると聞きます。

 このコンバースはルイ・ヴィトンのデザイナーを務めるヴァージル・アブローがデザインを手掛けたらしい、特別仕上げとなっていますが、彼の服装には一種の「からくり」があります。

 通常ナイキと契約している以上、基本オフコートでもナイキの着用が最優先されると思うのですが、コンバースは現状ナイキの傘下ですから

 「系列グループ」

 として契約違反にはならないのだろうな、という推測が成り立ちます。

 リーボックが現在アディダスの傘下であることは知られていますが、ウクライナ代表のシェフチェンコもチェルシー時代にウエストブルックと同様の形が回前見えました。

 彼はチェルシーに移籍する2006-07シーズン、ミズノと契約しワールドカップにも当然ミズノ・スパイクを着用します。

 しかしチェルシーが、選手個人が個人スポンサーを優先することを良しとせず、この契約は短期に終わりシェバはリーボックと契約をし直します。

 当時のチェルシーはアディダスがスポンサーでしたので、リーボックを彼にあてがった形になります。

 こうした契約の難しさや、系列グループのアピールもまたスポーツには必要なのでしょう。

 例えば今後、久保建英が活躍すればするほど、名乗り出るスポンサーは増加するでしょうし、その見極めも必要となりますね。
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