塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

通年通して活躍するむずかしさ

2020-09-23 22:47:11 | 日記
 仮面ライダーにウルトラマン、そして〇〇レンジャー。

 いつの時代でも彼らが身に着ける変身ベルトや変身道具は、子供たちにとって何とかして手に入れたい、垂涎の存在ですよね。

 また、これらに起用されて一気に表舞台を歩み続ける俳優が登場するのも大きな特徴です。

 その代表が、仮面ライダー電王が出世作となった佐藤健と言えます。

 ただ、これらのテレビドラマに1年出演することは、本当に大変だそうです。

 屋外の撮影が多いために、天候によって撮影の順調さが大きく変化しますし、何より

 1・花粉症のようなアレルギー、インフルエンザのような流行り病にかかることが許されない
 2・他の番組に出演することは難しい
 3・役者とはいえ、大きなアクションは初心者のために、初歩から学ぶ必要がある

 というように、抜擢されてもそこからが勝負、というわけです。

 視聴率が振るわなければ、企画されたおもちゃ、映画の売上と観客動員にも影響があるでしょうし、むしろ希望よりも困難の方が大きいのではないでしょうか。

 サッカーでも1年通じて活躍することは至難の業です。

 ミランがポーランド代表のピョンテクを売却したのも、2020シーズンになるといきなり2019シーズンに見せた「大当たり」が影を潜めたためですよね。

 エヌゴロ・カンテのように、チェルシーでもフランス代表でも必須の選手は、とにかく体調管理に神経質にならざるを得ないでしょう。

 代表とクラブで中核の選手は、どちらの監督からも出場の要望が絶えません。

 ですからシーズンを通じて怪我もなく、大きな仕事を残す選手が必然的にMVPに近づきます。

 僕個人は俳優になりたいと考えたことはありませんが、NG集を見ているだけで台詞を覚えることの大変さが伝わります。

 それでも皆、選手、俳優になりたいと思うのは、そこに彼らが輝いていると信じているからこそでしょうか。
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ジャージから判断する保守と革新

2020-09-23 20:50:08 | 日記
 ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツはいずれも縦じまのジャージが特徴です。

 特にヤンキース伝統の「ピンストライプ」は

 「ピンストライプのジャージを着て、ヤンキー・スタジアムでプレイするのが夢だった」
 「ヤンキースの一員になる事が出来て、すごく嬉しいよ」

 と、選手たちの気分を高揚させます。

 大リーグは今季から、ナイキが一括でジャージを納品していますが、最新鋭のデザインを誇る彼らでも、この伝統を変化させていません。

 そう考えますと

 1・バルセロナで用いたチェック柄
 2・インテルで用いた、縦じまを一部分だけ斜めに変化させる
 3・鹿島アントラーズや浦和レッズなど、今季のJ1クラブのデザインを基本、テンプレートで行う

 というのは、野球好きからすれば、とんでもない話かもしれませんね。

 伝統は言い換えれば保守という意味にもつながるわけですが、単純に大リーグよりもサッカーの方が世界的に注目されやすいこともあるのでしょう。

 特にナイキはインテルを実験台のように使っていますよね。

 2015シーズンのピン・ストライプ
 2002シーズンのサード・ジャージをオレンジ
 2004年のサード・ジャージはイエロー

 という具合です。

 バルサのグラデーションや市松模様もそうですが、ジャージはクラブのマーチャンダイジングの中で、最も売上が見込めるものです。

 ですから時に

 「伝統ではなく革新が必要である」
 「新しい価値観を伝えてゆく」

 ことが額面上で必要なのでしょう。

 ただ、ファンも毎年ジャージを買い替える気力、既に現在のコロナの影響で収入減少ですから、持ち合わせていないかもしれませんがね。
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お別れの挨拶を聞きながら

2020-09-23 20:26:41 | 日記
 「塚田さん、連絡が遅れて申し訳ありません」
 「このたび、定年退職のため会社をさることになりました」

 今日の勤務中、僕の部署ではないのですが、色々とお世話になった方が上記の理由でわざわざ挨拶に来てくださったんですよ。

 「ああ、そうなんですね」
 「こちらこそ、厄介をかけて申し訳ありませんでした」

 と頭を下げた次第です。

 どんな職業でも、無事定年を迎えること、定年まで働き続けることは難しいご時世ですからね。

 今カタールで指揮を執る、チャビ・エルナンデスが、あれだけ盛大な会見を開き別れを告げた事例は、まさに例外中の例外です。

 その対象となるのが、レアル・マドリードとイケル・カシジャスの会見で、あの冷酷で無慈悲、言い換えれば、致し方なく用意した経験を見て、記者の多くが

 「レアルは礼節をしらない」

 とこぼしたのも当然でしょうね。

 サッカーでは代表や1部リーグで戦う選手は圧倒的に少ないですから、2部や3部、アマチュアなどで引退していく選手の方が多いわけです。

 彼らには華々しいお別れセレモニーがあるわけではありませんし、人知れずひっそりと引退してゆくわけです。

 逆にあれだけの名手でありながら、アンドレア・ピルロは

 引退会見も引退試合もない
 おまけに引退したスタジアムは「ヤンキー・スタジアム」

 という、お世辞にも熱狂を生む場所ではありませんでした。

 それでも彼は、アリアンツ・スタジアムに復帰し、ミランではなくイタリアで最後にプレイしたユヴェントスの指揮官となりました。

 チャビもいずれはバルサに戻るでしょう。

 40代若き指揮官たちが、どのようなサッカーを構築してゆくのか、時代は確実に変化しています。

 逆に32歳でありながら、識者たちが

 「内田篤人にはどこか、グアルディオラのようなたたずまいが感じられる」
 「彼のような人材を登用するために、コーチ・ライセンスを見直すべき」

 と唱え始めたことは、偶然ではないように感じるのです。

 アントラーズはザーゴ監督との契約が終了すれば、ウッチーを指名するかもしれませんね。
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米国は不思議な国ですね

2020-09-23 20:17:12 | 日記
 米国は不思議な国で、太平洋戦争以後ハリウッドであれだけ「赤狩り」を推し進めたにもかかわらず

 「NFLは世界最高の共産主義」

 と呼ばれています。

 NFLのサラリー・キャップが「ハード」キャップであることは非常に有名でして、徹底した戦力均衡の下でスーパーボウルを争うことが良しとされています。

 だからこそ各チームのGMは

 選手の年俸を抑制し、逆に出来高払いを代理人に提案
 スター選手を一気にトレードに出し、若返りをはかる

 事を躊躇しません。

 インディアナ・ポリスコルツの顔であったペイトン・マニングが、負傷の影響もあったにせよ、デンバー・ブロンコズに移籍し、鮮やかにスーパーボウルで優勝したこと。

 これらは戦力均衡のたまものと言えるでしょう。

 それは各リーグに関するテクニカル・スポンサーも同様です。

 中国スーパーリーグがナイキから一括供給を受けていますが、米国では

 MLS アディダス
 MLB NBA NFL ナイキ

 というように、一社が独占契約の形でジャージを提供している、民主主義という言葉をことさら尊重する米国からすれば、この手法は禁じ手のようにも見えますが。

 これは恐らく、2002年から10年に渡り、NFLと長期契約を結んだリーボックの影響があると思います。

 1999年から2000年ごろのNBAは、スターター、プーマ、ナイキの3社が分割式でテクニカル・スポンサーになっていたはずです。

 僕はこの10年の長期契約がリーボックの財務を圧迫し

 1・2005年アディダスの傘下となる
 2・サッカー界から退く

 という決断に至ったような気がするのですが、どうでしょうか。
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