塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

洗練されるまでが試練の時

2023-03-06 22:07:10 | 日記
 セックス・ピストルズが好きな方は、「俺たちに明日は無い」と言う正規品が、過去英国では「スパンク」という題名の海賊版だったことをご存じですよね。


 彼らが残したただ一枚のオリジナルアルバム「勝手にしやがれ」はエンジニアを務めたクリス・トーマスの下、当初の荒々しさが消え、洗練された形のパンクロックに発展し、大きな反響を得ます。


 一方で「スパンク」は、デイブ・グッドマンという別のエンジニアが録音に携わっており、マニアからすると


 スパンクの持つ駆け出しのころの録音が良い
 こちらの方がピストルズらしい


 ということで、海賊版でありながら人気があったんですね。


 そこで最終的な契約先、ヴァージン・レコードがこの「スパンク」を正規品として認め、「俺たちに明日は無い」と言う形で発売したおかげで、より多くの方が堂々と楽しめる作品になったのです。


 サッカーでも新指揮官は初年度、自分の目指すサッカーを選手たちに伝えることだけで精一杯ということが多く、内容が大味の場合もあります。


 逆に2年、3年と経過することのより、ボール奪取から攻撃までの工夫、最終ラインの位置取りなどが洗練され、監督の描くサッカーができてくると、連勝する、大量得点が生まれるという良い循環が発生します。


 勿論この間、監督は解雇通告と紙一重でしょうし、選手も移籍や退団と言う形で大きく入れ替わりますから、勝ち点3を奪うことが容易ではありません。


 だからこそファンはクラブが上昇気流に乗るまで耐える時間がある、その点を承知で新指揮官をクラブが迎えたことを考えることが必要です。


 日本代表も森保政権の続投が決まったわけですが、新戦力の発掘は不可欠ですし競争も新しく生まれるはずですよ。
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ユナイテッド、リバプールに0-7で惨敗する

2023-03-06 21:46:25 | 日記
 マンチェスター・ユナイテッドがリバプール戦において、0-7で完敗し各方面から大きな批判にさらされています。


 確か2008年でしたか、ASローマがUEFAtやんピオンズ・リーグで戦うためにオールド・トラッフォードまで出向いた際、1-7という屈辱的な敗北を喫すると、ローマの練習場であるトリゴリアには、怒り狂ったファンが乱入するという大問題になりました。


 今、ユナイテッドのファンが主力であるブルーノ・フェルナンデスやラファエル・ヴァランヌ、指揮官のエリック・テン・ハグに脅迫メールや乱暴狼藉を働いたという話は聞いていません。


 ただロイ・キーンとギャリー・ネビルは、相当口汚くののしっているようですが。


 時代背景が異なる一面はあるでしょうね。


 彼らが現役の時、マンチェスター・シティを注意する必要鼻全くなく、同時にブライトンやウオルバー・ハンプトン、レスター・シティなど、侮れないクラブはここまで多くはありませんでしたからね。


 また彼らはアレックス・ファーガソンとだけ「仕事」をしてきました。


 しかし現在のユナイテッドは


 2014年 デイビッド・モイーズ
 2015年 ルイ・ファンハール
 2016年 ジョゼ・モウリーニョ
 2018年 オレ・グンナー・スールシャール

 
 というように、幾度も監督交代の下、戦術も練習内容も大きく異なる事例を経験し、エリック・テンハーグもリーグカップ優勝で一息つきましたが、この大敗がどうなるかはまだわかりませんよ。


 2020年、リバプールは優勝するまで30年我慢し、今季首位を走るアーセナルが最後に優勝したのは2004年でした。


 逆に言えば、さんざんシティや他のクラブを阿呆扱いしてきたツケがまわってきたとも言えますし、金の使い方が節操無いともいえるのでしょうか。
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米国で複数の競技を行う背景から

2023-03-06 21:27:30 | 日記
 米国におけるNFLの人気はずば抜けており、当然大学フットボールの施設も豪華で知られています。


 と言いましても、NFLのスカウトが注目する学生がすべてNFLでプレイすることを希望しない点、これは米国の面白さと言えるでしょうし、個人の意見を尊重する社会なのかもしれません。


 かつてニューヨーク・ニッカボッカーズに、チャーリー・ワードというポイント・ガードの選手がいました。


 ワードは名門フロリダ大学在籍時から、バスケットボールとフットボールの両方で抜群の実績を誇り、「ハイズマン賞」と呼ばれる大学フットボールの最優秀選手に選ばれたほどでした。


 しかし彼はNFLではなくNBAで戦うことを決断したわけですが、ワード自身がNBAオールスターに選出されるような、華々しい活躍をしたわけではありません。


 もしかすればNFLの指名を受けた方が、もっと高い報酬と知名度を得たかもしれませんが、ワードは自身の決断を後悔し勝ったと思いますよ。


 米国は有力選手が複数のリーグから注目を集める事例が多く、スラムダンクの宮城リョータのモデルと知られるNBA選手のケビン。・ジョンソン。


 彼は野球でも知られた存在で実際ドラフト指名されましたが、NBA選手となり1994年の世界選手権米国代表にまでのぼりつめます。


 日本では米国とは異なり、一つの競技だけしか部活でもクラブでも行えませんが、シーズンごとの鞍替えをする、掛け持ちしてみるくらいの柔軟さが必要かもしれません。


 それはサッカーでも野球でもラグビーでも


 観客席で応援している生徒をなくす
 サッカーならゴール、ラグビーならトライを目指す必要がある
 そのためには交代選手をベンチに置くことは必要だが、観客席の選手たちから出場の機会を奪ってはならない
 もし他の競技でかつやくできることが分かれば、それにこしたことはない
 他の競技からサッカーに転向する生徒が生まれる可能性もある


 と思うのですがいかがでしょうか。
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野球日本代表の調整について感じた点

2023-03-06 21:08:06 | 日記
 ワールド・ベースボールクラシック開幕が近付き、野球日本代表は国内でNPB各チーム、例えば中日ドラゴンズなどと対戦、調整しています。


 サッカーの事柄を他の競技に当てはめるのは無粋だと思いますが、どうしてチームと戦うのでしょうか。


 別にサッカーでも代表がクラブチームと対戦したほうが、大きな学びになる点はあると思いますが、代表戦である以上機軸となるのは自国代表と相手国、というわけです。


 今年はラグビー・ワールドカップもありますが、ジェイミー・ジョセフ氏が日本代表の強化試合を組む際、「リーグ・ワン」のチームと対戦するという希望は無いでしょうし、どうせやるならシックスネイションの国とやりたいと言うはずです。


 ラグビーもサッカーも「野球」とは異なり、海外遠征をしますよね。


 昨年日本代表はカタール2022の前、ドイツに遠征して米国代表とエクアドル代表と対戦し、直前にはカナダ代表との一戦から、初戦のドイツ代表戦に向けて先発選手と戦術の落としこみについて確認する機会を設けました。


 最近はありませんが


 日米野球は米日野球にならない
 野球日本代表は常にホームで戦っている


 印象が僕には強いのです。


 それは日本は基本(韓国で行われたこともあったようですが)、常に試合を日本国内で開催できる有利な点にあり、プレミア12も含めて遠征する必要性がないためでしょうか。


 むしろ野球を「本当に世界規模で」広げたいのでああれば、チェコ、イスラエル、イタリアに遠征したらよいと思いますし、同じ力量をもつであろうドミニカ共和国やキューバに赴くという考えがあっても良いと思いますが、野球には野球の諸事情があるということですかね。


 
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