塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

久保に突き付けられた難しい選択

2019-08-11 00:57:47 | 日記
 ロナウドがオーナーを務めるスペインのバリャドリード。

 レアル・マドリードからレンタルの形で久保建英が移籍する、と言う話が浮上していますが、実際はどうでしょうか。

 バリャドリードは1999年、F・マリノスから城彰二が移籍したクラブですよね。

 当時のジャージ・スポンサーは確かケルメだった記憶があります。

 この当時はイタリアでもスペインでも、日本人選手はまず相手にされませんでしたが、城の場合は指揮官グレゴリオ・マンサーノが良き相談相手になっていたものです。

 それでも1998年のワールドカップが初出場と言う日本代表の面々が、着々と海外リーグへの移籍を模索し始めた時期でもあります。

 実は久保のレンタル移籍は、レアルの番記者でも意見が割れているようです。

 若い選手は実践が大事。試合を経験することが大切
 ヴィニシウスのように、レアルBに留まるべきだ

 どちらの意見にも理があり、難しいと言えます。

 城は彼を含めてアジア出身の選手がスペインでは見られない時期でしたから、生活習慣、言語、練習内容、とにかく毎日がサッカー以外の事で大変だったに違いありません。

 しかし久保の場合は、まだ育成年代だったためでしょうか、バルセロナ出身という点は批判の対象となっていません。

 また、既にスペイン語で意思疎通ができる点は、ジダンからの伝達を聞き取れるわけですから、これは実に大きいと言えます。

 彼が残留するのか移籍するのか、今はまだ不透明です。

 しかし、これだけ報道が溢れていることはスペインでも彼がやっていける、紛れもない証ではないでしょうか。
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クラブによって報道に温度差がある理由

2019-08-11 00:36:23 | 日記
 これが伝統と格式の重みなのでしょうか。

 ガンバ大阪から食野がプレミア・リーグの王者、マンチェスター・シティに完全移籍を果たしますが、久保のレアル移籍のような、大騒ぎにはなりません。

 それはアントラーズからバルセロナに移籍した安部もそうですが、バルサとレアルはいつの時代でも特別であり、だからこそ報道の量も必然的に多くなるのでしょう。

 また、食野の報道が控えめな理由はいくつかあるのでしょうが

 理由1・シティは近年急成長したクラブであるため、勝利の歴史が浅い
 理由2・レアルやバルサとは異なり、まだチャンピオンズ・リーグの優勝経験を持たない
 理由3・日本ではまだユナイテッドの印象が強い

 という3点が浮かびます。

 ただ、国内3冠を達成し間違いなく強い発進力を持つクラブに移籍した事実は、本当にすごいことなのですが。

 チェゼーナからインテルに移籍した際の長友に関する報道も、どこか蛋白だったように思います。

 前年3冠を達成し、UAEでクラブ・ワールドカップ優勝を得たイタリアの名門に、日本代表選手が加入するという事実。

 サッカー好きならば誰もが仰天した移籍ですが、香川のユナイテッド加入はあれだけ報道されたことと比較すると、露出はさほどではありまでんでした。

 これらはクラブの優勝回数や伝統ではなく、完全に

 知名度の問題
 海外でも有名か否か

 という点に集約されているように感じます。

 一方でガンバは売却、加入が他のクラブよりも圧倒的に多く、宮本監督とコーチ陣がいかに現在の陣容を発展させるか、こちらも気がかりです。
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