日本代表がドイツ代表に勝利したことは、何も優勝4回を誇る伝統国だからというわけではないですよ。
ここには大きな価値が隠れているためです。
理由1・0-1からの逆転勝利であること
理由2・これまで日本代表がワールドカップで勝利した欧州の国は、ロシア代表やデンマーク代表など、第2集団である
理由3・11人対11人で勝利したことは、2010年南アフリカワールドカップ、デンマーク戦まで遡る
理由4・2018年ロシアワールドカップ、コロンビア代表戦は彼らに退場者がおり、11人対11人ではどうなったか
という4点を見直すべきでしょう。
つまりドイツ代表に勝利したことは、交代枠はともかく11人対11人のサッカーで勝利した、しかも逆転勝利という点が大きかったわけです。
サッカーは難しいもので、仮にワールドカップで優勝してもUEFAチャンピオンズ・リーグで勝てなければ批判されます。
またチャンピオンズ・リーグや在籍クラブで調子が良くとも、代表ではレオ・メッシのようにあがく選手もいます。
これが野球ならば、ペナントレースで優勝する、ワールドシリーズで勝利すれば選手もファンも大喜び、という形なのですが、サッカーは常に複数のコンペティションで成立しています。
選手の評判はまるで株価のように乱高下するわけです。
日本代表が勝利すれば、その名声は一気に回復し英雄扱いになるのですが。