塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イタリアの面影が見られないワールドカップ

2022-11-22 21:50:03 | 日記

 2018年ロシア・ワールドカップに続き今大会もイタリア代表の姿はありません。

 

 2022年をもってプーマとの現行契約が終了し、2023年からはアディダスとの新契約が始まるわけですが、指揮官ロベルト・マンチーニの両肩にかかる重圧は相当でしょうね。

 

 さてイタリア代表だけでなく、ディアドラ、ロット、パントフォラドーロに代表されるイタリアの用具ブランドも、カタール・ワールドカップでは目立ちません。

パオロ・マルディーニはナイキというように、海外ブランドとの契約はありましたが、現在の代表はほぼ海外ブランドですよね。

 

 フィリッポ・インザーギ ディアドラ ユヴェントス、アタランタ、ACミランに在籍

 モリノ・トリチェッリ カッパ ユヴェントスに在籍

 デメトリオ・アルベルティーニ ロット ACミラン、ラツイオ、アトレティコ・マドリードに在籍

 ダニエレ・マッサーロ ヴァルスポルト 清水エスパルス ACミランに在籍

 

 というように、2000年代中期までは代表選手の中には必ずイタリアブランドを履く選手がいました。

 

 1998年のワールドかップではフィラの着用率も高く、PKを外してしまい肩を震わせたルイジ・ディ・ビアージョはフィラの愛用者でした。

 

 ちなみに彼のPK失敗の痛みを誰よりも知りえたロベルト・バッジョは、今も昔もディアドラの代名詞ですね。

 

 イタリア代表とイタリア・ブランドのいないワールドカップを誰よりも空虚に感じているのは、当然イタリアの方々でありだからこそマンチーニは、現実を直視しているはずです。

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フランス代表、けが人続出にどう対処するのか

2022-11-22 21:38:15 | 日記

 世界王者であるフランス代表を率いるディディエ・デシャンは、ここまで主力を故障で欠くことはさすがに予期してはいなかったと思います。

 

 サッカー好きの後輩K君は

 

 「フランス代表は前回もカリム・ベンゼマがいませんでしたよ」

 

 と言いましたが、確かにその通りですよね。

 

 ただ前回のベンゼマが招集対象から外れたのは、当時ロランピック・ドウ・マルセイユに在籍する代表の同僚、マチュー・ヴェルヴェビナをゆすったという理由のためでした。

 

 デシャンはカリム・ベンゼマの実力、体調で落としたのではなく

 

 ひとりの人間として彼は代表に適していない

 ベンゼマを招集しなくとも問題はない

 

 と判断し、実際にキリアン・エムバッペ、トマ・ルマール、リュカ・エルナンデスという代表キャプの浅い選手たちが躍動し、優勝しました。

 

 ただそこには今回も召集されているウーゴ・ロリスがブレース・マチュイディという、若い選手が躍動する下地w作ってくれた存在が頼もしいといえました。

 

 今回彼らの役目を担うであろうポール・ポグバやエヌゴロ・カンテ、そしてラファエル・ヴァランがそろって出場しないわけですから、デシャンとすれば先発を決めることに迷いがあるかもしれません。

 

 それでもオリビエ・ジルーやスティーブ・マンダンダという重鎮たちが、指揮官に代わり手綱を締めるという役目を率先して担うのではないでしょうか。

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物議の多いワールドカップが始まりました

2022-11-22 21:22:04 | 日記

 金原瑞人が翻訳の新潮文庫「名作新訳コレクション」の中に、サマセット・モームの作品があります。

 

 短編集「ジゴロとジゴレット」の冒頭を飾るのは「アンティーブの3人の太った女」であり、性別と年齢を問わず節制することの難しさ、食べたいものを思いきり食べる楽しさが伝わります。

 

 現在行われているカタール・ワールドカップにおいて、ファンはビールを我慢すべき時間帯が多く、日本代表に限らず各国代表に帯同するシェフは豚肉を調理してはいけません。

 

 預言者ムハンマドがなぜ豚肉を口にしてはならないと説いたのか、僕にはわかりません。

 

 しかし女性が被るヒジャブ、ブルカと呼ばれる布地に関しては

 

 彼女たちの美しい瞳が男性の心を惑わす

 灼熱の太陽光線から肌と髪を守るため

 

 という意見があるように、イスラム教が布教され始めたころは、現在のように女性が男性の支配下に置かれているという考えではなかったはずです。

 

 サッカー米国女子代表として多くの優勝を味わったミーガン・ラピノー。

 

 彼女はミスター・トランプが大統領だった時代に、自分が女性を愛することを隠さずに公表し、トランプ発言が米国に利益をもたらさないとわかると、自分の主義を表明したものです。

 

 イングランド代表のハリー・ケインが同性愛者にも生きる権利があるとして、腕章をまく予定でしたが結局そうではありませんでしたが、どこか欧州風の観点が強すぎるとも感じます。

 

 まだワールドカップは開催されたばかりですが、実際はどうなのでしょうか。

 

 映画キングスマンでも描かれていますが、黒人やユダヤ人(黄色人種もそうでしょうね)を侮辱し、同性愛者は生きる資格なしと糾弾する米国中西部の考えは、今でもしっかりと生きていますよ。

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