塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手にとって外見は何か

2023-03-09 19:53:01 | 日記
 幻冬舎文庫から刊行の「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」を購入し、読んでいます。


 著者はジェーン・スー、僕にとっては2作品目となります。


 この中に「カワイイは誰のもの」というコラムがあるのですが、確かに僕たちは安直に「カワイイ」と言いがちです。


 しかし、彼女も男女での用い方に誤差があることを認識していますが、サッカーでもその傾向はあると思います。


 女性のサッカー好きは毎年更新される選手名鑑を購入し、俗にいう「イケメン」選手を探します。


 その代表例は日本代表選手だった内田篤人であり、彼がシャルケ04在籍時、旅行会社が企画した応援ツアーでは、女子ばかりが何台ものマイクロバスに乗車し、練習場まで駆け付けて、シャルケの選手たちを驚かせたと聞きます。


 女性の男性に対する「カワイイ」は、この事例だけを考慮すればセクシャル・ハラスメントのような大事にはならない模様です。


 一方で、男性ファンも女性選手を時に「顔」で判断することに否定はできません。


 A代表ならば鮫島彩
 アンダー20ならば田中陽子


 はその代表格でしょうが、むしろ女性選手の方が


 「私たちを外見で判断しないでほしい」
 「あくまで選手としての力量で勝負しているのです」


 と答えます。


 ちなみに僕は女性の側から


 「男のくせに力がないね」
 「男のくせに度胸無いね」


 と批判されてきましたが、それは女性が「女のくせに」と言われることに不快感を持つのに、どうして「こちら側」には平気でいうのでしょうね。


 あなたが不愉快ならば僕も不愉快なんですが、と僕は反論もせずに「まま」受け入れていますが。


 選手にとって外見的アドバンテージ(半分は先天的かもしれませんね)があるのかどうか、この点は今後も評価の課題ではないでしょうか。
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今日、墓参りに出かけました

2023-03-09 19:33:43 | 日記
 今日、両親と墓参りをしました。


 我が家の墓は辺鄙な場所にあり、車のすれ違いが難しいために春分の日が近づけば、困難になると考えたんですね。


 サッカー選手は国内でも海外でも移籍は当然のことですから、住宅を購入することは難しいですし、南米の選手が住宅を購入するのは、自分のためではなく両親のためであり、安全を意識しての買い物になります。


 一方で日本代表の多くが海外に出向く中、身内の他界や墓参りなどできにくいのではないかと感じます。


 日本でも企業は慶弔休暇がありますが、選手はたとえ肉親の他界でもまず「試合」を優先せねばならないときああります。


 1997年のアジア最終予選。


 日本への帰化申請が受理され、日本代表招集が可能となったベルマーレ平塚の呂比須ワグナー・


 この予選中、故郷ブラジルに暮らす母親が他界したとの一報が代表チームに届くも、彼は代表に帯同することを気っと母は期待しているはずと、岡田武史日本ぢ亜行監督に伝え、帰国することなく最後まで戦い抜きます。


 日本はプレイオフのオーストラリア代表戦を待たず、第3代表としてフランス・ワールドカップへ進むわけですが、呂比須ワグナーはイラン代表戦の勝利を、心から母親とともに祝ったに違いありません。


 ブラジルはローマン・カソリックの国であり、イタリアと同様息子は母親との結びつきは強いでしょうか、本当は今すぐにでもブラジルに帰国し、母親の亡骸と対面し埋葬の準備に取り掛かりたいと考えたと思うのです。


 歌舞伎役者はよく


 「親の死に目には会えない」
 「あくまで舞台を優先」


 とし、観客の前に立ちづ付けます。


 サッカーもプロである以上は、ある意味自分から「自由」が無くなる瞬間があることを意識しないといけないのでしょうか。
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かつてカードを集めていた時代

2023-03-09 11:18:56 | 日記
 今は購入していませんが、過去バスケットとサッカーカードを購入していた時期があります。


 カードは基本「トレーディング」カードと呼ばれ、欧州よりも北米で主流だつたと思いますが、日本ではエポック社のJリーグカード、イタリアではパニーニのカルチョ95あたりから浸透してきた印象があります。


 日本でもカルチョ95が注目を集めたのは、レギュラーカードの中に


 ジェノア 三浦知良


 が含まれていたためで、キングを引き当てるために結構な金額を費やしたファンは多いのではないでしょうか。


 以後カルチョ98では中田英寿が登場し(今は所持していませんが、当時偶然引き当て驚いたものです)、日本市場でもパニーニの名前は広く知れ渡ります。


 米国では古い大リーグカードがまるで宝くじのように高額で取引されることがありますが、本来の楽しみはオートグラフやジャージカードを引き当てることよりも


 「トレーディング」という名前のように、足りないカードをファン同士で交換する
 お互いが関心のある競技の話題で盛り上がる
 そしてどんどんのめり込んでゆく


 ことにだいご味があるんですよ。


 ただ、僕のように友人もいなければサッカーに関心がある人物すらいない、という立場ですと、重複するカード、いわゆる「ダブリ」の処理が厄介だったことはよく覚えています。


 補完するためにフリアー社のカードホルダーも買いましたし、2000年代には長野市にも大手の「ミント」と個人経営の「禅」というお店があったんです。


 今はもうカードを購入する気持ちにはなれませんが、愛好家にとってカードを集めることは、スパイクやレプリカジャージを購入するよりも「生きがい」を感じる要素が強いのではないでしょうか。
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パリ・サンジェルマンは焦りすぎではないでしょうか

2023-03-09 11:07:50 | 日記
 僕は特段パリ・サンジェルマンを贔屓にはしていません。


 ただパリのファンが、過去もっともクラブに影響を与えた選手としてブラジル代表のライーを挙げたことは、示唆に富んでいるとは感じます。


 ライーが在籍したのは1994年から98年までの4年と、そう長くはありません。


 ただ、当時のパリ・サンジェルマンは、現在よりもクラブとしての「体」があった、言い換えれば選手たちにそう大きな価値観の相違がなく、むしろライーは「首都パリ」を体現する美しい技量の持ち主だったと考えます。


 当時のパリサンジェルマンには


 ベルナール・ラマ GK
 ポール・ル・グエン MF
 パトリス・ロコ FW


 というように、欧州選手権96イングランド大海に出場するフランス代表が在籍していましたし、イタリア代表のマルコ・シモーネ、そしてライー、レオナルドと言うブラジル代表もいましたが、現状のような高級とヒエラルキーは無かったのではないでしょうか。


 インテルミラノに在籍し、1998年ワールドカップで優勝するユーリ・ジョルカエフも1年だけ在籍しましたが、パリと言う都市は常に


 世界でもっとも煌びやかな都市
 誰もが憧れる存在


 ですから、丁寧にパスをつなぎ、マイボールを保持して対戦相手を疲弊させる、仕留める際は確実にと言う当時の展開の方が、ある意味で理にかなっていたように感じます。


 現在のパリ・サンジェルマン、言い換えれば国家カタールは急ぎ過ぎているのではないでしょうか。


 UEFAチャンピオンズ・リーグは確かに1997年のボルシア・ドルトムントのように、意外なクラブが優勝することもありますし、FCポルトは2度(チャンピオンズ・カップも含め)優勝していますから、中堅国にもチャンスはあります。


 どんと構えていても優勝は難しいかもしれませんが、焦りすぎてもいけない、優勝経験者(ネイマールとレオ・メッシ、セルヒオ・ラモス)が必ずしも優勝の担保にはならない、と言う点は興味深い事例と言えます。
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