塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アディダスが手掛けた日本サッカー協会100周年モデルを調べて

2021-05-31 21:22:13 | 日記
 アディダス・ジャパンが企画した、日本サッカー協会誕生100周年記念ジャージは、単なる復刻ではないのですね。

 今改めて大手通販サイト「フットボール・パーク」の特集記事を閲覧しました。

 通常、この手の復刻ジャージは当時を再現するために、コットンやウールに代表される天然素材を使用すると考えますよね。

 黎明期の選手たちは本革の、雨や雪で水分を吸収すると桁外れに重くなるスパイク(ブーツ)を履き、ジャージはウール、綿という天然素材でピッチを所せましを駆け回っていました。

 現在のポリエステルやリサイクル・ポリエステルが登場するまでは、アクリルがもてはやされた時期がありましたが、いずれにしても現在の軽快な着心地はかつては考えられませんでした。

 そして今回の記念ジャージは、プラスチック廃棄物をリサイクルして再生させた「パーレイ・オーシャン・パシフィック」を採用しています。

 日本は世界でも珍しく、国土全体を海に覆われており、この地理的条件も含めてアディダス・ジャパンの提案になったのでしょうね。

 また、襟が立ち襟というクラシックな形であり、胸に刻まれた日の丸も凛々しく、限定パッケージでの販売という点もうなずけます。

 ただ、アディダスにしても、日本代表はお得意様ですが胡坐をかくわけにはいきません。

 何せアディダスは両想いの関係だったフランスを、ナイキに奪われていますし、そのナイキはアディダス最高の相棒であるドイツ代表にさえ契約を迫った過去があります。

 東アジアでは日本がアディダス、中国と韓国がナイキと契約しています。

 西アジアではイランがヤコやウールシュポルトと、アディダスではないドイツ企業と縁がありますが、サウジアラビア、そしてオーストラリアはナイキと契約中です。

 つまり、ナイキの虎視眈々とアディダスの牙城を崩そうとしており、今回の100周年モデルはアディダスと日本の親密性を感じさせる、という理由もある気がします。
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コロナ・ウイルスのワクチン接種について

2021-05-31 21:01:10 | 日記
 ファイザーやアストラゼネカなど、欧米各国からコロナ・ウイルス対応ワクチンが続々と輸入されています。

 大規模会場だけでなく、開業医の方も率先してワクチンを取り寄せて接種しているといいますし、今日僕の住む千曲市では

 「循環バスによる接種と見守り」

 が行われたと聞きました。

 1台のバスで接種したあと、横づけされたもう1台のバスに移動し、接種後の経過を見るという取り組みのようで、確かにこの形ならば運転免許を持たないご年配には有難い措置だと感じました。

 ただ、ワクチンを宗教的価値観や個人の倫理観で受けないという方もいます。

 確かに無理もないでしょうね。

 日本に限って言えば、日本国というお国の政策に振り回され、人生をやり直したいと考える方がいます。

 1・薬害エイズ問題
 2・アスベスト問題
 3・ハンセン病隔離問題

 これらは明らかに政府、関連企業の対応に問題があり、これだけ早急に用意されたコロナ・ウイルスワクチンを接種し、何かしらの影響が後年まで続くと考える人間がいても不思議ではありません。

 その場合は、冒頭の企業たちが賠償金請求を受けるのでしょうか。

 彼らは自国、世界各国にワクチンを届けて言いますから、副作用が後々尾を引くとは考えていないと思いますがね。

 日本代表が6月4試合を行いますが、これらは無観客で行われます。

 日本は既にワールドカップ2次予選を勝ち抜き、2023年中国開催のアジアカップの出場権を得ています。

 来月11日に対戦するセルビア代表は、日本が久々に戦う欧州国であり、これまでの強化方針が適切だったのかを見極める、意義ある試合になるはずです。

 ただ五輪では、コロナに感染した際や「自己責任」という、これまでに考えれなかった文面がプレイブックに掲載されるなど、すでに尋常ではない形です。

 東京五輪は不運にも、後に続く2022年北京冬季五輪、カタール・ワールドカップ運営の恰好のサンプルになっているといえます。

 東京の判断が参考事例として用いられるとすれば、それは長所としてのお手本になると良いのですが。
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エリクセンに代表される移籍先の選択ミス

2021-05-31 20:47:49 | 日記
 デンマーク代表のエリクセンは、インテルでアントニオ・コンテの戦術と相性が悪く、スクデット獲得の中でも忸怩たる思いだったと思います。

 彼はアヤックス・アムステルダムで台頭し、次の選んだクラブはプレミア・リーグのスパーズでした。

 オランダでもイングランドでも、指揮官はエリクセンを重用しましたし、それはデンマーク代表でも同様です。

 簡単に言えばエリクセンと代理人は

 単純に移籍先を間違えた
 今夏、アントニオ・コンテがインテルを離れるため、残留か移籍かはよく検討する必要がある
 もし新しい指揮官が、マイボールよりも縦へのダイナミズムを基準にするならば、インテルを出るしかない

 という形になるでしょうね。

 インテルで確かにエリクセンは躓きました。

 でもデンマーク国民はこれくらいの事で彼を無視しないでしょうし、戦術との相性がよければまた輝きは取り戻せると思います。

 ただ、コンテがエリクセンを何とかして活用しよう、孤独を感じないように気を配ろうとしたことも確かです。

 従来の3-5-2を3-4-1-2に変更した時期がありました。

 これはオフェンス・トライアングルを、エリクセンとラウタロ・マルティネス、そしてロメル・ルカクで組み、呼吸が合えば相手最終ラインに強烈な重圧を与える攻撃ができると考えたためでしょう。

 結果はうまくいきませんでしたが、その心中にはもしかしますと、インテルへの移籍はある意味で妥協であり、彼自身の希望であるレアル・マドリードへの移籍がかなわなかったこと。

 この点が、どうしても心情的に克服できなかったのかもしれません。

 インテルがこのままバック3を継続するのか定かではありません。

 ただ、イタリア人の指揮官でフリーである、アッレグリやサッリなどの戦術と現在の陣容が戦術的に合致せず、別の角度から指揮官を招聘するのではないでしょうか。
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