ドイツ代表は今月10日に、代表選手26名を発表するのですね。
そこにティモ・ベルナーの名前はなく(怪我で出場不可)、ドイツ代表も1トップの構成を考えることになりそうです。
ベルナーはお世辞にも個人成績という点ではチェルシーで輝けなかったといえるでしょう。
彼自身も自分の評価がRBライプチヒ時代と比較し、相当下落したと考え、だからこそ一旦プレミア・リーグでの日々をご破算として、もう一度RBライプチヒの一員として研鑽を積む、そのことが代表にも自分にも最適な形であるに違いないと考えたのでしょうね。
結果は酷な形になりましたが。
現在のドイツ代表はFCバイエルン・ミュンヘンの主力が多い一方で、ヴェルナー同様にチェルシーに移籍し、2021年UEFAチャンピオンズ・リーグを勝ち得たカイ・ハベルツのような海外リーグ経験者もいます。
現在はバイエルンですが、レロイ・サネはマンチェスター・シティに在籍していましたが、そのバイエルンがブンデスリーガで首位を、小規模クラブであるウニオン・ベルリンに明け渡し、またフライブルクのように前半戦のブンデスリーガを活気づけたクラブもあります。
つまり2020年のUEFAチャンピオンズ・リーグの優勝や、ドイツ国内での戦いですべてを一人勝ちしてきたその反動が、ワールドカップ開催直前の現在に反映されているのでしょうか。
ドイツ代表の多くはブンデスリーガ在籍であり、その安住が案外盲点なのかもしれません。