かつて中田英寿が在籍していたパルマ。
そのパルマのスポンサーであるエレアが、クラブ創立109周年を記念した新作ジャージを公表しましたが、このジャージは彼らが最後に優勝を成し遂げた2002年のコパ・イタリア当時をほうふつとさせる。
と専門サイト「QOLY」が報じています。
そう、中田秀寿はこの年ASローマから移籍し、3-4-1-2の「1」を任されるも、財政が好転しないパルマはジャンルイジ・ブフォンとリリアン・チュラムをユヴェントスに売却する。
つまり主力の穴埋めがおろそかになったシーズンでもありました。
中田とトライアングルを組むマルコ・ディバイオ、パトリック・エムボマ、サボ・ミロシェビッチとの呼吸もさほどでなく、コパ・イタリア優勝はパルマの意地が実った形でした。
それ以上にこの年のジャージ、スポンサーはサッカーでは珍しい米国の「チャンピオン」でした。
日本では当時日本サラリー社が展開する(現在はヘインズ・ブランズジャパン)リバースウイーブに代表される、スエットシャツの代名詞でしたが、サッカーをサポートしている時期もあったのです。
ただパルマとの契約終了後、チャンピオンがバスケットボールを含めてプロをサポートする機会は減ってゆきます。
今NBAはナイキが全チームにジャージを供給していましたが、過去はチャンピオンズがその座を射止めていたものです。
エレアとすれば110年を迎える来季を盛り上げるためにも、このコパ・イタリア獲得時のデザインを復活させるべきと考えたのでしょうね。