塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

吉田麻也が米国でプレイすることの意義

2023-08-12 21:55:45 | 日記
 1990年代ですと、イタリア代表のロベルト・ドナドーニ
 2000年代ならば、ドイツ代表のロタール・マテウス


 米国MLSは、開幕当初は1993年のJJリーグのように、ピークを過ぎた外国籍選手が移籍するリーグの側面がありました。


 勿論現役の各国代表も在籍しており、例えばボリビア代表のマルコ・エチェベリがそうでした。


 2010年代のなりますと、ブラジル代表のカカ、イングランド代表のフランク・ランパード、アイルランド代表のロビー・キーンが在籍し、現在の目玉選手がレオ・メッシになります。


 当然米国代表の主力、クラウディオ・レイナやアレクシー・ララスなどを輩出したわけですが、現在のMLSは


 一時代を築いた選手における第2のふるさと
 南米や中米の選手たちにとっては、腕磨きに最適


 と言うふたつの側面があります。


 そこに吉田麻也が加わったことは、日本サッカーに意義あることではないでしょうか。


 現在、日本代表の主力は欧州と日本は経験していますが、米国でプレイした選手はまずいません。


 つまり吉田は、洋の東西両方でプレイすることになりますし、米国サッカーが大リーグとアイスホッケーを凌駕しつつある現状を知ることが出来ます。


 小野伸二がウエスタン・シドニーワンダラーズに在籍
 三浦知良がFIFAクラブ・ワールドカップ限定でシドニーFCに在籍


 と言う事例がありますが、実はオーストラリアのサッカー好きも、日本と同様に国内よりは宗主国である、FAプレミアシップを好むといいます。


 ただ日本、米国、オーストラリアなど「パン・パシフィック」と言う概念が、今後より強くなれが本場欧州にひけをとらない戦いができるかもしれませんよね。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人の生真面目さが有利になった時代

2023-08-12 21:38:52 | 日記
 日本女子代表が帰国しました。


 既に池田太代表監督は続投がきまっており、今回のFIFA女子ワールドカップの選手たちを軸に、2024年のパリ夏季五輪に向けたアジア予選を戦う形になります。


 海外リーグ、WEリーグも同じ夏開幕ですが、代表選手たちには束の間の休暇が与えられます。


 セルジオ越後が自身のコラムで、日本は真正面から真正直に戦ったと指摘しましたが、少なくともクラブ首脳陣は日本女子代表選手が、休暇中に羽目を蓮市議ないことを知っているに違いありません。


 ワールド・サッカーダイジェストの2021年2月8日号では、サイモン・クーパーが、選手が「幼稚化している」と警鐘をならしています。


 2016年のレオ・メッシが脱税で起訴される
 ネイマールが世話する取り巻き立ち


 を軸に、彼は論評を続けます。


 パリ・サンジェルマンの先輩であるロナウジーニョもそうでしたが、夜遊びや取り巻き立ちのお金を工面することは、確かにクラブの首脳陣が危惧して当然です。


 日本もそうですが、欧州でも


 夜間に繁華街を出歩くこと
 衆人環視の中で何か問題が起きた際


 はどうしても有名選手、サッカー選手、と言うある種の偏見にさらされてしまいます。


 ただ、男女問わず日本代表選手たちは、これらとはある種無縁で生きてきた、欧州クラブがこぞって獲得を目指すのは、契約解除金の安さだけでなく、融通のきかない真面目さにあるのかもしれません。


 フィリップ・トルシエは


 「日本人は赤信号の際、例え車が1台も通らなくとも守っている」


 と小ばかにしましたが、その生真面目さを欧州クラブが評価していることは、このフランス人からすれば皮肉なことでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自己都合を最優先することは得策か

2023-08-12 21:24:40 | 日記
 ワールド・サッカーダイジェスト2022年1月6日号では、トテナム・スパーズの新監督に就任した、アントニオ・コンテの記事が掲載されています。(12ページから15ページまで)


 スパーズの関係者だけでなく、マンチェスター・ユナイテッドの大ファンで知られるウサイン・ボルトまでが、彼のスパーズ監督就任に好意的なのですが、結局はとん挫してしまいましたが。


 ジョゼ・モウリーニョもそうですが、


 「俺の希望する戦力を補強しろ」
 「選手にやる気がみられない」
 「審判のせいで勝利から見放されたと」


 とある種の「心理戦」を挑む指揮官は、ファンからすればもう魅力的ではに、独善的な形ではないでしょうか。


 例えば日本プロ野球において、福岡ソフトバンク・ホークスを幾度も日本一に導いた工藤公康氏は、このような独善的な指揮官ではなかったと思いますよ。


 現在日本には


 日本代表監督 森保一
 日本女子代表監督 池田太
 野球日本代表 栗山英樹


 というように、選手を送り出した後は彼らを信頼し、ミスと敗戦は代表監督である私が責任を取る、と言う形が一般化してきています。


 僕は代表監督の潮流に、日本は乗り損ねていないと思いますし、本当に良い選択をしていると考えますね。


 僕の部署ではよく責任者が

 
 「何でできんの」
 「はっ?何で」


 という、実に不愉快になる言葉を平気で履きますが、森保さんは絶対にそんなことは言わないでしょう。


 僕は出来損ないなので、新しい方が来た際は


 「僕はよく失敗しました」
 「毎日根気強くやりましょう」


 と伝えます。


 それは本来、僕が赤の他人様から投げかけられたい言葉なのですが、かけてもらったことさえない言葉で、不条理だと思いますよ。


 でもある種のマイナスはどこかで相殺しなければなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする