塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

バイエルン、リーグ10連覇は可能だろうか

2021-05-23 16:42:13 | 日記
 エル・ゴラッソやナンバー編集部など、編集部員が選手名鑑やリーグの歴史を振り返る際、イタリアとドイツ、スペインは入力が楽だったでしょうね。

 イタリアとドイツ 過去10年優勝クラブはバイエルンとユヴェントス
 スペイン MVPはメッシで決まり
 ブンデスリーガ得点王 レバンドフスキと入力

 というように、優勝クラブや個人賞が一定の選手とクラブだけに偏っていたためです。

 バイエルンは今季で9季連続でブンデスリーガ優勝を果たし、同時にレバンドフスキは41ゴールを記録と、ハンジ・フリック政権の盤石さが際立ちました。

 ではユヴェントスが躓いた、リーグ10連覇は可能かといえば、ユヴェントスよりは可能性は高いと思います。

 ますケルンが降格するかもしれませんし、シャルケとブレーメンは降格が決定しています。

 ブンデスリーガ2部の状況がわからないのですが、仮に老舗ハンブルクが昇格、ザンクトパウリのような曲者と戦うことになっても、バイエルンが油断するとは到底思えませんし、ハンブルクの太刀打ちはないでしょう。

 指揮官に就任するナーゲルスマンのデータ解析が鮮明であることも有名ですが、彼は既にホッヘンハイムとRBライプツィヒでの日々がありますから、アンドレア・ピルロのような緊急登板ではありません。

 バイエルンはハビ・マルティネスを軸に主力4選手が退団しますが、コロナウイルスの中でも以前から所有する財産と、2020年チャンピオンズ・リーグの優勝賞金、選手売買の利ザヤ。

 大きなお金をかけての補強はたやすいと思います。

 ただ、従来の国内クラブからめぼしい人材を獲得し、強化と弱体化の一石二鳥にならないと思いますね。

 それは既に素晴らしい選手がバイエルンに集中していることもありますが、ドルトムントとメンヘングランドバッハが取引には応じないであろうためです。

 僕はバイエルンが10年連続で優勝しても驚かないと感じますよ。
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日本人選手が海外で背負う責任

2021-05-23 16:22:46 | 日記
 ラ・リーガではエイバル
 ブンデスリーガではヴェルダー・ブレーメン

 大迫、乾、そして武藤と日本代表経験者が在籍するクラブが降格した。

 もう少し付け加えますと

 1FCケルン 残留か降格かののプレイオフに回る 過去奥寺康彦、大迫勇也が在籍
 シャルケ04 2部降格 過去内田篤人が在籍

 という結果もあります。

 日本代表選手たちが所属先でリーグ優勝、国内カップで優勝することは物珍しいことではなくなりました。

 わずか1年でマルセイユを退団すると報道の長友佑都も

 トルコ時代 ガラタサライでチャンピオンズ・リーグ出場、シュペル・リギ2連覇
 イタリア時代 インテルでコパ・イタリア優勝

 という経験を得ています。

 古くは中田英寿のスクデット、中村俊輔のスコットランドリーグ・MVPなど個人賞を含めて先人たちの足跡が、日本人選手の進路を大きく変えてきたことで、道のりは平たんになってきました。

 それだけ海外進出が珍しくない、ということは、優勝、降格も含めて日本人が成績に責任を負う時代が来た、ということですよね。

 例えばJリーグでもロブソン・ポンテ、エメルソンにワシントンなど、ファンの声援が大きかった選手は、報酬と結果、そして存在感が正比例していたためです。

 スロベニア代表のイリッチ、キュラソー代表のマルティノスなど、そこまで声援を受けられなかったであろう選手は、これらの要素が不足していたという形でしょうか。

 プロ野球では外国籍選手を時に「害人」と揶揄しますが、これは侮辱的である反面、どの競技でも外国籍選手は厳しい視線にさらされていることを意味します。

 日本代表監督がトルシエだった際も、彼が威圧的、軍隊的だった指揮方法だったこともありますが、外国籍だから批判しやすかった可能性はあります。

 勿論、彼らから学ぶ、なるほど、そうだねと思うこともありますから、一概に批判もどうかとは思うのですが。
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スペイン国王杯、今季の優勝はレアル・ソシエダード

2021-05-23 11:36:04 | 日記
 今知りましたが、スペイン国王杯優勝クラブはレアル・ソシエダードのなのですね。

 33季ぶりの優勝と2季連続のヨーロッパ・リーグへの参加、実は久保建英はビリャレアルではなく、ソシエダード、つまりマルティン・ウーデゴール同様に、この地で場数を踏む。

 と考えられていました。

 それはソシエダードが獲得を希望したためですが、結果はみなさんご存じの形でした。

 彼らの国王杯優勝は(33季前)は1988年、日本はバブル経済と光ゲンジの楽曲に、皆が酔いしれ浮かれくるっていた時代でした。

 そう思えば、33季という年月がいかほど長い代物だったのか、改めて感じられます。

 若きシャビ・アロンソを擁し、フランスのナントから招聘した指揮官、レイモン・ドヌエに率いられ、ラ・リーガで2位に輝いた2002-03シーズンの躍進は、今でも語り草です。

