塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ナイキ、インテルジャージに斬新な提案

2021-05-12 22:55:46 | 日記
 インテルの2021-22ジャージのサンプル画像が出回っています。

 後ろの裾下には大手パソコン企業「レノボ」のブランドロゴが確認できますが、ピレリに代わる旨スポンサーはまだわかりません。

 それ以上に目を引くのが、ナイキがインテル伝統の青と黒の縦縞ではなく、蛇柄を採用すると思われる点です。

 インテルを象徴する動物として「大蛇」は昔から語られてきました。

 イタリアでは「ビショーネ」と呼びますが、古くからのインテルファンはエクトル・クーペル政権初年度の2001-02シーズンのホームジャージを覚えているはずです。

 イタリア代表ヴィエリ、ウルグアイ代表レコバ、ブラジル代表ロナウドなど世界各国から名手を集めたインテルは、クーペルの下で首位を快走するも最終節2-4でラツイオに敗れ、結果的に3位でリーグを終えます。

 この2002年5月5日は、インテルにとって決して忘れることのできない一日となりましたが、ホームジャージのデザインが追い打ちをかける形となります。

 ナイキは伝統の縦縞に、アクセントカラーとして黄色を胸元に施しますが、ここまではある意味「ありきたり」と言えます。

 しかしナイキの真骨頂ともいえる、デザインの秀逸さとして脇腹に大蛇を彷彿をさせる網目模様を施した点です。

 イタリアに限らず、他クラブでルーツに(架空を含む)動物が語られることは多くなく、だからこそナイキは大蛇という象徴を、ジャージにとりれたかったのでしょうね。

 ただ、その当時の「控え目」ともいえる提案とは異なり、来季のジャージは斬新なのか、それとも伝統を反故にするかという点で、多くの議論が沸き起こると考えます。

 バルサとの間には亀裂が走っている様子もありますが、インテルとの関係はナイキにとってより昵懇と言える形と言える気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森保監督、五輪オーバーエイジを語り始める

2021-05-12 20:48:35 | 日記
 森保一日本代表監督が、五輪のオーバーエイジ3選手について本格的に口を出すようになりました。

 ただ3選手を招集する際の具体的なポジション、選手名を明らかにはしておらず、監督の脳裏には複数の候補者がおり今後試してゆく形になるのでしょう。

 ただ、監督の構想も選手優先のワクチン接種という事態も含め、開催か否かの問題はまだ解決には至っていないのが現状です。

 アゼルバイジャンのネフチ・バクーで調子を上げつつあるのが本田圭祐です。

 2008年五輪を経験
 ワールドカップも2010年から3大会出場
 本番に抜群に強い個性と鮮やかなフリーキック

 彼自身が公言するように、監督もオーナーエイジのひとり、あくまで「候補」としては捉えているように見えます。

 ただ、彼の招集は難しいと思いますね。

 本田を4-2-3-1の1の真ん中、もしくは2のいずれかで起用したとします。

 センターバックから2センターハーフにボールが供給されても、本田のボールキープ、速度がさほど無いドリブルでは相手に簡単につぬされていまい、ボール・ロストの機会が増加するのではないか。

 と僕は想像します。

 森保さんは三苫や久保、田中碧などに代表される、フィジカルに長け足元の技術も正確であると同時に

 前へ進む促進力
 そのための攻守におけるスピードと、ドリブルの速さ

 と求めているように見えるんです。

 噂を考慮すれば、吉田麻也はラインを安定させ、酒井宏樹が鋭いオーバーラップからのクロスを、大迫勇也が楔、もしくは打点の高いヘディング、という攻撃は考えられるといえます。

 これはあくまで想像の産物にすぎません。

 ただ、五輪への嫌悪感がこれ以上拡大すれば、選手も本当にやりにくいでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて思うオーナーシップ

2021-05-12 20:03:07 | 日記
 僕の高校時代、週刊マガジンでは「名門!第三野球部」という高校野球漫画が連載されていました。(作者はむつ利之)

 主人公の檜あすなろは小柄で、お世辞にも器用とは言えない投手なのですが、持ち前の地味な練習で頭角を現し、最終的には地元のプロチーム、千葉マーリンズのドラフト2位で指名されます。

 ただ、千葉マーリンズのオーナーは、

 「勝つことに興味を持たない」
 「優勝でもすれば、選手に莫大な報酬が発生るする」
 「お金を渋りならば、チームを所有できるならば勝たなくてもよい」

 という、本当に吝嗇であすなろの契約金はなんと「500万円」という安さでした。

 ちなみにマーリンズの1位指名は、あすなろが高校時代、鎬を削った大型左腕の桑本であり、彼の契約金も「1千万円」という低さでしたが、実際には起こらないですよね。

 よくニューキャッスルのオーナーがクラブ経営に心血注いでいないという指摘があるように、オーナーシップはサッカーに限らずスポーツ運営には大きな影響力を持ちます。

 インテルのモラッティ
 ミランのベルルスコーニ

 に代表される、富豪のオーナーシップは時代遅れともいわれ、ユヴェントスとアニエッリの関係性は本当に希少ですが、今後は日本でも外国籍資本が加わってゆくかもしれません。

 この「第三野球部」のことを思い出したのは、長野パルセイロが現在のフロント陣と旧フロント陣の間で、いさかいが勃発したと聞いたためです。

 ファンの中には

 「クラブは昇格をそもそも希望すらしていない」
 「だから2020年を境に、多くのコーチが退団したのだ」

 と声を荒げて批判する声も登場しています。

 実際は株式総会で正式な手続きでの受理ということですが、成績以上に時代が紛糾しているように思えてならないのですが、選手やファンにはどうすることもできませんしね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慈善事業に熱心にも関わらず受ける批判とは

2021-05-12 19:53:54 | 日記
 先日、米国で大々的に行われた医療従事者を対象にしたチャリティ・コンサート。

 多くの著名人が駆けつける中、ヘンリー王子が登場してワクチン接種を行うことで、コロナウイルスを打破しましょうと聴衆に訴えました。

 ただ米国国内で評判が良かった王子ですが、英国本国ではチャリティとはいえメーガン妃ともども、スポンサーからは多額の報酬が支払われたとみなされ、散々な評判ということでした。

 ここまで評価の分かれる存在は、ある意味で珍しいですし、慈善事業を推進しても批判されてしまうのであれば、動きようもないですね。

 英国からすれば

 「身から出た錆」
 「ウイリアム王子や女王陛下と共に歩むべきだった」

 と夫妻の判断が不適格とみなしているのでしょうが。

 イングランド代表のマーカス・ラッシュフォード(ユナイテッド)、トレント・アレクサンダー・アーノルド(リバプール)など、若き精鋭たちが慈善事業に熱心と評判です。

 ただ、そこには

 「サッカー選手としては律儀だね」
 「選手の多くは高級車や高級ブランドの方が魅力的に思うはず」

 という、色眼鏡で賞賛と言う意味合いがある気がします。

 サッカーはテニス、クリケット、ラグビーという白人の資産家たちではなく、労働者階級の福利厚生として発展した歴史がある一方、最近は桁はずれの高額報酬も問題視されています。

 イングランド代表クラスや、メッシのような世界的名手、世界王者フランス代表の面々でも、往々にしてお金の使い方が批判されます。

 ポール・ポグバのように、代表とユナイテッドではどうも表情やプレイぶりが異なる、と指摘される選手もいますし、

 「サッカー選手のくせに」
 「ただボールを蹴飛ばしているだけ」

 と懐疑的な見解を防ぐには、地道な努力しかないのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする