塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アブラモビッチ、チェルシーを売却か

2022-03-02 20:41:46 | 日記
 チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ。

 前任者であるケン・ベイツに支払った金額はわずか1ポンドと言われていますが、それはあくまで買取値であり、様々な諸経費は含まれていません。

 アブラモビッチは監督解任を頻繁に行う事でも知られていますが

 2012年と2021年、UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝
 2004年、2005年、2015年、2017年にリーグ優勝
 とくにホゼ・モウリーニョの名声は、2004年と05年の2季連続で内外に知れ渡る

 という結果をもたらしています。

 これれは優勝回数の一部であり、FAカップやリーグカップ、UEFAヨーロッパ・リーグも含めればもっと多いわけです。

 そのモウリーニョはスイス人の資産家に、借金の3000億円というマイナス面も含めてチェルシーを譲渡すると囁かれています。

 昨年のUEFAチャンピオンズ・リーグ
 今年2月のFIFAクラブ・ワールドカップ

 成績だけを考慮すれば指揮官のトーマス・トッヘルを含めて選手たちの頑張りは素晴らしいと言えますし、アブラモビッチもチェルシーを手放そうとは全く考えていなかったに違いありません。

 ただただ、プーチン大統領に非常に近い、そしてウクライナへの軍事介入という流れが、アブラモビッチにも及んだとみるべきでしょうか。

 その一方でチェルシー買収時から、彼には不明瞭な点が多く、特にどのようにしてこれだけの資産を得るまでに至ったのか、という点が議論されてきました。

 あの旧ソビエト連邦が解体する中での「どさくさ」に紛れて、阿漕な商売に手を染めたのか、それともアブラモビッチ自身に商売の才覚があったのか、それらはまだ定かになっていないと思います。

 チェルシーは現在ナイキと契約していますが、世界一のクラブを支援することは名誉ではありますが、世論を考えると躊躇してしまいますかね。
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ロシアの選手たちは既に孤立ぎみでしょうか

2022-03-02 19:33:33 | 日記
 ロシア代表がソビエト連邦、そしてペレストロイカ直後に名乗った「独立国家共同体」の時代でも、スポンサーは常にアディダスでした。

 米国ワールドカップの際はリーボックを着用しましたが、基本アディダスとの懇意は今でも続いています。

 しかしドイツはこのウクライナ侵攻を軸に、ロシアとの関係を見直すとされており、アディダスもロシア代表にジャージを提供することは今後無いかもしれません。

 それは代表だけでなく、クラブも同様といえそうですしね。

 アディダスが駄目ならば、プーマもウールシュポルトもヤコも同様でしょうし、ナイキという米国企業もバイデン大統領の演説を聴けば、手を差し伸べることはできないと思います。

 ならばマクロンのような、中小国に無償でジャージを提供しているブランドはどうかと思いますが、世論の反発にあえば頓挫するかもしれませんし、ディアドラやロットに代表される欧州ブランド。アイックスやミズノ、アンブロのような日本や英国のブランドも同様ではないでしょうか。

 ロシアの場合、サッカーや陸上を含む競技に関して、自国のブランドがあるとは聞いたことありませんよね。

 それはオートバイや車もそうですし、もしかしますとロシアは旧ソ連の時代からこれらを

 ルーマニアやブルガリアやチェコなど、衛星国から調達
 ロシアの時代では西欧やアジアとも取引

 という形で賄っていたのでしょうか。

 仮に選手がプーチン大統領の声明を支持したとしても、あくまで賛同しているだけで彼が兵士として対峙したわけではありません。

 ですから選手の用具に関して供給が滞ることがなければよいと思います。

 勿論、キエフで食料が不足気味とという点も承知していますし、迅速な台頭が必要ですよね。
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ロシア代表が窮地に追い込まれています

2022-03-02 19:23:22 | 日記
 ロシア代表監督のヴァレリー・カルピン。

 代表選手の選考、トレーニング内容から采配まで代表監督としての振舞以前に、ワールドカップ・プレイオフ対戦国が対戦を拒否するという形に見舞わています、

 ロシア代表と対戦する3カ国、チェコ代表とポーランド代表、そしてスウエーデン代表は選手も協会も、ロシア代表の対戦拒否で固まっており、このままですとプレイオフそのものがとん挫してしまいます。

 ここで問題なのは

 1・ロシアの選手たち(サッカー以外も含む)が、政治的判断をしたわけではないので、ボイコットは不条理である
 2.つまりプーチン大統領など、ロシア政府の要人たちだけが避難されるべきである
 3.それとも帰化を含む、ロシア国籍を持つ人間たちは同じように批判されるべきなのか
 4.しかし、ロシアの方全てが政府の判断を尊重はしていない

 というように、温度差が確実に存在するためです。

 1994年米国ワールドカップでも、ロシア代表は代表監督のサツイリンと、イゴール・シャリモフに代表される中軸が、金銭面で揉めてしまい本来招集できるはずの選手たちが、ワールドカップ出場を辞退してしまいます。

 この時はロシア国内の「内輪もめ」でしたが、今回のウクライナへの進軍は大きな出来事であり、専門家によってはある意味での第3次世界大戦と言い切る方もいます。

 ヴァレリー・カルピンはセルタでプレイし、西欧とロシア国内の実情、その変化をここ20年身をもって経験しています。

 ポルトガル代表のダニー
 イタリア代表のドメニコ・クリーシト

 がゼニト・サンクトペテルブルクに在籍したように、西欧の選手もロシアでプレイした時期がありますよね。
 
 ですから世論の形成は集中的ではなく様々あると思いますが、だからこそすべてのロシア人が悪者になるのはいかがなものか、と僕個人は感じています。
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