塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ダッドスニーカーと立見席

2021-05-03 22:46:01 | 日記
 バレンシアガ、ヘルノ、グッチなど多くのメゾンが手掛ける「ダッド・スニーカー」

 本家ナイキの商品を、フットロッカーのような洒落た専門店ではなく、地元のホームセンターで売られているような形で購入する父親たちの愛用品がモードで注目を集める。

 この逆転現象が起こってからしばらく経ちますが、メゾンがスニーカーを手掛ける事態も沈静化しません。

 恐らく「ダッド」スニーカーの本場は米国中西部、つまりセントルイス・カージナルスやカンザス・シティチーフスなど、MLBやNFLの贔屓チームの応援が生きがいである男性。

 試合の日はテレビに夢中か、もしくは野球帽の薄めのジーンズ、そしてチーム名入りのサテン・ジャンパーを羽織って生観戦するファンの靴、という嫌な言い方をすれば

 「服装に関心が無い男性を値踏み」
 「すると履物が興味深いと感じた」

 と言う形が生じたように思います。

 それだけ見てくれは、赤の他人が自分を判断する際に大切な要素であるのですが、それが好意的か侮辱的かは、残念ながら本人ではなく他人様の価値観にある点が難題です。

 野球もバスケットボールもアメリカン・フットボールも、皆庶民のあこがれであり、大金を得る手段として認知されてきました。

 米国のように黒人差別が横行する中で、ハンク・アーロンやジャッキー・ロビンソン、そしてマイケル・ジョーダンにマジック・ジョンソンなど有名選手が登場し、子供たちは肌の色など考えずに夢中になった。

 これも米国ならではの現象でしょうか。

 よく考えますと、僕も過去NBAのハイライトビデオを中古でよく購入しましたが、選手の出生地はまるで考えずに買っていましたからね。

 サッカーも本来は庶民のスポーツであり、入場料は(イングランドでは特に)立見席がかつては存在し、ファンが押し寄せていたものです。

 今の安全最優先の観戦方法は時代の流れに沿うもので、立見席の廃止は当然と言えます。

 ただ、スーパーリーグのようにより高い入場料が必要であろうリーグが、ファンからすれば自分たちは搾取されているのだろうか、と疑問に思われても致し方ない、とオーナーは考えなかったのだろうか。

 そんなことを考えた次第です。
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CDは本当に人気が無いのですね

2021-05-03 21:13:53 | 日記
 今、本当にCDは需要が無いのですね。

 僕が学生時代は新譜が発売されると、大手販売店がすぐに視聴できるようにCDとヘッドホンを店頭に用意したものです。

 長野駅と甲府駅には新星堂レコード
 甲府市にはディーン・レコード、中古販売店のバートランド

 これらの店舗で様々な情報と楽曲、そしてレコード・コレクターズに代表される専門誌を読んだことが、もう遠い昔のように思います。

 確かに日本のCD販売は、見直した方が良いと思う点は当時からありました。

 国内版の新譜は高いうえに、中の曲解説がさほどではなかったことも多いですし、ピクチャー・ディスク、限定版など高値の設定も多かったですしね。

 それでも現在の「配信」よりも、単純にCDを買う作業の方が僕には向いているという点もあります。

 当時からCDの音質、音を嫌う方はカセットに落とす、レコードを探す、と言う形で優しい音色を求めていました。

 僕は「ハイレゾ」と呼ばれる音を購入した事も聞いたこともありません。

 ただ、レコード・プレイヤーとレコード、そしてカセットの売上が右肩上がりに進むことを思えば、配信を求める方が求めないもの

 1・作品を所有すること 配信はCD、レコードを置く棚が必要ない
 2・解説文やジャケットを眺めること 配信ではそもそもこれらは存在しない
 3・カセット、レコードを買うという行為が情緒に繋がる 配信は現在形である

 という点が魅力的なのでしょうね。

 サッカー・スパイクも同様で、遂にJリーグではアディダスの代名詞「コパ・ムンディアル」の愛用選手が一人もいないと聞きました。

 アディダスが今後、この自社のマスター・ピースをどう捉えていくか定かではありませんが、レコードと同様に廃れない魅力が備わっているに違いありません。

 日本代表コーチたちが愛用している以上、廃盤にはならないと思いますが、絶対的な存在でもない、この点がアディダスにとって煩わしい点ではないでしょうか。
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来季、ユヴェントスの補強はどうなるだろうか

2021-05-03 20:54:03 | 日記
 イタリアではスクデット獲得数が「10」に到達すると、ジャージに星の刺しゅうが出来ます。

 ミランとインテルは星一つの刺しゅうですが、ユヴェントスだけは3つ刺しゅうを入れる権利を持ちます。

 ただ皮肉にもユヴェントスからすれば、スクデットよりも「ビッグイヤー」が欲しくて仕方がないにもかかわらず、スクデットを防衛できなかったことで、アンドレア・ピルロへの痛罵が絶えません。

 彼によると、息子にまで脅迫が届いているとこぼし、ファンの常軌を逸した発言に避難が集まっています。

 どんなにビッグイヤーを重要視しても、スクデットの重みは変わらない、というわけです。

 ちなみにユヴェントスは2018年でしたか、クラブ・エンブレムを現行の「J」の形へ変更しましたよね。

 ロナウドを同じ2018年に獲得し、何が何でも1996年以来の欧州制覇、そしてクラブ・ワールドカップで優勝する、という気概をアンドレア・アニエッリは見せたわけですが、その夢は未完のままです。

 ロナウドが残留するかどうか、現時点では不透明と感じます。

 ただそれ以上に、ジャンルイジ・ブフォン、ジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチなど、長年ユヴェントスの屋台骨を支えてきた守備の選手たちとの契約をどうするか。

 という非常にデリケートな問題もあります。

 リバプールがチャンピオンズ・リーグ、プレミア・リーグと2019年、2020年と2季連続でビッグタイトルを獲得できたのは、GKのアリソン、CBのファン・ダイクの加入。

 つまり守備陣の再構築に成功したためでした。

 スポンサーであるアディダスやジープから、今後どの程度のスポンサー料を引きだせるか、もありますが、仮に指揮官を交代するならば、守備の構築に詳しい人物の方が良い、のかもしれません。
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インテルのスクデット獲得の陰で

2021-05-03 20:42:08 | 日記
 セリエAは2位の「アタランタ」がサッスオーロと引き分けたため、首位インテルのスクデットが確定しました。

 ホゼ・モウリーニョに率いられ、伝説の3冠を達成した2010シーズン以来10季ぶり、19度目の優勝となります。

 仮に連覇しますと、遂に胸元の星(ステラ)をもう一つ追加、つまり2つの星を刺しゅうできる権利が生じ、宿敵のミランを出し抜くことが可能となります。

 ロメロ・ルカク、ラウタロ・マルティネス、アルトウール・ビダルと、指揮官アントニオ・コンテが好むバック3向けの人選が揃う中、デンマーク代表のクリスティアン・エリクセンだけは、心中複雑でしょうが。

 そのインテルよりもむしろ注目すべきは「アタランタ」の方でしょう。

 今季のセリエAは黒と青の縦縞の2クラブが、前半戦好調を維持していたミランに代わり、終盤戦をけん引したわけですが、むしろ2位でもスクデット獲得と同じ意味合いを持つと思います。

 ダービーの対戦相手、ブレシアを圧倒的に凌駕する戦績
 チャンピオンズ・リーグの出場権獲得は当たりまえ
 指揮官ガスペリーニへの絶対的信頼

 そのガスペリーニが2011ー12シーズン、「インテル」を4試合だけで解雇されたとは、今では誰もが首をかしげてしまう出来事となりました。

 スペインではセビージャが幾度もヨーロッパ・リーグで優勝し、トロフィーを獲得していますが、アタランタも仮にチャンピオンズ・リーグのグループステージで敗退し、ヨーロッパ・リーグに回ったとしたら。

 優勝候補になり得るでしょうね。

 ただ彼らかすれば、チャンピオンズ・リーグも8強進出が現実的目標であり、例えばFCポルトやボルシア・ドルトムントなどよりも、低い予算で好成績を得ていること。

 これは特筆すべき点です。

 ちなみに端境期にはるユヴェントスは、指揮官と選手を今夏劇的に入れ替えると思います。

 仮にジダンがレアルを退団すれば、再度トリノに戻るかもしれません。
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