塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表強化への道しるべ

2023-03-16 22:11:09 | 日記
 4強でイラク代表に苦杯するも、アンダー20日本代表はウズベキスタンの地で、アンダー20ワールドカップの出場権を得ました。


 性別問わず、サッカーの国際試合と言えば、アンダー17,アンダー20,五輪とA代表の形となり、いずれもまずはアジア予選を戦い、その後本戦を迎えます。


 五輪に関していえば、毎回繰り返される(特に欧州勢)


 1・クラブがIOC管轄ということもあり、協力的ではない
 2・オーバーエイジ3選手の選考について
 3・マイナーな選手とマイナーな指揮官が出場する


 というような印象が強いのですが、やはり日本はこの「欧州的発想」を逆手に取らねばなりません。


 つまり、この4つのカテゴリーで常に予選を突破し、本戦に挑み戦い続けることで、戦術とフィットネスを含むあらゆる事柄を連動させ、体系的に強化を組む必要がある、というわけです。


 欧州勢は当然クラブ重視ですし、五輪に非協力的ですから、アンダー17,アンダー20ときてA代表の間に「五輪世代」と言う空白を生む可能性が高い一方、日本はアンダー22が欧州遠征をおこなうように、継続的な活動が見込めます。


 ここにJリーグと欧州クラブ、アンダー17ならば部活とユースという両輪が活動のカギとなりますし、案外日本代表の強化は歯車として欧州よりも理にかなっている印象があります。


 ただ日本女子代表がアンダー17とアンダー20で良い結果を得ても、その成功例が直結しないように、相手は日本代表よりもさらに先を歩んでいることも事実です。


 ただアジアの中でもJリーグの設備と日程は群を抜いて安定していますし、現状この方法論は強化にとって最適ではないか、と感じています。
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広州恒大、クラブ解散か

2023-03-16 21:49:37 | 日記
 広州恒大は2010年代、文字通り中国スーパーリーグの代名詞でした。


 指揮官にはマルチェロ・リッピとルイス・フェリペ。スコラ―リと、いずれもワールドカップの優勝とUEFAチャンピオンズ・リーグ、コパ・リベルタドーレスというクラブ最高峰でも頂点を極めた指揮官を招聘します。


 おまけにリッピはコパ・トヨタでも優勝していますし(フェリポンは1995年、コパ・トヨタにグレミオを率いて来日しましたが、アヤックス・アムステルダムに敗れています)、AFCチャンピオンズ・リーグの優勝も含めれば、両指揮官の経歴は文字通り群を抜く形ですよね。


 では仮に、既報通り「広州恒大、クラブを解散へ」と言う形になれは、この経歴をどう語るべきなのでしょうか。


 AFCチャンピオンズ・リーグ優勝を目指すJクラブにとって、韓国では全北現代、オーストラリアならばウエスタン・シドニー・ワンダラーズ、タイならばムアントン・ユナイテッドなと、強豪は多々存在します。


 しかし、当時の広州恒大の影響は非常に大きく、同時に2010年代の中国市場、いわゆる


 「チャイナ・マネーの威力」
 「欧州の有力選手を続々と獲得する」


 先駆者でもありました。


 アルゼンチン代表 エセキルシ・ラベッシ
 フランス アンソニー・モデスト
 ブラジル代表 アレックス・テシェイラ


 などが中国スーパーリーグに参戦し、その豪華な陣容に僕たちは羨望を感じ、Jリーグも一時的に2ステージを採用し、年間収入10億円の増大を言う資産を提示します。


 しかし、まるで童話「アリとキリギリス」のようになったことは、ある意味で皮肉めいています。


 日本のようにタイやヴェトナムでクリニックを行い、ファンを増やしJリーグの設備や日程も見直すという地道さが、中国との逆転現象を生んだように思えるのですよ。
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野球イタリア代表、ジャージはエレア製品ですね

2023-03-16 21:32:30 | 日記
 野球イタリア代表が着用するジャージ、エレア製ですね。


 エレアの認知度が日本で急激に高まったのは、恐らく1994年のことではないでしょうか。


 この年、アジア出身選手として初めてセリエAに移籍した三浦知良については、日本でもイタリアでも絶えず議論が起きましたが、移籍先のジェノアは当時、エレアと契約していたためです。


 翌年、日本五輪代表は28年ぶりに本戦獲得の権利を得ますが、イタリア五輪代表のジャーもエレアだったんです。


 日本の解釈でいえば、A代表、五輪代表、ユース代表、女子代表、フットサルやビーチサッカーなど、協賛企業、日本の場合ですとアディダス・ジャパンが統一したデザインの下、すべてのカテゴリーで製品を供給すると思いがちですが、1996年のイタリア代表はA代表はナイキだったんです。


 その後エレアは


 1・プレミア・リーグのミドルスブラのスポンサーになる
 2・2016年欧州選手権初出場のアイスラント代表を支援


 など、マクロンと比べると規模小さいですが、確実に足跡を残してきました。


 イタリアは欧州の中でもオランダと並び、野球人口が比較的高い方ですが、当然「カルチョ」には叶いませんし、むしろバレーボールとバスケットボール人気のほうが高く、優勝経験はありませんがラグビーは「シックス・ネイション」に参加するなど、力をつけています。


 この場合、エレアがカルチョだけでなく他の競技も支援していることがわかっただけでも興味深いですし、現在アディダスと契約しているイタリア代表も、近い将来エレアを含めてイタリア企業と契約する可能性がある気がします。


 特に1994年のディアドラ・デザインは、今でも斬新だと言えますしね。
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