2018年ロシア・ワールドカップに続き今大会もイタリア代表の姿はありません。
2022年をもってプーマとの現行契約が終了し、2023年からはアディダスとの新契約が始まるわけですが、指揮官ロベルト・マンチーニの両肩にかかる重圧は相当でしょうね。
さてイタリア代表だけでなく、ディアドラ、ロット、パントフォラドーロに代表されるイタリアの用具ブランドも、カタール・ワールドカップでは目立ちません。
パオロ・マルディーニはナイキというように、海外ブランドとの契約はありましたが、現在の代表はほぼ海外ブランドですよね。
フィリッポ・インザーギ ディアドラ ユヴェントス、アタランタ、ACミランに在籍
モリノ・トリチェッリ カッパ ユヴェントスに在籍
デメトリオ・アルベルティーニ ロット ACミラン、ラツイオ、アトレティコ・マドリードに在籍
ダニエレ・マッサーロ ヴァルスポルト 清水エスパルス ACミランに在籍
というように、2000年代中期までは代表選手の中には必ずイタリアブランドを履く選手がいました。
1998年のワールドかップではフィラの着用率も高く、PKを外してしまい肩を震わせたルイジ・ディ・ビアージョはフィラの愛用者でした。
ちなみに彼のPK失敗の痛みを誰よりも知りえたロベルト・バッジョは、今も昔もディアドラの代名詞ですね。
イタリア代表とイタリア・ブランドのいないワールドカップを誰よりも空虚に感じているのは、当然イタリアの方々でありだからこそマンチーニは、現実を直視しているはずです。