現在の日本代表には、アイコンがいないと思います。
言い換えれば突出した実力と知名度を両立する選手を森保一日本代表監督は求めず、その選手がカードトラブルや怪我でワールドカップ不在、というアクシンデントを乗り越えるため。
という見解は可能ではないでしょうか。
指揮官は1993年のアジア最終予選、対イラク代表戦の映像を今でも見ていないといいます。
ただ初戦のサウジアラビア代表、続くイラン代表は背番号10「ラモス瑠偉」を徹底的に封じ込めることで、三浦知良を前線で孤立させることに成功しました。
ハンス・オフトは3戦目の北朝鮮代表との闘いから4-3-3の布陣に変更し、仮にラモス瑠偉にマークが集中しても、両翼を開くことで攻撃が活性化できると判断したのでしょう。
つまり森保さんはかつての予選から
突出した存在は代表にとって諸刃の剣である
彼が不調の時、リカバリーすることが難しい
ならば代表自体をアイコンにすればよい、日本人は協調性に秀でており調和(だからこそ異質な存在をいじめてしまうという欠点もあるのですが)を尊ぶ。
と考えたのではないでしょうか。
指揮官の判断がテレビ視聴率を下げているという声もありますが、仮にドイツ代表に勝利すればこの気配も一瞬にして壊す形になるわけですが。