塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

堂々と自分の職業を言える大切さ

2021-05-07 20:48:12 | 日記
 幻冬舎から刊行されている男性誌「ゲーテ」
 
 最新号はワイン特集ですが、僕が読んでいて一番目を引いたのは「三上悠亜」の紹介文です。

 これまでマスメディアは「セクシー女優」というように「AV」という表記を用いず、ある意味ぼかすことで彼女たちが不利益にならないであろう紹介をしてきました。

 しかし、ゲーテの紹介文はしっかりと「AV女優 三上悠亜」とあり、これは彼女が撮影、作品販売を通じ自分がプロフェショナルであり、何も卑しい点がないということを自覚しているため。

 と僕は感じました。

 実際、自分が人前で(それで報酬が発生するのですが)セックスをし、作品として販売されることを、堂々と周囲に伝えている女性もいるようですし、職業に貴賤なしという形が、わずかではありますが認知されつつある気がします。

 例えばJリーグ。

 1992年のナビスコカップから選手たちは続々とプロに向けて歩み始めましたが、どれだけの選手が胸を張って

 「僕の職業がプロサッカー選手です」
 「24時間、毎日サッカーを考えています」

 と言えたでしょうか。

 ブラジル生まれのラモス瑠偉、ブラジル帰りの三浦知良、そして日本代表の10番木村和司など、心からプロ化を喜び自分の立場を認識していたのは、やはりごく少数の選手たちだったのではないでしょうか。

 そしてWEリーグ。

 彼女たちが初対面の人物を挨拶をし、職業を尋ねられた際

 「私はWEリーグのクラブ、〇〇に在籍しています」
 「プロの選手として毎日真剣にサッカーと向き合っています」

 と語ることができるといいですね。

 そのためには提示された報酬、練習環境もそうですが、スタジアムに集うファンの声、視線が不可欠です。

 コロナ・ウイルスの影響で観客動員が限定される中、それでもWEリーグの開幕が2022年に延期されず、今年発足することに関係者の強い熱意を感じるのです。
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サディオ・マネ、ニューバランスとの契約を更新する

2021-05-07 20:33:05 | 日記
 リバプールに在籍するセネガル代表サディオ・マネ。

 ニューバランスは声明文でこのセネガル代表との契約延長が成立し、引き続きエンドーサーとしての役目を担うとしています。

 ウエールズ代表アーロン・ラムジーも、再度ニューバランスと契約するのではなかろうか、との声もあがっておりニューバランスとしてはマネとの再契約は一安心といったところでしょうか。

 アンダーアーマーの顔として活躍してきたオランダ代表のメンフィス・デパイ。

 彼は現在アンダーアーマーとの契約が切れているのは、ナイキ、アディダス、再度アンダーアーマーというように自分との相性を見据えてスパイクを履き替えています。

 ミランに在籍するトルコ代表のハカン・チャルハノール。

 プーマ、アディダス、ナイキと感触を確認している模様で、彼もまた自分の感覚を研ぎ澄まして言える様子です。

 ジャージやストッキング、シンガードはともかくスパイクの合う、合わないは選手にとって死活問題ですから、細部までこだわることは当然です。

 逆に言いますと

 三浦知良 プーマ
 遠藤保仁 アンブロ
 中村俊輔 アディダス

 というように、契約を変更することなく選手生活を歩んでいる選手たちは、それだけ契約先を尊重し、信頼している形となります。

 引退した中村憲剛が「ミスター・モレリア」と名付けられたように、ミズノ・モレリアを履き続ける姿は、フロンターレのファンでなくっても知っていますよね。

 それはキングならばスフィーダ、遠藤ならばアクセレレイター、中村ならば℉50というようにスパイクが代名詞のように思い浮かびます。
 
 それだけ選手のプレイスタイルと共に、スパイクがファンの記憶に刻まれる、これは本当にブランド冥利に尽きるエピソードではないでしょうか。
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王朝を築いた存在を考えてみました

2021-05-07 20:17:44 | 日記
 サッカーやバスケットボール、野球ではしばしば「王朝」という言葉が用いられます。

 簡潔に言いますとクラブ、チームが最盛期を迎え主役を張り続けたという意味ですね。

 1998年から2000年までワールドシリーズを3連覇したニューヨーク・ヤンキース
 1990年代の6度の全米王者に輝いたシカゴ・ブルズ
 2016年から2018年までチャンピオンズ・リーグ3連覇のレアル・マドリード

 はそれらの代表例と言えます。

 クラブレベルでいえば、スコットランドではセルティックのリーグ9連覇、ユヴェントスの9連覇、リヨンの7連覇など、リーグ優勝を譲らなかった事例が挙げられます。

 驚異的なのはラトビアのクラブ、スコントリガで13連覇というとんでもない成績を得ています。

 翻ってJリーグはどうでしょうか。

 創世記のヴェルディ、2000年代前半のジュビロは本当に強かったですよね。

 特に後者がクラブ・ワールドカップでレアル・マドリードと対戦するために仕込んだ戦術「Nボックス」は、日本独特の観点から生まれた3-5-2で、もし対戦が実現していればと今でも思わせます。

 ただJ1で王朝というのは

 1・2007年から2009年の3連覇を達成した鹿島アントラーズ
 2・2010年代に3度の優勝に輝いたサンフレッチェ広島
 3・現在の川崎フロンターレ

 に集約されるように感じます。

 「2」に関して言いますと、この優勝経験が後押しとなり森保一日本代表監督が誕生しましたし、J2に降格しても戦い続けた佐藤寿人の姿は、特に印象深いですよね。

 「1」のアントラーズはマルキーニョス、内田篤人、小笠原光男と攻守に役者がそろう、本当に選手層の熱い存在でした。

 そして現在、リーグの潮流と作っている川崎フロンターレは、育成選手とレアンドロ・ダミアンに代表される外国籍選手、家長のような他のクラブから移籍した選手の融合が実に素晴らしいと言えます。

 王朝は持続しないからこそ記憶が鮮明なのでしょうが、フロンターレの時代はまだまだ続くと予想されます。
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