塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

映画「ニューシネマ・パラダイス」から

2024-11-24 22:12:12 | 日記

 映画「ニューシネマパラダイス」では

 

 戦後の貧しいシチリア周辺の風景

 映画が人々の心をどれだけ慰めたか

 主人公のトトとアルフレードの間で沸き起こる感情

 

 が丹念に描かれています。

 

 僕の所有するブルーレイ・ディスクは通常版で、30分近い追加映像で構成された版もありますが、僕は入手に至っていません。

 

 ナポリからやってきた人間が、トトカルチョ、つまり「サッカーくじ」で大当たりすることが、脚本の伏線となりますね。

 

 ただ、興味深いのは、ナポリはシチリアからすればすでに北部に相当するという考え、そこには

 

 首都のローマ以南を南部とする、現在の考えとは大幅に異なる

 従って、ミラノやトリノ、ボローニャなどはまさに別世界

 

 という感覚でしょうか。

 

 トトも陸軍に徴兵されてふるさとを後にし、結果的にローマに出て働き始めます。

 

 アルフレードの他界により、30年ぶりに故郷に戻り

 

 「神父様、僕にどうして敬語を使うのですか」

 「僕は母さんを捨てたんだよ」

 

 というトトの心境は、無関係の僕でさえ考えることが多々あります。

 

 イタリア南部のクラブ、カターニャ、メッシーナ、パレルモなどは相当過激な宿敵意識があり、特にカリアリは別世界ですよ。

 

 そこに中村俊輔が飛び込み、3シーズン過ごしてセルティックに向かったことは、とんでもない凄い出来事というしかないですね。

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