塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ナイキ、突ネイマールを糾弾する

2021-05-30 19:45:00 | 日記
 先日、ナイキが突然2020年にネイマールとの契約を破棄したことの理由を公表しました。

 (あくまで)ナイキの見解は、2016年ネイマールに婦女暴行疑惑が浮上した際、ナイキ側はネイマールに事件に関して協力を求めるも、彼が非協力的だっつたと指摘しています。

 実はこのブラジル代表が暴行した女性はナイキの社員らしいのですが、ネイマール側は

 「彼女とは一切無関係だ」
 「私には弁明の機会すらなかった」

 とナイキの声明に反論しています。

 逆に言いますと、プーマはナイキとの悶着を起こし、宙ぶらりんになっているネイマールの正当性が感じられたからこそ、複数年契約を提示し、ネイマールが受諾したという形になります。

 では仮に、ナイキの言い分が正当であるとした場合、プーマは婦女暴行という犯罪、そして相手女性の人権を踏みにじった選手に、莫大な契約金を支払っている形になります。

 もしネイマールが「黒」であった場合、プーマは契約を解除するでしょうか。

 仮にナイキもダメ、プーマもダメならばアディダス、ニューバランス、アンダーアーマーも無理でしょう。

 それは契約の問題ではなく、ネイマールが事件を起こしてしまい出頭するという形になれば、どのブランドでも契約提示はしないであろうという意味です。

 どうしてこの問題、僕は基本選手のスキャンダルを題材にしないのですが、を取り上げたかと言いますと、日本では閣僚が醜聞を起こした際、必ず首相の任命責任が問われるからです。

 そして任命責任とセットで用意される言葉が「身体検査」になります。

 これまで多くの閣僚が政治以外の事で波紋を呼び、辞職してきましたし、そのたびに野党がシュプレヒコールを上げ、首相が謝罪するという光景を見てきました。

 逆に言いますと、ブランドも契約を持ちかける際、選手を様々な視点から観察しているはずですし、それでもわからない点があるのは人間のやることだから、でしょうか。

 現状変わらないことは、ネイマールはプーマの契約選手である、この点だけですね。
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アディダス、アンブロに見られる日本企画

2021-05-30 19:29:27 | 日記
 アディダスが2000年代中期に発売していたスパイク「パティーク」

 このスパイクはアディダス・ジャパンが企画した日本仕様であり、欧州選手とは異なる日本人選手専用のラスト(木型)を用いて政策したものです。

 本国ドイツで企画、生産化されたスパイクではないので、履いた選手は基本、Jリーグ、もしくは日本代表の選手しかいないと思いますが、来日した外国籍選手で関心を持つ場合もあるでしょうね。

