僕はグループ最終節となるスペイン代表戦は、4-2-3-1というやりなれた形、言い換えれば色気を見せない形を採用すべきと思うのです。
1トップの人選は難しいと思いますが、3の右に伊東純也、左に三笘薫、中央に鎌田大地でどうでしょうか。
スペインのようにメジャー・トーナメントの場数を多く踏んでいる国には、ドイツ戦で得た成功が繰り返されるとは思わない方が良い結果が得られると感じます。
今日のコスタリカ代表戦でも、三笘薫が陣取る左翼からの攻撃は、フルバックの応援が無くとも充分な威力がありましたし、それは伊東純也の突破に関しても同様ですね。
スペイン代表の重鎮であるセルヒオ・ブスケッツは、ワールドカップ2010の優勝だけでなく、欧州選手権2012の優勝を経験している、一番要注意人物です。
つまり、ブスケッツのところでボールを奪取し、ポジティブ・トランジションが可能ならば、日本代表にも付け入る隙が出てくると思いませんか。
それは現在のスペイン代表で最も場数を踏んでいる選手がボールロストとなれば、マイナスの感情がスペイン代表延滞に押し寄せ、他の選手の調子が狂うように思うためです。
少なくともスペイン代表が描く4-3-3よりも、4-2-3-1では中盤で数的優位になりますし、バック3で数的同数で戦うよりは分が出てくると予想します。
厳しい戦いになることは既に予想されており、その形に収まっているに過ぎないと判断しましょうか。