塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

思い入れと言う気持ち

2013-01-28 23:16:01 | 日記
 どうして僕は長野パルセイロを応援しているのか、それは長野という土地に「思い入れ」がある為です。

 今も昔も長野に出かけることは最高の気分転換であり、楽しみです。

 今の時期は2か月に一度出かけられたら良い方ですが、夏場は南長野に出かけた後、千曲に返らず長野まで立ち寄って
散歩を楽しむことも多いですが、その街並みは絶えず変化しています。

 僕が学生時代、部活動で試合の帰りに長野市周辺を散策していた20年前の方が、活気と人通りという点では勝ってい
ます。

 でも活気があろうとなかろうと、僕にとって長野はやはり最高の街なのです。

 「おらが街」

 プロサッカーでは常套句のように用いられるこの言葉、僕たちは改めて噛みしめてみる必要があると感じます。

 僕が山梨学院大学を卒業する時

 「甲府は今後、間違いなく僕の第2の故郷になる。」

 そう強く感じましたし、事実その通りです。

 では何故第「2」なのかと言えば、僕は甲府で仕事を探す気が無く、長男であることも考慮して千曲で働くことを入学
の際に既に決意していました。

 でも、もしその考えを覆し今でも甲府に住んでいたならば、今頃ヴァンフォーレとパルセイロの間で板挟みになってい
たはずです。

 大学当時は当然パルセイロ、その頃の長野エルザを知る由もありませんでしたし、ヴァンフォーレの存在そのものを軽ん
じていました。

 しかしヴァンフォーレは山梨中銀スタジアムを満員にできるほど人々から愛され、パルセイロもその活動が多くの賛同を
得る形になりました。

 「故郷のクラブか、今住む街のクラブか」

 このテーマで悩む方も多いでしょうね。

 僕は自分の胸に手をあてて、思い入れを強く感じるクラブに声を欠けてやったら良いと思います。

 自分の心に素直になれば楽になるでしょうし、カテゴリーが異なるのであれな両方の成績に注目しても構わないと思いま
すね。
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日本から欧州へ、ではその逆は

2013-01-28 01:55:21 | 日記
 現在のJリーグと欧州の溝は第4段階に入った。

 僕はそう解釈しています。

 ではその前の段階をどう捉えるかと言いますと、以下のようになります。
 
 第1段階 奥寺、尾崎、風間がドイツに渡った70年だと80年代。まるで未開のジャングルを開拓するような心境
 第2段階 カズ、中田、小野、稲本など、欧州への道が開拓された90年代中期から2000年代前半
 第3段階 香川がその道を舗装し、完全なルートを確立した2010年

 そして第4段階というのは、この舗装道路が高速道路に進化しつつあり、同時に2車線、3車線に変化する兆しがあ
る点です。

 つまり欧州だけでなく、北米や東南アジアでプレイする日本人選手がそれだけ増えた証拠になります。

 しかし、改善点もあります。

 今の所、この現象は日本から海外への「一方通行」であり、海外から日本へのルートはまだまだ未発達という事です。

 それは韓国た中国もそうでしょうし、例えばマレーシア・リーグにスペイン代表グイサが加入する際は大きな注目を
集めましたが、彼もアネルカ同様西洋に戻りたいと考えているかもしれません。

 日本は確かに地理的にハンディがあります。

 でもそのハンディは日本人選手の移籍と言う結果で、盲目の代物だということが白日の下に晒されました。

 ですから工夫次第では外国籍の選手を呼ぶことは可能ですし、欧州同様に移籍金0の選手を注意深く観察する事も今後
不可欠でしょう。

 僕は簡単に外国籍選手の獲得と言いますが、それが困難な作業であることも重々承知しています。

 ならば育成も含めたクラブも礎を見直すことも必要でしょうし、日本も世界市場の仲間入りをもった大胆に出来る日を
待っています。
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往年の名勝負、異なる価値観を受け入れる

2013-01-28 01:41:53 | 日記
 トシちゃんが往年のヒットソングをかつてと変わらないステップで踊りながら熱唱すると、会場に集まったファンは
もう大騒ぎです。

 トシちゃんだって歌手なのですから、新曲も聞いて欲しいはずです。

 でもファンがかつての自分の姿をヒットソングに重ねあわせていることも重々承知しているでしょうし、むしろ名曲
で固めたステージ構成の方が盛り上がるでしょうね。

 例えば僕が37年生きてきた中で、最も爆発的な人気を得たグループは明らかに

 「光ゲンジ」

 でしょうが、ファンは彼らがもう一度舞台に立つ夢を見ながらも、映像や書籍で当時を思い出していると思います。

 サッカーも同様で、人それぞれ思い入れが違います。

 後藤健生氏が1986年のブラジル対フランスを、ワールドカップ史上最高の試合を唱えていますが、僕はこの試合
をビデオで鑑賞したものの同意は出来ませんでした。

 それは僕が90年代からサッカーを観始めた影響上、プレッシングとダイレクトプレイに見慣れていたことが大きく
関与しています。

 1980年代のワールドカップは、確実に時間がゆっくり流れていました。

 後藤氏が賀川浩氏のように、丹念にワールドカップに取材を行っている方からすれば、選手個人がボールを持つ時間が
保てた、かつての時代が良かったと思うかもしれません。

 逆に近年ワールドカップに関心を抱くようになった方は、現在のスピーディーな展開とより洗練された守備を見せる
サッカーが素晴らしいと思い、かつてのサッカーには共感できないかもしれません。

