塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

堂安律、下しだ結果が成果を得る

2021-05-24 21:26:02 | 日記
 堂安律が在籍するビーレフェルトは、大方の予想を覆しブンデスリーガ1部残留を達成しました。

 降格クラブがシャルケとブレーメンということを思うと、ビーレフェルトの健闘よりもこの2クラブがだらしない、間違った強化をしてしまったという印象の方が強いのも事実です。

 ただビーレフェルトが残留のために行った補強、そして戦術が的を得ていたことも事実であり、そうでなければ残留はしていませんよね。

 堂安にとっては決断は簡単だったのかもしれません。

 前所属のPSVはオランダの老舗であり、上位進出が期待できますしリーグカップでも勝ち残れる可能性が高いわけです。

 アヤックス、フェイエノールト、PSV,そしてAZなど有力クラブに在籍すれば、それだけヨーロッパ・リーグとチャンピオンズ・リーグに参戦し、欧州を舞台に試合ができます。

 その一方で下位クラブ、中位クラブとの戦力差は明らかで、拮抗していない試合も生まれます。

 堂安はこの点を考慮して移籍に踏み切ったと考えます。

 つまり欧州の舞台で好成績をえるためには、日常のリーグ戦、練習が糧となる、ドイツではそれはできるがオランダでは難しい、と下した決断が弱小でも良い、ドイツに行く。

 という今季の結果につながったと思います。

 バイエルン・ミュンヘンはともかく、ドルトムントやメンヘングランドバッハ、そしてフランクフルトなど、名門との試合は堂安にとって刺激的であり何より楽しかったに違いありません。

 フランクフルトにおいて、中軸を担う長谷部と鎌田の評価は安定していますが、彼らと戦うことで堂安も、俺はやれないことないぞ!という手ごたえもあったのでやないでしょうか。

 ビーレフェルトが良い条件があれば彼を売却するでしょうが、それは今夏ではないように思います。

 ただ堂安自身は中位クラブへの移籍を、すでに見据えているかもしれませんね。
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リーグ1,今季の優勝はリールの下に

2021-05-24 21:04:35 | 日記
 今季のリーグ1,優勝クラブはリールになりましたね。

 リールと言えば2011シーズン、指揮官のリュディ・ガルシア、そして若き日のエディン・アザルが大きな存在感を発揮し、優勝したことを覚えている方は多いと思います。

 レアル・マドリードでは散々な結果であり、アザールは既にチェルシーへの復帰を希望しているとも囁かれますが、胸中にはきっとリールでの日々も残っているに違いありません。

 僕は熱心なリーグ1のファンではありません。

 ただ隣国ドイツ・ブンデスリーガのように、寡占状況にならない面白さがあることは、大きな魅力だと思います。

 少なくともカタール資本の影響下のパリ・サンジェルマンが絶対的な存在として認知されている中

 2011年 リール
 2012年 モンペリエ
 2017年 ASモナコ
 2021年 リール

 というように、優勝クラブに中規模クラブが名乗りをあげることは、フランスにとっても興奮や喜びを与えていると思われるためです。

 フランスは歴史的に

 ローマン・カソリックとプロテスタントの争い
 多くの革命、ギロチン、そして王政の廃止、ナポレオンの登場

 など、民衆が王や皇帝を批判しひっくり返してきた、サッカーでいう「ジャイアント・キリング」を過去に経験しています。

 ですから贔屓クラブでなくとも、リールの優勝をパリ・サンジェルマンと敵対するマルセイユのファンを軸に、拍手喝さいで喜ぶファンがすごく多いと思うのです。

 ただ、パリ・サンジェルマンにとって今季優勝を逃したことが、クラブの方向性を再確認する要因になるかもしれません。

 エムバッペが遂に離れると予想され、ネイマールやユリアン・ドラクスラー、ディ・マリアにイカルディと、既存戦力の見直しも検討されるようにも思えます。

 ただ契約延長したネイマールが市場に出ることはないと思いますが。
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月間サッカーマガジンを立ち読みして

2021-05-24 20:44:16 | 日記
 今日発売の月間サッカーマガジンは、「ライバル」特集でした。

 もし長野パルセイロが2020年の最終節で勝利していれば、今季はJ2で久方ぶりの信州ダービーが実現したのですがね。

 結果はご存じの通り、長野パルセイロは今季もJ3で戦っています。

 少なくとも山雅の側からすれば、リーグのカテゴリー、スポンサー数、そして観客動員とマスメディアへの露出、全てにおいて長野パルセイロを凌駕していますから、パルセイロに太刀打ちできる要素は少ないわけです。

 ただ、識者の多くが語るように、両クラブが抱える歴史認識(クラブの歴史ではなく、あくまで長野市と松本市の間柄)や、土地の気質、城下町と門前町の違いなど、欧州のように政治的、文化的側面が対戦を刺激します。

 ですから彼らが

 「このダービーは本物になる」

 と感じていた一昔前が懐かしいですね。

 マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティの場合、前者が世界規模で人気を博し、後者が地域に根差しているという見方はできます。

 ただ、「グローカル」という言葉があるように、シティは本拠地エティハドに来場するファンを大切にしながら

 横浜Fマリノス(日本)
 ニューヨーク・シティ(米国)

 に代表される提携クラブを数多く設けることで、より視野を広く保つことに成功していますし、ユナイテッドの鼻を明かす成績、スポンサーシップを得るまでになりました。

 グアルディオラがいつまで指揮を執り続けるのか、それは定かではありません。

 さすがにプレミアリーグの優勝回数をひっくり返すことは困難ですが、チャンピオンズ・リーグの優勝回数「3」にはシティが並ぶ可能性はあるでしょうね。

 ただ、レアルの3連覇が別格であるように、バイエルンやバルセロナ、リバプールのような名門でも優勝を手繰り寄せることは難しいものです。

 ただ、シティとグアルディオラの相性を考慮しますと、今季を足掛かりに勢いが増すのではないでしょうか。
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