塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

時代によって変化する最先端

2021-05-25 21:35:37 | 日記
 帝政時代のロシアは、農奴と呼ばれる最下層が大部分を占める一方で、ロマノフ王朝の皇帝たちは暗殺や後継者争いで暗躍する事例が多かったものです。

 ロシアは洗練されたフランスからすると3流国であり、そのため使節団が欧州遠征をする際、その野蛮な風貌に驚く一方で、「貂(てん)」に代表される極上の毛皮を差し出すなど、魅力的な点もあったようです。

 あたり前ですが、当時はワシントン条約などなく、動物の絶滅などみじんも感じられなかったでしょうから、できた贈り物と言えます。

 今、仮に豪勢な毛皮のコートを着用すれば、時代遅れと揶揄され、むしろ毛皮を用いたことに憤りを持つ方から、痛烈な批判を受けるに決まっています。

 時代の最先端は、必ずしも「天然素材」ではないのですね。

 アディダスが代表作、「スタンスミス」と「スーパースター」において、フェイクレザーや動物由来の素材を一切使用しないバージョンを作成しました。

 ジーンズ・ブランドである「ヌーディー・ジーンズ」も、全てオーガニック綿で製造していますし、無印郎品もそうですよね。

 サッカーシャツも基本はポリエステルですが、ペットボトルを再利用することは当然になりましたし、アディダスはいち早く海洋ペットボトルを再利用していますしね。

 いきなりサステイナブル、と指摘されても意欲は湧きませんが、もしサッカーが好きならばサッカーを軸に考えてゆくとよいと感じます。

 サッカー選手も高給取りになると、一般大衆が購入できない車を選びます。

 ロナウドがトリノから車を移動しているのは、ユヴェントスを退団して引っ越しをするからだと指摘されているのは、それd変え彼が車の運転を好むという意味です。

 もしその車が、トヨタのミライ(欧州に水素補給ができる環境ならばですが)や、テスラなど最先端の電気自動車であるならば。

 改めてロナウドの生活スタイルが注目されるのでしょうね。
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頼み事は相手の時間を奪う事柄でしょうか。

2021-05-25 17:28:23 | 日記
 若い方になればなるほど、喫緊の用事でも電話でなくメール、もしくはラインで通達する比率が高いといいます。

 40代、50代からすれば緊急事態の場合こそ、電話にしてくれと思うようですが、若い方は若い方で、

 「電話は相手の時間を奪う、もしくは無関係の事に巻き込むから使いたくない」
 「だからメールにする」

 という気遣いの賜物なんですね。

 まわ若い方は勤務先の電話を取りたくないといいますが、わかりますよね。

 相手もわからない、用件もわからない、自分が犯した失敗でもないのに代理で謝罪し、そのミスを起こした人間に伝えても、謝罪の言葉もなければ助けてくれてありがとう、の言葉もない。

 これでは電話に出たくなくなるのは当然ですよ。

 僕も基本、人に頼み事をするのもされるのも好みませんし、他人様に電話することもされることも嫌いです。

 ただ、店舗、つまり僕が修繕や注文をお願いし、来店可能ですという電話は例外ですが、人に頼み事をするのは他人様の時間を無駄にする、奪ってしまうという観点でいえば、若い方に同調します。

 サッカークラブは規模が大きければ大きいほど、広報の方にひっきりなしに取材申請が舞い込みます。

 例えばレッドダイヤモンズは

 1・リカルド・ロドリゲス新監督の戦術が浸透しつつある
 2・デンマーク人のFW,ユンカーの調子がすこぶる良い
 3・デンマーク・リーグのミッテランから、デンマーク人DFを獲得するらしい

 など、マスメディアが気になる話題が多いですね。

 このような際、現在はリモートという形で取材陣はクラブハウスではなく、編集部からインタビューを試みるのでしょうが、取材申請や取材後の対応は、お互い気持ち良い形であってほしいと思います。

 ちなみに僕が頼み事を基本しないのは、僕の頼み事を聞いて共に考えてくれる存在などいない、と解釈していることもありますが。
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自分で自分を鼓舞すること

2021-05-25 12:29:47 | 日記
 僕は小心者なので、勤務が始まる前に自分の右腕で心臓を何度もたたきながら

 「今日も大丈夫」
 「何も悪いことは起こらない」

 と唱えます。

 これはエクトル・クーペルがインテル時代、私は君たちを信頼しているよ、という証を込めて、ピッチに送り出す前に選手の胸を叩いた、というエピソードを参考にしています。

 僕は頼れる人物がいないので、自分で自分を鼓舞し、励ますしか方法がないのですね。

 クーペルはイタリアよりもベティス、マヨルカにバレンシアと、スペインでの指揮が長いのですが、スペイン時代もインテルと同様に選手の胸を叩いて送り出した、かどうかはわかりません。

