塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

靴紐をずらす意味合いは何でしょうか

2023-03-10 19:27:37 | 日記
 ニューバランスのスパイク「フェーロンV7」は、靴紐が斜めに装着されていますよね。


 この手法は過去、ナイキが2004年でしたか「トータル90」で採用したように、古くからある手法なのですが、他社が同様の技術、デザインを施しても訴えない(例外はあります)、特許を申請しないのがスポーツの世界でしょうか。


 実はトータル90以前から、靴紐を斜めにデザインする形はスパイクではなくランニングの世界で登場しており、ナイキでいえば「エアー・フットスケープ」がそうでした。


 1995年から猛威を振るった、場揮発的なナイキの売上ですが、そこにはエア・フットスケープもありました。


 フットスケープはソールにナイキ伝統の「ワッフルソール」を採用し、靴紐をずらすという斬新なデザインが度肝を抜き


 エア・マックス95
 エア・ズームフライト


 と共に、好調なセールスを記録します。


 ただ、あまり知られていませんがこの意図は1984年、コンバースが「オデッサ」と言う靴(のちに復刻されます)で採用していたのですが、マニアすぎて大きな評判には至らなかった模様です。


 実は靴紐を斜めにデザインしますと、甲の血流が流れる邪魔にならない、つまり全身の健康を維持でき同時にデザインの差別化で他社との意図が明確になる、という良い事ばかりが目立ったんですね。


 つまりナイキは、医学的見地からこの形を採用し、陸上で得た実績をスパイクに用いた、そしてニューバランスのような他社も堂々と採用している、というわけです。


 よく考えれば、コンバースに似た形の靴は山ほどありますし、ある意味模倣されることは人気ブランドの証という逆説的意味合いがありますから。
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ナンバー、ワールド・ベースボールクラシックを特集する

2023-03-10 18:40:38 | 日記
 ワールド・ベースボールクラシックに参戦する英国代表とチェコ代表。


 昨日発売のスポーツ・グラフィックナンバーは、中綴じの形でワールド・ベースボールクラシックの選手名鑑がついていましたが、そのチェコ代表だけ全選手「在籍チーム」が未記入でした。


 これだけインターネットの速報性が幅を利かせ、極論現地まで取材に出向かなくとも最低限の情報が素人でも得られる時代、チェコ代表選手たちの所属先がわからないなんてことがあるんでしょうか。


 当然日本代表と米国代表のような有力国は、見開き2ページで特集しそれ以外のチームはさほどではないという形でしたが、ファンにとってはそれでも嬉しい企画なのでしょうね。


 ワールドカップ、夏季五輪、アジアカップにユーロ。


 サッカーの大きな国際大会ではそれぞれの出版社が選手名鑑を刊行しますが、今後は電子書籍の形になるかもしれません。


 ただ、さすがに「無所属」はあっても(カタール大会のロナウドがそうでした)、在籍クラブが白紙と言う形はこれまでお目にかかったことはありません。


 欧州で野球の有力国はイタリアとオランダになるのでしょうし、チェコと言えばサッカーとアイスホッケーが知られ、首都のプラハは東欧で最も美しい都市と以前から讃えられています。


 このように、欧州で展開されている野球がどんなものか、知る良い機会ではあると思う一方で、マスメディアとファンが「日韓戦」「二刀流」を連呼することに違和感を覚えるのは僕だけでしょうか。


 米国との関係もあるのでしょうが、イスラエル代表、オーストラリア代表など、注目して調べてみる価値がル代表は、思いのほかたくさんあると感じますが。
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ブラジル代表ロナウドの経歴を振りかえる

2023-03-10 18:25:18 | 日記
 ジョゼ・モウリーニョが「真のロナウド」と読んだ、ブラジル代表のロナウド。


 在籍したレアル・マドリード、ACミラン、インテルミラノにFCバルセロナ、そしてPSVは欧州各国でも知られる老舗クラブでしたが、彼自身はUEFAチャンピオンズ・リーグでの優勝はありません。


 1996-97年 FCバルセロナでカップ・ウイナーズカップ
 1997-98シーズン インテルミラノでUEFAカップ

 を獲得しているロナウド。


 もしチャンピオンズ・リーグで優勝していれば、当時の主要欧州カップすべてを制覇し、同時にFIFAワールドカップも獲得するという、とんでもない記録になりましたね。


 ちなみにロナウド、優勝した2002年のFIFAワールドカップで優勝と得点王の栄誉に輝き、同年のバロンドール受賞、そしてインテルミラノのファンに大きな罵声を浴びせられながら、レアル・マドリードに移籍します。


 しかし、彼はワールドカップの優勝を2002年以前にも味わっています。


 そう、クルゼイロ在籍時代の1994年米国大会、ロナウドに出番はありませんでしたが、優勝メンバーとして登録されていますよね。


 当時清水エスパルスに在籍した「ロナウド」は「ロナウダン」と言う選手名で登録されたことも、日本では話題となりました。


 この1994年、ブラジル代表は


 ロマーリオの父親が誘拐され、誘拐犯に「おやじを無事に返さなければワールドカップに行かない」と、ロマーリオが誘拐犯を挑発
 そのロマーリオは1995年柏レイソルに移籍するミューレルとは、2トップを組まないと断言
 そしてベベトと2トップを組み、見事な呼吸を見せる


 と言う形でした。


 もしロナウドが出場していれば、1998年ワールドカップ決勝を含めますと、ペレと並ぶ3度の決勝戦で出場記録を持つことになりましたし、仮に1998年フランスに勝利していれば、ペレ同様3度の世界制覇、にもなりました。


 大五郎カットの前髪
 コールガールと思った存在が、実は「男だった」


 など彼は引退後もお騒がせですが、ロナウドは本当にすごい存在なんですよ。
 
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不測の事態に耐えられる心臓

2023-03-10 18:15:19 | 日記
 フォーミュラー1の世界ではフェラーリのような老舗でも、マシントラブルを回避できません。


 それがルイス・ハミルトンのような年間王者にも降りかかることはあるでしょうし、どんなにドライバーが必死にトラブルをカバーしても、結局はリタイアと言うことにつながることはあるでしょう。


 一方で1994年、アイルトン・セナが自身のハンドルさばきがうまくいかず、フェンスに衝突しそのまま他界したように、運転ミスはマシンを大破させるだけでなく、自分の命を奪うことにもつながりかねません。


 この1994年はブラジル代表が1970年以来、4度目のFIFAワールドカップを獲得しましたが、セナの死で暗く沈み込んでいるブラジル国民を勇気づけたいという選手たちの心構えがあったものです。


 マシンを大破させてしまえば、どんなに潤沢な資金があっても簡単に新車を投入できません。


 1990年代は「キャメル」「マルボロ」に代表される煙草産業が大きなスポンサーでしたが、現在はその面影はなく一方でピットクルーをプーマが全面的に支援しています。


 マシンを大破させてしまったドライバーは内心何を思うでしょうか。


 それはサッカーでいえば


 赤紙退場で仲間を窮地に追い込む形
 それも前半の早い段階での退場である
 おまけに接触した選手が怪我を負う


 というような代物で、並の精神力では立ちなれないのではないでしょうか。


 2006年FIFAワールドカップの決勝、フランス代表のジネディーヌ・ジダンは、代表最終戦でありながら退場となるも、ある意味清々しさを感じさせるような態度でした。


 指揮官レイモン・ドメネクは試合が終えると、ドレッシングルームで


 「ジダンに拍手を」


 と語るも、他の選手たちは白けていたそうですか、当然赤紙はいかなる時でも不要ですよね。
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