塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

チーム自体がアイコンという考え

2022-11-11 21:17:21 | 日記

 現在の日本代表には、アイコンがいないと思います。

 

 言い換えれば突出した実力と知名度を両立する選手を森保一日本代表監督は求めず、その選手がカードトラブルや怪我でワールドカップ不在、というアクシンデントを乗り越えるため。

 

 という見解は可能ではないでしょうか。

 

 指揮官は1993年のアジア最終予選、対イラク代表戦の映像を今でも見ていないといいます。

 

 ただ初戦のサウジアラビア代表、続くイラン代表は背番号10「ラモス瑠偉」を徹底的に封じ込めることで、三浦知良を前線で孤立させることに成功しました。

 

 ハンス・オフトは3戦目の北朝鮮代表との闘いから4-3-3の布陣に変更し、仮にラモス瑠偉にマークが集中しても、両翼を開くことで攻撃が活性化できると判断したのでしょう。

 

 つまり森保さんはかつての予選から

 

 突出した存在は代表にとって諸刃の剣である

 彼が不調の時、リカバリーすることが難しい

 

 ならば代表自体をアイコンにすればよい、日本人は協調性に秀でており調和(だからこそ異質な存在をいじめてしまうという欠点もあるのですが)を尊ぶ。

 

 と考えたのではないでしょうか。

 

 指揮官の判断がテレビ視聴率を下げているという声もありますが、仮にドイツ代表に勝利すればこの気配も一瞬にして壊す形になるわけですが。

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有力高校と契約できたブランドならば

2022-11-11 21:02:14 | 日記

 中村俊輔が通っていた桐光学園サッカー部、当時はエネーレのジャージでしたね。

 

 今はエネーレを知るファンも少ない気がしますが、当時は鹿島アントラーズもエネーレと契約していましたし、ブラジル代表レオナルドも、アントラーズ時代はエネーレのスパイクを履いていました。

 

 (最終的にはアントラーズもレオナルドも、ナイキと新契約を結びます)

 

 今、高校サッカーはナイキ、アディダス、プーマという老舗だけでなく、アンダーアーマーやニューバランスなど、新興ブランドもどんどん進出しています。

 

 特に日本サッカー冬の名物である高校選手権ですが、その背後ではニューバランスが企画する

 

 「ニューバランス・カップ」

 

 も開催されています。

 

 冬の選手権はプーマが協賛しており、今年も継続しているかはわかりませんが、ニューバランスはプーマへのある意味「あてつけ」でこの大会を企画、運営しているのならば実に興味深いですね。

 

 高円宮や高校選手権、そしてニューバランス・カップ、過去にはディアドラが協賛して菅平高原で夏にカップ戦が行われるなど、有力高校との契約は必然的にブランドの露出が目立ちます。

 

 ミズノのモレリア・ネオ3は高校生から多くの支持を集めていますし、アシックスのDSライトも人気のようですし、日本ではアマチュアの意見も大切にする土壌がある気がしますね。

 

 米国ですとそれはバスケットボールや野球の有力大学、という形になるわけですが。

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中村俊輔の今後を考えて

2022-11-11 20:51:57 | 日記

 スポーツグラフィック・ナンバーだけでなく、サッカーダイジェスト編集部も中村俊輔引退特集本を刊行しました。

 

 ゴードン・ストラカン、三浦知良、遠藤保仁など彼と深い間柄の方々が、引退会見に向けてビデオ・メッセージを贈ったそうですが、フィリップ・トルシエ以外の指揮官は、皆中村俊輔の練習量を尊重していました。

 

 中村自身が常に

 

 「フリーキックだけの選手と認知されたくはない」

 「小柄でもサッカーではできると証明したい」

 

 と語っていたことも、練習の内容を顧みる要因にはなったと思うのです。

 

 以前、週刊少年ジャンプに「君は勉強ができない」(だったと思いますが)、他界した父親のような教師になりたいと日夜奮闘する主人公、唯我成幸を描く漫画が連載されていました。

 

 成幸は父から常に

 

 「お前はわかってやれない人間の気持ちをわかってやれる人間になれよ」

 

 と背中を押され、最終的には高校からの推薦入学ではなく、地力で教育大学合格を目指します。

 

 僕は中村俊輔はきっと「選手の気持ちを慮ることができる指揮官」になれると思いますよ。

 

 フィリップ・トルシエから常に憎まれ口をたたかれ、愚弄された日々

 2000年アジア杯で名波浩からかけられた優しい声掛け

 苦慮した2度のワールドカップ

 

 近年引退した日本代表選手の中で、彼ほど苦労しマスメディアに身勝手な報道をされた選手はいません。

 

 だからこそ中村は選手たちに適切な言葉をかけることが出来ると思いますが、仮に横浜Fマリノスで将来陣頭指揮を執るのであれば、それは凱旋なのか異なる風景になるのか、今はわかりませんが。

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