 これはクーペルにとっての「ゲン担ぎ」の意味合いもあったように感じます。

 リバプールの選手たちが、ピッチに登場する際(ホームの場合です)、階段の上に掲げられた文面

 「ティス・イズ・アンフィールド」

 に触れてから登場することと、同じ心理状態ではないでしょうか。

 そしてコップたちが高らかに歌い上げる「君は決してひとりじゃない」を聞きながら、選手たちのやる気が全身にみなぎる、というわけです。

 ナンバーのリバプール特集でもありました
 
 「君は決して一人でプレスをかけているわけではない」

 という一文には笑ってしまいましたが、Gプレスが基本であるユルゲン・クロップからすれば、最高の言葉でしょうね。

 ただ、僕はいつもひとりぼっちなので「君は決してひとりじゃない」には反論しますが。

 小学校の卒業文集、僕のつけた題名は

 「本は僕の友達だ」

ですから、当時から仲良しこよしの間柄が一人もいなかった、と思うと45歳で未婚の現状は、すでに12歳から予期されていたのだと、自分の事ながら幾分気持ち悪いですね。
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モウリーニョに見られる指揮官の評価

2021-05-25 12:12:35 | 日記
 イングランドでは指揮官をマネージャーと呼びますが、あだ名なのでしょうか選手たちは「ガッファー」と呼びます。

 イタリアではミスターのイタリア語「ミステル」と呼びますが、日本語同様イタリア語にも目上の方と友人とでは、言葉使いがことなるので、くだけた言い方は用いません。

 さて、そのイタリア、イングランドで優勝経験を持つホゼ・モウリーニョ。

 今夏からはローマの指揮官となりますが、モウリーニョほど浮き沈みが激しい指揮官も、そうはいないように思えます。

 ワールド・サッカーダイジェスト2015年6月4日号の88、89ページではチェルシーをリーグ優勝に導いた功績が絶賛されています。

 「第2次政権の2年目で、非の打ちどころのないマネージメントを見せたモウリーニョ(中略)
 「退屈なスタイルと揶揄されながらも、他の追随を許さなかった西ロンドンの雄」
 「名将モウリーニョの下、ピッチ内外で違いを見せつけた」

 彼は以後、ユナイテッド初年度の2016-17シーズンにおいて、コミュニティ・シールド、リーグカップ、そしてヨーロッパ・リーグで優勝します。

 思えばリーグ優勝はわずか6年前、ヨーロッパリーグの優勝は4年前と記憶に新しいにも関わらず、モウリーニョはユナイテッドもスパーズも追われてしまいました。

 ちなみに彼が無冠で解雇されるのは、スパーズが初めてといいます。

 それだけ彼が優勝経験を豊富に持つ人物であることに間違いはありません。

 監督の評価はそれだけ「水物」ということでしょうか。

 指摘される事柄に

 「モウリーニョは戦術を今日的に発展させていない」
 「彼の方針は一昔前の事柄」

 というものがあります。

 僕は多くの優勝トロフィーが、モウリーニョの信念を凝固させて学びの場を遠ざけているとは思いません。

 彼が聡明であることは、その優勝回数が示しており単純に基本方針は変える必要なないと考えていると予想します。

 ただ、ローマは喧噪の街であり、マスメディアもインテル時代よりも激しいでしょうから、当時の質疑応答(副監督のジュゼッペ・バレージが会見に参加)では、すぐに批判が巻き起こるのでしょうが。
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プレミアリーグの劇的な日程を考える

2021-05-25 11:58:31 | 日記
 Jリーグ最大の議論であるリーグの秋開幕。

 現状の2月下旬開幕は欧州リーグと日程が大きく食い違うこと、そして代表選手の疲労軽減がままならない、野球を含む他の競技と時期をずらせば観客が足を運びやすい、など様々なお題が浮上します。

 では選手の疲労を考慮した際、プレミアリーグ関係者は何を思うのでしょうか。

 ラヒーム・スターリングに代表されるイングランド代表選手は

 1・基本となるプレミア・リーグを戦う
 2・その間にFAカップとガラバオ・カップがある
 3・加えてチャンピオンズ・リーグとネーションズ・リーグ、ワールドカップ予選に代表される代表招集

 FAカップとガラバオカップは、先発を外れ休養にあてることもあるでしょうが、少なくともプレミアリーグの代表選手たちの多くは、5つのコンペティションを戦う必要があります。

 日本企業でいえば

 「ブラック企業で早期退職が相次ぐ」
 「下手をすれば自殺者さえ発生する」

 くらいの日程ですよね。

 よく試合中に心臓発作や心筋梗塞を起こす選手が増加傾向にあると指摘されます。

 イングランドは伝統的にファンも選手も空中戦に活路を見出すことに興奮しますが、近年は医学的見地からヘディングと脳震盪に関する研究が進んでいます。

 それよりも、日常的に練習、試合に拘束される選手たちの疲労、心理的負担を軽減する方が有意義ではないでしょうか。

 顧みられないのは、下位クラブはチャンピオンズ・リーグとヨーロッパリーグに参戦しない、そしてガラバオカップとFAカップで上位進出しないとみられているためでしょうか。

 確かにプレミア・ビッグ6に在籍する選手たちは、能力も報酬もけた違いですが、リーグが根本的に手を打てば、世界的見地から各国リーグが選手へのおもんぱかりを考慮するようになる。

 と考えています。

 選手の訃報を聞くことは、もうやめにしましょうよ。
 
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