塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

FC徳島に見られる独自路線

2022-03-21 21:45:48 | 日記
 アーセナルが来季着用するかもしれないアディダス製ジャージの画像が公開されています。

 襟がつくクラシックな形になるようで、富安建洋が在籍していますから日本からの注文数も増えるかもしれませんね。

 またサントスはアンブロ製の2022-23シーズンモデルを公開しましたが、デザインはベンフィカ・リスボンに勝利し(当時のインターコンチネンタル・カップ)世界王者に輝いた60年目、節目の形を再現しているんですね。

 これらは専門サイト「ユニ11」から参照しましたが、より興味深いのは同じユニ11で紹介されているFC徳島のジャージです。

 FC徳島は記事によれば

 「四国サッカーリーグのクラブ」
 「供給先はパサディナ」
 「かつて横浜F・マリノス等に在籍した狩野健太がデザインするブランド」

 とあり、明らかに他のクラブとの違いを見せています。

 ジュビロ磐田の大津祐樹がケレメの経営者となり、日本でも認知度を高める作業を始めていますし、サッカー・ジャンキーのようにサッカーを題材にしたブランド、そしてヤンガーやヤスダに代表される、老舗が復活した例もあります。

 しかし、J1経験者ファッション・ブランドを生み出し、手掛けたデザインをアマチュアとはいえクラブに提供する、というこの事例は非常に興味深いと思います。

 ナポリがエンポリオ・アルマーニと共同開発という事例はありますし、各国代表の公式スーツも仕立屋やデザイナーが監修の下で提供されています。

 しかし、今後はこのデザイナーの力がよりサッカー・ジャージにも影響が色濃くなるかもしれませんし、実際アディダスはレアル・マドリードのフォース(4着目)ジャージに、ヨウジ・ヤマモトを採用しましたからね。
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ヴァスコ・ダ・ガマ、カッパと20年ぶりに契約を締結

2022-03-21 21:27:30 | 日記
 ブラジルの老舗ヴァスコ・ダ・ガマ。

 彼らは先日、2022,23シーズン着用のアウエイ・ジャージを公表しましたが、契約するカッパとは20季ぶりの契約であると「QOLY」が説明しています。

 20年前といえば韓日ワールドカップの記憶が新しく、ブラジル国内では現在最後となる5度目の優勝が印象深いと言えます。

 ヴァスコ・ダ・ガマのファンはセレソンの優勝以上に

 1998年コパ・リベルタドーレスで優勝
 しかしコパ・トヨタでは、欧州王者のレアル・マドリードに敗れる
 当時の主役は2006年ブラジル代表のジュニーニョ・ペルガンプナーノ

 という方が思い出深いかもしれませんね。

 ジュニーニョはのちに、オランピック・リヨネのリーグ1「7連覇」に大きく貢献しますが、実はこの2007シーズンから女子版「リヨネ」は、何とリーグ14連覇を達成し、女子版チャンピオンズ・リーグでも強豪の地位を決定的にしています。

 女子もこのブラジル代表が奏でる、鮮やかで美しいフリーキックをまねたのではないでしょうか。

 つまり、カッパの20季ぶりの契約をさかのぼると様々な思い出が蘇りますよ。

 以前、ヴァスコ・ダ・ガマは同じくイタリアのディアドラと契約するなど、どこかイタリア企業と縁が深い印象があります。

 ブラジルでもトッパーやアスレタ、ペナルティという自国企業ではなく、やはりナイキ(コリンチャンス)フラメンゴ(アディダス)というように、外資の勢力が強いといえますが、かつてはインテルナシオナルがリーボック(2006年)という時期もありました。

 ヴァスコも宿敵フラメンゴも財政状況は芳しくありませんが、それでも後者がコパ・リベルタドーレスで好成績を得ているように、やはり「意地」は健在ですね。
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ロナウドに守備の要請は意味あるだろうか

2022-03-21 21:10:00 | 日記
 ユナイテッド首脳陣は、半年契約で迎え2022-23年からはテクニカル・ディレクターとしてフロント入りするラルフ・ラングニックの招へいを、間違いだったと感じていると言います。

 ラングニックに限らず、プレッシングやセンターフォワードのファースト・プレスは、どのクラブや代表でも行っていますが、マンチェスター・ユナイテッドではそうもいきません。

 僕がユナイテッドの指揮官でも、バロンドール受賞5度、その5度をすべて自分の得点で賄ってきたロナウドに

 「君も守備参加をしてほしい」
 「ロナウドのプレスが最終ラインの負担を軽減させられる」

 とは説けませんよ。

 ゴールを奪う事、鮮やかなフリーキックを見せること、それらはすべてロナウドが残してきた足跡であり、食事と睡眠、服装から言動まですべてを「勝利」に結び付けてきた彼に、守備をしろ、というのはロナウドからすればお門違いになります。

 彼の故郷ポルトガルは

 「甘口のポートワイン」

 で知られていますが、ロナウドは地元の名産品とはいえ、接種するとは思えませんし、それだけ地道に体力と体調を維持しているわけです。

 僕は現在水以外では、無糖紅茶と無糖コーヒーと豆乳しか口にしませんし(夏場は麦茶を飲みますけど)、意外にコカ・コーラやファンタにスプライト、スポーツ飲料を手放すことは簡単ですよ。

 ポテトチップスも長く食べてませんが、かつては勤務終わりに夕食までの「つなぎ」として食べていましたが、今は関心がなくなりました。

 というように、素人の僕でもロナウドの食生活に感化されるわけですから、ポルトガル代表の同僚たちも、まだまだ彼に学ぶことは多いと考えているはずです。

 ラングニックはもしかしますと、かつてのシャルケ04やホッヘンハイムのような、中規模クラブの方が水に合うのかもしれませんし、少なくともプレスを念頭に置く彼に、ロナウドはある種のぜいたく品ではないかと最近感じ始めています。
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