 2003年優勝したレアルは

 1・中盤の底にクロード・マケレレ、最終ラインとGKにはイケル・カシジャスとフェルナンド・イエロが存在
 2・CFにはインテルからロナウドを獲得
 3.中盤にはジダンとルイス・フィーゴ、そしてラウル・ゴンザレスにグティも存在

 というように、実にバランスに秀でた布陣でした。

 もしレアルがここまでの陣容でなければ、ソシエダードの優勝は実現できたいたようにも思います。

 ソシエダードは同じバスクに在籍するアスレティック・ビルバオよりも、ある種の原理主義に偏ってはいませんが、1980年代の前半の栄光は、シャビ・アロンソの父である

 「ぺトコ・アロンソ」

 が大きな貢献者でした。

 その息子は今、指揮官としての道のりを歩み始め、場数をふむことで経験値を増やしています。

 ファンはきっと、シャビ・アロンソが指揮官として復帰することを待っていると思いますが、結果論アンドレア・ピルロに任せたユヴェントス首脳陣は、今どう考えているでしょうか。

 ジダンのような存在はまさに特例であり、場数や経験値はそう簡単に無視できないと考えます。
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サッカーにオールスターゲームが無い理由

2021-05-23 11:22:40 | 日記
 僕は保育園から小学校、そして大学卒業から現在の勤務先に至るまで、オールスターになったことはありません。

 野球やバスケットボールにけるオールスターは、人気と実力に秀でていることの証明であり、選手にとっては晴れやかな特別の日に違いありません。

 勿論、投票で上位に選出されても、リハビリの真っ最中など出場できない選手もいますから、選ばれた選手すべてが試合に登場するわけでもないのですが。

 僕は学生時代(現在もそうですが)、異性から注目されることもなければ、学業で目立つ成績を得たこともありません。

 高校時代、卒業式の日に下級生が花束をもって、人気ある同級生を待ち構えているところをみて、実際にこんな出来事があるのかと感じたくらいですからね。

 僕に恋人と友人がいないことは、何も今にはじまったことではないので、クラスでいつも「ぽつん」としていた高校時代、もっともうれしかったのは、卒業式であり悲しみや寂寥感は、まったく感じませんでした。

 ただ、皮肉にもクラスの何人かは、この後進学する予備校で再会するのですが。

 サッカーにオールスターという概念が希薄なのは

 1・中山雄太が所属先のズヴォレで、シーズン最優秀選手に選出される
 2・そもそもクラブが多国籍、各国代表で後世されており、名門クラブそのものがオールスターのような代物
 3・チャリティ・マッチではオールスターが実現

 というように、オールスターを挟む余地がないため、ではないでしょうか。

 そもそも各国代表はファンの人気投票ではなく、代表監督が

 「国旗、国歌のために汗を流せる選手」
 「代表のために、自我を押し殺すことが可能か」
 「怪我を負っていなく、体調は健全か」

 を考慮して選出されます。

 僕のような「はみだしもの」、エリック・カントナのような「暴力的」な選手は代表いからも縁遠いわけですが、人気投票で選出されない点は、本当にうれしいと思うのは、僕のひがみなのでしょうね。
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アトレティコ、7季ぶりのスペイン王者に

2021-05-23 11:12:20 | 日記
 ラ・リーガ、今季の王者はアトレティコ・マドリードとなりました。

 2014年以来、7季ぶりの優勝となりチャンピオンズ・リーグ出場権も獲得、と万々歳の結果のように見えますが、案外盲点は少なくないと思います。

 ディエゴ・シメオネはソリッドな戦術を選手たちに与えることで、就任以来2度のリーグ優勝とチャンピオンズ・リーグ「準」優勝をアトレティコのもたらしました。

 つまり、チャンピオンズ・リーグでも決勝進出できるだけの戦力が備わっているということで、逆に言いますと早期落脱は、リーグ優勝の功績を失わせてしまう可能性があるのではないでしょうか。

 そのソリッドな強みは、反面指揮官シメオネの好み、言い換えれば幅がないことを示しています。

 以前からシメオネに寄せられる見解として

 1.オリベル・トーレス、ジョアン・フェリックスなど、多彩な技術を持つ選手を全く活用できていない
 2・ジャクソン・マルティネスのように、補強がうまくいった例も多くはない

 というものがあります。

 ルイス・スアレスの獲得は結果大成功でしたが、バルセロナとマドリードの気風にすぐさま順応できたことは、本当にすごいことです。

 ただ、彼はいきなり「ラ・リーガ」に来たわけでもなく、すでにバルセロナで名門の重み、責任を知り尽くしていました。

 嫌な言い方ですが、新参者でもあり新参者ではなかったという形です。

 つまり、他国からやってきた戦力の心理面、重圧をどう取り除きアトレティコの気風に触れさせてゆくかは、シメオネ自身が重々承知していると思いますが。

 もしジョアン・フェリックスが「宝の持ち腐れ」であるならば、思い切って売却し赤字解消を目論むべきでしょうか。

 少なくとも「ワンダ」の後ろ盾がない現状、彼の売却とチャンピオンズ・リーグのインセンティブは、財務状況を好転させる要因にはなると感じるためですが、実際はどうなるでしょうか。
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