塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ロアッソ熊本。新スポンサーはアドミラル

2024-12-24 21:46:33 | 日記

 1914年創業のアドミラルは、今年生誕110周年という節目の年だったことを、今知りました。

 

 同時にアドミラルが、プーマとの契約を今季で終了する「ロアッソ熊本」の新スポンサーに決定したことも同時に知ったばかりです。

 

 ホームのイングランドよりも、極東の地でアドミラルはその知名度を高めようとしています。

 

 アドミラルのジャージで一番有名なデザインは、やはり1982年のスペイン・ワールドカップにおける、イングランド代表とのスポンサー契約ではないでしょうか。

 

 イングランド代表は、アンブロの時代が印象に残り、現在ではナイキが契約、デザインを担当しています。

 

 このアドミラルのジャージは

 

 欧州最優秀選手のケビン・キーガンも着用

 イングランド代表は、1974年と78年のワールドカップは予選敗退で参戦できず

 従ってワールドカップは1970年大会以来、12年ぶりの出来事

 

 という、

 

 別の意味でも注目された時期の提供でもありましたよね。

 

 ちなみにギャリー・リネカーが得点王となり、8強進出を果たした1986年大会のスポンサーは、お馴染みのアンブロであり、それは1990年も同様の形でした。

 

 アドミラルは伝統がある一方で、クラブと代表を長期的に支援した実績が薄い印象です。

 

 ですからジュビロ磐田との契約4年目は、両者の未来がうかがえる気がしますし、ロアッソ熊本とも同じ形になるかもしれません。

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仮に今季、アタランタが優勝しても

2024-12-24 21:35:54 | 日記

 セリエAの主役の座を射止めたアタランタ。

 

 アタランタは地方クラブですが、アルゼンチン代表のヘルマン・デニス獲得に代表される、向上心と野心を持つクラブであったことも確かでしょうね。

 

 アタランタとブレシアは、同じベルガモを本拠地に置く、宿敵同士ですが、アタランタが輝けば輝くほど

 

 ブレシアのファンは肩身が狭い

 当然ブレシアの選手と指揮官首脳陣も同様である

 逆にアタランタは、彼らをからかい、精神的に優位に立てる

 

 というわけです。

 

 過去、ブレシアにはアンドレア・ピルロとロベルト・バッジョというイタリア代表の名手が在籍し、ダリオ・ウブネルというリーグ得点王すら在籍していました。

 

 近年も戦力よりも話題性と集客を前提にした、マリオ・バロテッリ獲得を試みたように、興味深い面がいくつもありますよ。

 

 ただアタランタは

 

 一貫して指揮官のガスペリー二を非難しない

 アルゼンチン代表のアレハンドロ・ゴメスと彼が対立すると、クラブは一貫してガスペリー二を擁護

 彼はセビージャへと旅立つ

 

 というように、3-4-2-1のメカニズムと卓越したスカウティングを試みてきた、軸があるんですよね。

 

 アタランタが仮に、ナポリとインテル・ミラノを抑えて優勝しても、既にイタリア国内では「偉業」ではなく、当然の出来事を思われるまでに、彼らの魅力が知られています。

 

 このような中規模クラブの優勝争いが新鮮であることは、2024年の日本も同じでした。

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過去、元日決戦があったころ

2024-12-24 21:23:20 | 日記

 クリスマスイブとクリスマスが終わると、しめ縄や鏡餅に年賀状という、日本古来の風物詩が主役となります。

 

 サッカーでは過去、年末を迎えると

 

 天皇杯に参戦するクラブの調整はどうか

 元日決戦は、選手にとって最高の栄誉と舞台

 

 と囁かれたものです。

 

 過去、多くのクラブがこの栄冠を得てきましたが、その中には既に「横浜フリューゲルス」という、存在しないクラブもあります。

 

 彼らの息吹をしる過去のファンは、2013シーズン優勝クラブが横浜Fマリノスであることを、慰めと思わずむしろ複雑な心境で見つめていたでしょうし、中村俊輔が移籍することすら考えることができませんでした。

 

 1993シーズンの優勝は

 

 加茂周監督が描く、ゾーンプレスの集大成

 彼はこの明確な考えを辛抱強くクラブに浸透させる

 そしてこの優勝を契機に、日本代表監督となる

 

 という、横浜フリューゲルスが仮に存在していれば、今でも語り草になる出来事が多かったものです。

 

 ただ加茂さんは

 

 日本代表ではまず、ドーハの選手たちを招集し、戦力になるかどうかを確かめる

 横浜フリューゲルスでは両翼がワイドに立つ形であるが、代表では4-2-2-2という歪な形

 機能しないとみると、5-3-2に近い3-5-2

 

 という、布陣にさえ迷いが生まれます。

 

 横浜フリューゲルスは後任監督の木村文治体制の際、エバイールとサンパイオ、ジーニョというブラジル代表を一気にパルメイラスから引き抜き、ブラジルでも突然注目されます。

 

 これらの投資が、台所事情をきつくしてしまった面は否めませんがね。

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