塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

五輪サッカー注目の理由は何でしょうか

2021-05-21 23:04:42 | 日記
 スペイン代表 セルヒオ・ラモス
 ブラジル代表 マルキーニョス ネイマール

 彼らA代表で主軸である選手たちが、東京五輪に出場したいと漏らしているそうですね。

 通常五輪サッカーと言いますと

 管轄がIOCであるため、ワールドカップとは異なりクラブに協力義務が発生しない
 欧州各国は五輪よりも欧州選手権を優先する
 五輪の金メダルは、ワールドカップ・トロフィーとは比肩しない

 というように、サッカーにおいては最高の舞台ではありません。

 ではどうして五輪サッカーがにわかに注目を集めているのか、僕なりに考えてみました。

 まず、実績ある選手たちからすれば、自分の歩んできた過去の道のり、成功も手痛い敗北も下の世代に伝達できる、という点があるのではないでしょうか。

 それはワールドカップでも可能でしょうが、基本は同世代と年長者で構成されるでしょうから、時に意見することが憚られるころもあるでしょう。

 ただ、オーバーエイジで参加するには、率先して会話を持つ必要性が生じますからね。

 もう一つは、FIFAがアンダー23ワールドカップを設置していないためでしょうか。

 アンダー17ワールドカップとアンダー20ワールドカップは、過去五輪が担っていた若手有望株の登竜門として認知されていますが、必ず字も年齢が若いことがプラスになるわけではありません。

 しかし、23歳にもなればサッカーに限らず、物事の分別がつきますし、海外移籍をより現実と考える選手は多いはずです。

 また、五輪で優勝すればアンダー17,アンダー20の世界王者を逃していた場合の「汚名返上」という意味合いもあるのではないでしょうか。

 欧州選手権出場国は26名の選手を続々と発表しています。

 しかし、五輪は従来は18名とコロナに関する選手招集はUEFAのような臨機応変さがあってもよかったようにも感じます。
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シティに見られる環境の変化

2021-05-21 19:51:29 | 日記
 ワールド・サッカーダイジェスト恒例企画「今シーズンのベストプレイヤー・&・ワーストプレイヤー」が選出されました。

 シティファンとすれば、MVPにベルギー代表のブルイネが選出されたことを感慨深く思っているでしょう。

 彼は移籍する前のウオルクスブルクでも良い選手でしたし、DFBポカールでも優勝しています。

 ただシティに移籍し、グアルディオラの薫陶を得ると、ただの良い選手から「真の」良い選手へと変貌しました。

 名門中の名門、バルサとレアルにはこの土壌、イタリア語でいうならばカンピオーネがフオリクラッセへ成長できる環境が整っていますよね。

 たとえばジダンがそうで彼が名声を確立したのはユヴェントス時代ですが、凄みを増したのはレアルに移籍してからでした。

 つまりシティにも、このスペインの2大クラブと同じ素養が、備わりつつあるのではないでしょうか。

 グアルディオラはシティのスポンサーであるプーマと個人契約していますし、マンチェスターの環境にも満足しているうえ、フロント陣は旧知の間柄ときていますから、離れる理由がまるで見当たりません。

 チャンピオンズ・リーグで優勝すれば、猶のこと指揮官と選手、クラブと地元の結びつきが強固になるのは間違いありません。

 また日本人では

 久保建英 リーガで期待外れ
 長谷部誠 ブンデスリーガで最優秀ベテラン選手

 という形でノミネートされましたね。

 久保の場合は代理人の思惑違い、とかばう声もあり本領発揮は2021-22シーズンに持ち越しでしょうか。

 ただジダンがレアルの監督を降りる、ということもあり来季はレンタル継続なのか、復帰なのかはまだ不透明と感じます。

 長谷部に関しては「さすがです」の一言です。
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五輪代表のオーバーエイジが判明

2021-05-21 19:42:56 | 日記
 五輪代表のオーバーエイジ3選手が昨日、遂に公となりました。

 森保監督の心中としては

 1・初戦の入り方を熟知していること
 2・短期決戦ということで、守備の安定性と攻撃に移る際の起点

 この2点を考慮した末の決断ではないでしょうか。

 遠藤航 2016年リオ五輪出場
 吉田麻也 2012年ロンドン五輪出場
 酒井宏樹 2012年ロンドン五輪出場

 というように、18名と選手層と緊密な日程に関して体験済みであり、戦い方を後輩たちに伝えることができる点で、森保監督も彼らの言動に期待していると思います。

 この2つの五輪、初戦の結果と入り方は実に対照的でした。

 ロンドンの際は関塚監督が、

 1・FW永井謙佑の脚力を最大限に活用する
 2・そのため、ムニアインやファン・マタと実力者で構成される、スペインの中盤を考慮してラインはさほど上げない

 という形で見事1-0で勝利を収めました。

 当時やべっとFCにおいて、辛口で知られるセルジオ越後がこの結果に「70点」をつけたように、スペインが日本を軽くて見ていたこともあるでしょうが、鮮やかでしたね。

 ただリオ五輪のように、前半から地に足がついていない、まさに「ふわっ」とした入り方をした結果、打ち合いとなり4-5というスコアを経験しているのが遠藤です。

 ブンデスリーガでもフィジカル・コンタクトの強さ、その戦術眼は非常に高く評価されており、日本五輪代表の根幹となるに違いありません。

 布陣は4-2-3-1であり、その中の3つのポジションは既に埋まっています。

 またGKを2選手選ぶはずですから、フィールド・プレイヤーは13名、海外リーグ、J1問わず改めて本番直前まで試行錯誤という選手間の競争が続きます。
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