塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パブロ・ピカソが発した言葉をサッカーに置き換えて

2022-11-08 21:44:25 | 日記

 原田マハの作品「暗幕のゲルニカ」

 

 文庫版で今読んでいるのですが、冒頭でパブロ・ピカソの言葉

 

 「芸術は飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ」

 

 が紹介されます。

 

 では「芸術」の部分をカタール・ワールドカップに伴い「サッカー」に変えてみてはどうでしょうか。

 

 例えばブラジルは日本と比較した際、どう贔屓目にみても圧倒的に治安が悪いですし、医療体制がそろっているとは言い切れません。

 

 だからこそブラジル・ワールドカップの開幕直前

 

 「ワールドカップのスタジアム建設費用を、教育や看護に使うべきだ」

 「ワールドカップはいらない」

 

 と多くの方がデモ行進をしましたよね。

 

 従ってブラジルではサッカーはどの競技よりも親しまれ、愛着を持たれていると僕たちは考えていますから

 

 「ブラジルでワールドカップの開催が拒否され、危ぶまれている」

 「ブラジルでもワールドカップのホストになることが疑問視されるのだ」

 

 と不意をつかれたわけですよ。

 

 ただ、日本の方が医療体制が治安に優れているかもしれませんが、ワールドカップの舞台ではそれらは勝利に向けての要素とはならず、過去優勝5度のブラジルがあらゆる面で有利となるわけです。

 

 そう、ブラジルに限らず優勝を狙う国は、他の31か国を蹴散らすためにサッカーをしており、自国の名誉を示す手段がサッカーとワールドカップなのですね。

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名手も失敗するという定義

2022-11-08 21:24:29 | 日記

 1996-97シーズンに発売となった「エアー・ジョーダン12」

 

 日本ではこのジョーダンは「リアル・バッシュ」と呼ばれたものです。

 

 何故ならばナイキはジョーダン12において、極薄のズームエアを採用しシューレスを丸い穴と二つの金具に通すという二つの機能を採用し、愛用するマイケル・ジョーダンがナイキに求めた

 

 「ねん挫が怖いから、足首をガチガチに固める形」

 「素足感覚で地面を感じられるような履き心地」

 

 を実現したんですよ。

 

 リアル・バッシュという表現は、ストリート、つまり街履きとして人気があるかどうか、ファッションとして最先端かどうかを無視した、ナイキが考える契約選手の意見を最高の形で表現することに重きをかけた形でして、定価16000円は早い段階で半額程度まで値崩れしたものです。

 

 僕も半額で購入し、このジョーダン12が初めて買ったジョーダン・シリーズとなりました。

 

 このエアー・ジョーダン12の販促コマーシャルは、米国の「ワンデイ・アンド・ケネディ」社が受け持つのですが、彼らはあえて逆説を狙います。

 

 ワンディ・アンド・ケネディは、マイケル・ジョーダンが放ったラストショットの失敗数を調べ上げ

 

 「私はこれまでラストショットをこれだけ失敗してきた」

 

 とジョーダンに語らせて

 

 人間は失敗してもやり直せるものなのだ

 従って失敗を怖がることは無い

 完全無欠な人間などそもそも存在すらしない

 

  ということを表現したのです。

 

 サッカーでも同様でロナウドが常にPKを成功させるわけではなく、レオ・メッシもフリーキックをふかすことがあり、グアルディオラの選手交代が常に正確ではないわけです。

 

 アーリン・ハーランドが放ったすべてのシュートが得点になるわけではなく、ケイラー・ナヴァスが常にPKを止められるわけではありません。

 

 名手も失敗をする

 名手はその失敗でダウンをしない

 

 だからこそサッカーを皆見て、勇気をもらっていると思うのですよ。

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フランクフルト、親善試合のために来日へ

2022-11-08 21:13:37 | 日記

 幾分奇妙な話ですが、フランクフルトが浦和レッドダイヤモンズと親善試合を行います。

 

 これは長谷部誠という両クラブに縁ある存在が架け橋になったのでしょうし、彼にとっても意義ある帰国だと思いますが、よく考えればブンデスリーガはワールドカップのため中断するとはいえ、れっきとした「シーズン中」の遠征になります。

 

 過去、日本た中国、北米ツアーをするクラブ、チェルシーやレアル・マドリードは当たり前ですが、開幕前に行う、つまりプレ・キャンプの一環として赴いたわけです。

 

 しかしワールドカップにおいてはじめての冬季開催、それは西アジアのカタールという熱波が懸念される国がホストになったためでしが、シーズン中断中にツアーをするというのは、なかなかの決断ではないでしょうか。

 

 欧州クラブもイングランド以外ではウインターブレイクで選手が休養できた後、スペインやポルトガル、そして西アジアという温暖な地域でプレキャンプを行い、休暇明けの身体を絞り実践に向けての調整を行います。

 

 それは後半戦への準備だけでなく、上位クラブであれば優勝争いとチャンピオンズ・リーグ出場権を得るために必須であり、勝利ボーナスが入手できるかどうかはクラブの財政に直結しますし、勝てば選手たちも多くの勝利ボーナスを得られますからね。

 

 ただ今回のフランクフルトはこのような、実戦を目論むというよりも日本市場の開拓や、クラブ交流を念頭に置いている印象が強いわけですが、欧州の有力クラブが気にかけていることは嬉しいですけどね。

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