 しかし、僕は見方は個人個人差があって当然だと思いますし、その意見は大切にしたいものです。

 ちなみにマラドーナと光ゲンジが活躍した時代は丁度重なりますが、サッカーと芸能界、畑は違えど両者はある意味
日本で最も人気を得た80年代の人物と言えます。

 (参考資料 スポーツ20世紀 サッカー名勝負の記憶 ベースボールマガジン社)
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ノヴァコビッチ、大宮残留が決定

2013-01-27 23:28:53 | 日記
 ケルンからレンタルでアルディージャに加入していたノヴァコビッチの残留が確定しました。

 東のFC東京で前線の核が一枚減った形になりましたが、ズラタンとノヴァコビッチが今シーズンアルディージャを
最初から牽引できれば面白くなりますね。

 カルリーニョスも含めてアルディージャの外国籍選手の実力は非常に高いですし、毎年ファンを悩ませている残留争
いを早い段階で回避できるかもしれません。

 ノヴァコビッチの残留は、J1における

 「国際色」

 が減らない点でも嬉しい限りです。

 サガンがディエゴとジョナサンというふたりのコロンビア国籍の選手を獲得し、グランパスエイトはマケドニアから
ヤキモフスキーを獲得したことは、大きな進展と拍手を送りたいと思います。

 一般的にJ1で活躍する外国籍選手はブラジル、韓国のいずれかに集中しており、偏りが否めない点がありました。

 また平成不況に加え、クラブ・ライセンス導入ということもあり、外国籍選手の獲得が思うようにいかない点がある
事も確かですが、様々な国籍の選手が集う形のリーグになると良いですね。

 今週号のサッカー・ダイジェストによれば

 1・J2降格に伴い、コンサドーレの補強費は2億円に減額
 2・グランパスが永井を売却したのは、集客が横ばいでトヨタに頼っている側面がある

 と記されていました。

 今日本のクラブには欧州クラブ同様の

 「したたかさ」

 が求められていると思いますが、生真面目で知られる日本人は中々思うように変革はできないでしょうが。

 ミランがマリオ・バロテッリを24億円で獲得を画策しているようですが、ミランにそこまでの資金力があるとは思え
ません。

 ここでもガッリアーニとミノ・ライオラが繰り出すウルトラCが現れるのでしょうか。
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アネルカ、上海からトリノへ

2013-01-27 02:20:56 | 日記
 ニコラス・アネルカが上海からトリノへ生活の場を移すことは、ほぼ確定的と見られています。

 世界が彼の移籍を契機にCリーグに目を向けた功績は非常に大きい物と言えましたが、結果は尻すぼみの形となりました
が相棒のドログバの胸中はどうでしょうか。

 アネルカの移籍では、Jリーグが学ぶべき教訓が隠されています。

 1・高額な報酬が必ずしも欧州の選手の引き留める手段にはなり得ない
 2・やはりスタジアムは満席であるべき
 3・選手とリーグのレベルが比例しなければ意味が無い

 Cリーグが産声を挙げた振興リーグならばアネルカも我慢できたかもしれませんし、例え観客席に空席があっても我慢で
きたかもしれません。

 しかし、アネルカに限らず欧州出身の選手にとって、サッカーはその多くがその国でもっとも支持を得る競技であり、大抵
の場合スタジアムは満員です。

 (モナコのような例外もありますが)

 また、発煙筒や選手を奮い立たせる横断幕やグラフィックなど、スタジアム内は刺激に満ちており、恐らく中国にはアネル
カが感じてきた空気が無かったのでしょうね。

 日本ではアウェイへの遠征でファンが乗り込むことは日常の光景ですが、中東ではこの光景非常に珍しいと聞きました。

 気候と風土もあるでしょうが、現在のJ1は欧州選手が満足できる環境は提供できているはずですし、報酬さえ問題なけれ
ば働き口として認知されると思います。

 特にレッズは空気づくりに長けたクラブとして知られています。

 バジール・ボリ、ロブソン・ポンテ、そしてマリッチ

 レッズに在籍した外国籍選手の殆どが、レッズファンの醸し出す空気を称賛し讃えていたことを思い出します。

 現在のJリーグが持つアットホームな空気に、選手が常に試合に集中できる濃厚な刺激が加われば、リーグそのものの向上
に繋がるかもしれません。
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