塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

満足のいく選手選考は無いわけですが

2022-11-01 19:08:39 | 日記

 スポーツナビのような専門媒体を閲覧しますと、森保一日本代表監督は首脳陣たちと最後まで大迫勇也の招集をどうすべきか考え続けた様子です。

 

 2006年日本代表監督ジーコは最後の23名で「マキ」と伝え、詰めかけた報道陣から「おおっ」というどよめきが起きました。

 

 一方でジーコも巻誠一郎という代表選手としての経験値と能力は、久保竜彦にかなわないが健康体である、一方の久保は体調さえ万全で故障の心配さえなければ、という葛藤の中で巻を選んだのは、仮に久保を選択した際、むしろ22選手で戦うようなもの、と考えたためでしょうね。

 

 ただ実際、背番号10の中村俊輔も発熱で体調は最悪であり、初戦のオーストラリアの3-4-3とかみ合わせの悪い3-4-1-2では、最終ラインを上げる力さえ終盤残っていなかったわけですが。

 

 ですからフィリップ・トルシエが語った

 

 中村を外す決断は簡単だった

 秋田と中山はまとめ役として選出を決めた

 

 という発言は、むしろ(今思うと)代表監督として葛藤、思考、悩みなどにはつながらなかったのかと思うと、愕然としますよね。

 

 もちろん2002年のイタリア代表のように、ロベルト・バッジョを招集するかどうかで世論が分かれた際、すべての責任を背負い代表を構成する代表監督も、常にその質問が送られいら立ちを感じることもあるでしょう。

 

 ただどの国でも

 

 ファンが完全に希望する人選は存在しない

 だからこそ選出された選手には、重圧も責任も喜びも与えられる

 一方で敗れた瞬間、容赦のない罵声が飛ぶ

 

 ことになるわけです。

 

 人権侵害のような大きな批判はともかく、日本代表はカナダ代表との対戦を経て、カタールでドイツ代表をまず迎えますね。

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大物選手が落選する際

2022-11-01 18:55:26 | 日記

 僕たちは一般的に「サプライズ」」という出来事は、新顔が招集されたことを念頭に置きます。

 

 しかし実際は主力が落選する事の方がむしろ「サプライズ」ではないでしょうか。

 

 人間である以上病気、怪我が理由で選手選考から漏れることもあり、これはファンも選手自身、家族とクラブも受け入れる下地がそろっていますが、そうでない場合は本当に大変ですうおね。

 

 特に横浜F・マリノスの場合は

 

 2002年 中村俊輔

 2006年 久保竜彦

 

 という招集されるであろう選手の落選が続き、選手だけでなくドクター、広報もおおあらわなうえ、2002年は選手の選出と落選理由を伝えるべき代表監督が日本におらず、アシスタントコーチの山本昌邦が伝える、という異例の会見で当然マスメディアからフランス人に不満が向けられました。

 

 ですから大迫勇也の招集がある、と見込んでいたヴィッセル神戸首脳陣は、落選の彼にどう声をかけてよいか、皆目見当がつかなかったのではないでしょうか。

 

 1998年、極東の島国では

 

 「落ちるのはカズ、三浦カズ、市川、北沢の3選手」

 

 という発言にファンの多くが度肝を抜かれましたが、世界規模でいえばこのニュースはさほど大きくはありませんでした。

 

 マリオ・ザガロ ブラジル代表監督 ロマーリオを招集しないことを決定

 グレン・ホドル イングランド代表監督 ポール・ガスコインを招集しないことを決定

 チェサレ・マルディーニ イタリア代表監督 ジャンフランコ・ゾラを招集しないことを決定

 

 と世界的名手の落選が相次いだためでした。

 

 これこそ本当の意味で「驚き」ではないでしょうか。

 

 2006年のフランス代表とフランク・リベリの例は、やはり参考にはならないと思いますよ。

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日本代表、大迫勇也は落選へ

2022-11-01 18:46:07 | 日記

 平日14時からの選手選考発表ということもあり、生中継を確認できた方の方が少ないと思います。

 

 僕も勤務中であり、業務を終えてスマートフォンで閲覧した際、大迫勇也の名前がないことを知り、驚きました。

 

 つまり森保一日本代表監督は最近マスメディアがよく用いる「鬼プレス」という、前田大然を軸に脚力と瞬発力がある選手を最前線に起用することで

 

 1・相手守備陣を慌てさせ、ミスを誘発させる

 2・マヌエル・ノイアーやケイラー・ナヴァスなど、一線級のGKにも果敢にプレスをかける

 3.ウイングの伊東純也、三笘薫など最前線に居続けることで相手フルバックの攻撃参加を防ぐ

 

 事を考えたのでしょう。

 

 大迫勇也のポストプレイは魅力ですが、指揮官は柔道になぞらえ「柔よく剛を制す」を導入した、ように感じます。

 

 仮にポストプレイが必要な際はセルクル・ブルージュで鹿島アントラーズよりもタフな戦いに挑んでいる上田綺世を起用し、先発するであろう前田とは異なる形で相手最終ラインを混乱させる狙いがある気がします。

 

 ただ、GKに関していえば清水エスパルスはジュビロ磐田が降格したことで、静岡県というサッカーどころの期待を背負い、何としてでもJ1にとどまらなくてはならず、権田修一はこの戦いで疲れ切ってしまうかもしれません。

 

 空中戦やボール処理でシュミット・ダニエルという選択肢も充分考えられる一方、ベンチワークの中に確実に流れを変えることのできる選手がいないように思えることも確かではないでしょうか。

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