塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ハイライトフィルムがかける魔法

2024-12-15 00:29:12 | 日記

 LAレイカーズの八村塁のダイジェスト映像を観ますと、多くのことが学べます。

 

 サッカーもそうですが、攻撃を有効活用するには、ドリブルよりもパスが効果的である

 タイムアウト(サッカーではハーフタイム)を有効活用すること

 

 そしてこれが大事ですが「派手なプレイ」は得点機会とは無関係であるという点です。

 

 NBAのハイライトでは

 

 3ポイントにおける逆転勝利、ブザービーター

 派手なダンクシュートに沸きあがる観客

 

 が多く使われます。

 

 確かに映像「作品」としては売れ行きにつながりますし、ファンも大興奮、テレビの視聴率も確保できるでしょう。

 

 しかし選手たちは基本、シュートの際は「レイアップ」を用いますし、ブロックショットに代表される守備技術なども評価されなくてはいけませんし、リバウンドも同様です。

 

 簡単に言いますと、NBAというプロ中のプロは

 

 基本技術で得点を奪う

 ダンクのような派手なプレイは、当然不可欠ではあるが必ず使う必要もない

 

 ということ、基礎を軸に忠実さが基本となっている点を、重々承知していますよね。

 

 サッカーも同様で、ドリブルの名手は多々いますが、彼らを子供たちがマネをすることは問題ありません。

 

 ただ、彼らが試合で常にドリブルを試みるのではなく、デコイやパスワークも混ぜているが、ハイライトでは扱われていないだけ、とう点を視聴者は覚える必要がある気がしますよ。

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政治家が純粋に競技を取り込むこと

2024-12-15 00:14:50 | 日記

 映画「インビクタス」の中で、モーガン・フリーマン演じるネルソン・マンデラ大統領。

 

 彼がラグビー・ワールドカップを迎える、南アフリカ共和国代表線選手たちを表敬訪問する場面があります。

 

 大統領は職務の合間に、代表選手たちの名前を顔を覚え、キャプテンのフランソワ(マット・ディモン)の仲介なしに、選手たちと握手しながら、短い会話を行います。

 

 仮にFIFAワールドカップを迎える日本代表選手たちと森保一日本代表監督に、そのころは誰が内閣を組織しているかわかりませんが、首相が方形訪問をしたならば、選手たちはどう感じるでしょうか。

 

 マスメディアや反権力では

 

 人気取りに過ぎない

 スポーツを政治の基盤にするな

 

 と批判されるかもしれません。

 

 映画では選手たちが合宿、つまり隔離された場所に大統領がヘリコプターで駆け付けますから、マスメディアが周囲を囲むことにはなりません。

 

 2002年の際は、ロシア代表に勝利したあと、当時の小泉純一郎内閣総理大臣が代表のドレッシング・ルームを訪れたものです。

 

 ただ総理がサッカーやラグビーに精通していると聞いたことはないですし、案外軽い気持ちだったのかもしれません。

 

 マンデラ大統領の胸中には、人気取りではなく

 

 代表選手たちのプレイが、国民に勇気を与えてくれる

 国民の根底に南アフリカ共和国の住人であるという気持ちを、ラグビーが与えてくれる

 

 という大統領して願う姿があったためでもありますね。

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名も無き人間の普段から

2024-12-15 00:06:01 | 日記

 僕は来年49歳ですから、年金支給までまだまだ勤務が続きます。

 

 昭和の時代、女性は夫か恋人の収入に生活を頼ったせいもあるのでしょう、父親が定年の日は

 

 「お疲れさまでしたね」

 「長年勤めてご苦労なさって」

 

 とねぎらったものです。

 

 それは勤務先も同様で、花束や記念品を贈呈し敬意を払ったと聞きますが、僕は違いますよ。

 

 そのころ僕はひとりですから、定年の日に帰宅しても暗い部屋の電気をつけることから始める、そんな未来でしかありません。

 

 川崎フロンターレの旗頭、中村憲剛が引退試合を行い、20000人の観衆が集まりました。

 

 川崎フロンターレはプーマと契約していますが、中村本人はミズノ契約選手のためでしょうか、集まった選手たちはミズノが作成した記念ジャージでプレイしたのが印象的でしたね。

 

 これはプーマも致し方ないと思ったのでしょうか。

 

 ただ、彼のように引退試合をファンが待ち望むことは、例外中の例外です。

 

 選手は名もなき存在が一般的

 学生からプロになっても、練習にすらついていけず、自己嫌悪となる

 そしてクラブからあっさり戦力外通告を受ける

 

 ことの方が事例としては多いわけですからね。

 

 ただ、これは中村憲剛の存在を無視する話では当然ありませんよ。

 

 彼の残した戦績と功績は素晴らしいものですし、引退試合をファンも彼個人も待っていました。

 

 僕のような名もなき人間が多い、という一般の話をしたいだけです。

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