塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

INAC神戸、新シーズンのジャージ・デザインを発表へ

2021-05-09 21:32:05 | 日記
 WEリーグは、長野パルセイロ・レディースを含む7クラブに、米国のブランド「Xガール」が手掛けるジャージを支給するとしています。

 一方でINAC神戸がヒュンメルとの契約を続行するように、全てのクラブがXガールのジャージを着用するわけではありません。

 例えばベレーザはアスレタが提供先ですし、レッズ・レディースもナイキが支援するに違いありません。

 そして神戸はデザイナーの「コシノ・ヒロコ氏」が手掛ける新ジャージを公表しました。

 画像は専門サイト「ユニ11」で確認できますが、なるほど日本を代表するデザイナーが手掛けただけあり、その発想は斬新という言葉が陳腐に思えるほど斬新、そして自由な発想と色彩で彩られています。

 INAC神戸とすれば、澤、大野、近賀など代表クラスを擁してリーグ優勝が当たり前だった、2010年代前半の強さが近年は見られなくなりつつあります。

 また、ベレーザにしても長谷川唯のACミラン移籍を軸に、主力選手たちが彼女同様、海外に活躍の場をもとめてもふしぎではありません。

 阪口夢穂も大宮に移籍しますし、案外WEリーグ初年度は戦力が拮抗する形でリーグ戦が進むのではないでしょうか。

 その中でヒロコ・コシノが手掛けたデザインには

 「初年度優勝するのは私たちだ」
 「そしてかつてのような黄金時代を、今期から生み出すのだ」

 という、クラブ、選手、デザイナーが一体となった、強い迫力と気持ちが見えてきますよ。

 Xガールのデザインはまだ明らかになっていませんが、7クラブもあれば案外「テンプレート」を主体にする可能性もあるでしょう。

 ただ独創的なデザインで、僕たちを驚かせる可能性もありますね。
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チャンピオンズ・リーグの勝利ボーナスを考えて

2021-05-09 21:12:00 | 日記
 陰陽、イン&ヤン、天国と地獄。

 物事の表裏一体を示す表現はいくつかありますが、サッカーにおける流れを痛切に感じているのはトーマス・トッヘルではないでしょうか。

 今季前半はパリ・サンジェルマンを途中解任
 今季後半はチャンピオンズ・リーグの決勝を戦う。

 これを考慮すれば、トッヘルからスパーズを退いてフリーだったマウリシオ・ポテッチェーノへの交代が、見込違いだったということになえり、パリの幹部、例えばレオナルドも窮屈な気持ちでしょうね。

 ただ、このチャンピオンズ・リーグにしても、選手と指揮官からは

 もう休める時間がない
 出場クラブを32から36に増加する理由がわからない

 と悲鳴が挙がっています。

 2020年王者、バイエルン・ミュンヘンは優勝までを全勝で全日程を終え、賞金を満額の170億円得たと聞きました。

 コロナウイルスでのリスボンでのセントラル開催
 したがって日程の大幅な変更

 のなかで、選手たちは奮闘しました。

 ただ、レアルやユヴェントスが基軸となり、誕生「しかけた」欧州スーパーリーグは、チャンピオンズ・リーグだけでも、分配収入がUEFAに偏りすぎていると感じているようです。

 昨今のハイパーインフレは本当に異常で、このチャンピンズ・リーグの勝利ボーナスをバイエルンがメッシに全額費やしたとしても、バルセロナが設定する解除金には到底足りません。

 バイエルンはフランス代表のバンジャミン・パバールを、ワールドカップ2018で優勝する前に、所属先にシュットガルトと契約をまとめている手際の良さでしたが、本当にお金はいくらあっても足りません。

 つまり、有力クラブは「搾取されている」ように感じてるのでしょうね。

 この分配方法を幾分クラブよりにすると、不満はある程度解消されるかもしれませんが、UEFAから提案はまず無いでしょう。

 したがってスーパーリーグ構想が完全に消えたわけではない、と僕は考えています。
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90年代から現在までのチェルシーを思って

2021-05-09 20:58:14 | 日記
 2012シーズン以来、2度目となるチャンピオンズ・リーグ優勝を狙うチェルシー。

 彼らはロマン・アブラモビッチの財力という強力な後ろ盾に保護されてきた印象を受けますが、実際は全オーナーのケン・ベイツ時代の1990年代後半から台頭してきました。

 1997年、オランダ代表としてバロンドールを受賞したルート・グリットの加入を軸に

 ロベルト・ディ・マテオ ピエルルイジ・カシラギ どちらもイタリア代表
 ジミー・ハッセルバインク ヴィンストン・ボハルデ どちらもオランダ代表
 マルセル・デサイー フランク・ルブフ どちらもフランス代表

 というように、大陸から選手を招聘し、コンチネンタル型のサッカーを目指します。

 特に有名なのが「マジック・ボックス」と讃えられたイタリア代表ジャンフランコ・ゾラの獲得で、小柄ながら卓越した技術でファンを魅了したゾラは、後にウエストハムで指揮官となります。

 グリットとジャンルカ・ビアリ。

 加入した選手がプレーイング・マネージャーとして鳴らしたこともチェルシーの特徴で、ロベルト・ディ・マテオものちに指揮官としてスタンフォード・ブリッジに帰還します。

 アーセナルやインテルが過去

 「英国人もイタリア人も見えない集団」
 「外国籍に頼りすぎ」
 
 と批判されますが、それはチェルシーも同様でした。

 英国の選手はイングランド代表のデニス・ワイズしか見かけない時も多く、フランク・ランパード、ジョー・コール、そしてジョン・テリーと代表選手が多くなったホゼ・モウリーニョの時代。

 これはリーグ優勝も含めてある意味、特筆すべき点だったように思えます。

 そう、これだけの選手を抱え強化を果たしても、FAカップ、カップ・ウイナーズ・カップを獲得できましたが、アーセナルとユナイテッドの前にリーグ優勝はできずにいました。
 
 そのチェルシーを変えたのが「スペシャル・ワン」で、だからこそモウリーニョの登場は、チェルシーが本当の意味で表舞台に立ったことを意味したのです。
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