 もし、日本国内で企画された靴が評判で、世界的に販路を拡大したならば、その企画力が認めらたわけですから。

 アンブロのアクセレレイターも同様です。

 2000年代中期には

 ジョー・ハートとジョン・テリー イングランド代表
 ペペ ポルトガル代表

 など、世界的に認知された愛用者がいましたが、現在ではそれらを思い浮かべることが難しいものです。

 アンブロ契約選手でいえば、遠藤保仁と日本代表の柴咲岳がいますが、いずれもアクセレレイターを使用していることを考慮すると、版権を持つデサントの製品開発の確かさ。

 が見受けられます。

 アンブロ本社からすれば、トッコにメデユーサなど、グローバル企画のスパイクを選手に履いてもらう、その方が認知度が高まると考えるでしょう。

 ただ、日本企画のスパイクを日本人選手が愛用し、結果を出すこともアンブロの流通に役立っている、と考えているのかもしれません。

 アンブロ自体はブンデスリーガで契約するシャルケとブレーメンが2部降格してしまい、ブンデスリーガ1部での露出が減少する方が憂慮される出来事でしょうか。

 ただ引き続き契約は尊重されるでしょうし、来季に向けてJクラブとの契約増加も(デサントが軸ですが)考えているように感じます。

 
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アンダーアーマーがどこか低調に見えます

2021-05-30 14:57:12 | 日記
 数年前、アンダーアーマーがアディダスに変わり、レアル・マドリードと契約するのではないか、と指摘されました。

 しかし2021-22シーズンも引き続きアディダスが供給しますから、アンダーアーマーとの契約話は既に過去の形と言ってよいでしょう。

 僕はアンダーアーマーの代名詞である「マグネティコ」、そしてジャージを所有も試着もしたことがないため、感触をお伝えすることはできません。

 ただ、サッカーの世界で徐々にではありますが、アンダーアーマー契約選手、クラブが減少傾向にあることは

 1・単純に他社の方がアンダーアーマーよりも良質の製品を提供している
 2・契約金を軸に、契約内容が他社の方が良い

 という事は考えられます。

 ただ、ナイキ、アディダス、プーマは契約選手が膨大にいますし、おそらく物品提供だけという選手もいると思うのです。

 ならばアンダーアーマーやニューバランスのように

 1・物品提供だけではなく、金銭のメリットもある企業
 2・契約選手が少ないため、自身が広告塔になれる可能性が高い

 企業との契約は、選手にとってある種の「やりがい」があるようにも見えます。

 ただ、広告塔になるということは、過密日程の中でわずかに与えられる休日を、インタビューや広告撮影に費やしてしまう、つまり休日が休日にならないという意味合いもあります。

 したがって休める日が本当に限られてしまう、という側面はあるでしょうね。

 契約選手からすれば

 1・多くの契約選手の中の一人でよい
 2・少数の契約選手の中で筆頭でありたい

 と思うのは、なかなか結論が出しにくいのではないでしょうか。

 メンフィス・デパイがアンダーアーマーからナイキへの移籍を検討していると指摘されていますが。実際はどうなるでしょうか。
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チャンピオンズ・リーグ、優勝はチェルシーに手元に

2021-05-30 14:31:34 | 日記
 2021年チャンピオンズ・リーグは、2012年以来9季ぶりにチェルシーが優勝しました。

 僕はグアルディオラの存在が、シティにとってかけがえのない後ろ盾になると考えていたのですが、様相はいささか異なるようですが。

 この優勝をスパーズとパリ・サンジェルマンの見地から見ることは可能でしょうか。

 チェルシーの指揮官トーマス・トッヘルは、今季半ばにパリ・サンジェルマンを追われ、同様に前任者フランク・ランパードを解任し、後任人事を模索していたチェルシーと契約します。

 そのパリ・サンジェルマンはチャンピオンズ・リーグ4強で終え、リーグ1の王者はリールになるなど、クラブ出身者であるマウリシオ・ポティチェーノに委ねましたが、成績は急上昇とはなりませんでした。

 そのスパーズは、ポティチェーノの後任人事として雇用したホゼ・モウリーニョを解任し、何とこのアルゼンチン指揮官を再雇用するのではないか。との指摘もあります。

 つまりチェルシーの優勝には

 1・フランク・ランパード解任
 2・パリ・サンジェルマンのトッヘル解任
 3・チェルシーがこのドイツ人指揮官を招聘
 4・空席となったパリのベンチに、ポティチェーノを招く
 5・その彼も、再度プレミアに戻る可能性がある
 6・トッヘルの監督人事は契約延長になるに違いない

 という、3クラブと3指揮官の人生の縮図が関係しているように思えるのですね。

 もし、横浜タイヤが今でもチェルシーの旨スポンサーならば、この優勝に歓喜したでしょうし、コロナで悩む従業員の方々がおおいに励まされたようにも思えます。

 ただ、契約年数はあくまで契約であり、双方合意の上の終了であれば致し方ありません。

 欧州は全日程を終え、欧州選手権と夏の移籍市場を迎えますが、有力クラブ恒例の札束をばらまく形が始まるのでしょうか。

 
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