落合博満がロッテ・オリオンズ在籍時(現在の千葉ロッテ・マリーンズ)、3冠王を獲得し日本人選手として初の1億円のを得てから、日本野球では年俸が急激に上昇しています。
これ以上にハイパー・インフレとなっているのが大リーグで、アメリカン・リーグMVPのアーロン・ジャッジは1年に40億円ちかい報酬を得ると聞きました。
フロリダ・マーリンズからニューヨーク・ヤンキースに移籍するマイク・スタントン。
彼は(僕の記憶違いでなければ)10年で350億円で契約を結んだといいますが、サッカーとは異なりこれは契約解除金ではなく、純粋に選手の報酬とそこから代理人への手数料がひかれる形です。
つまり、大リーグは基本、米国国内だけで商売をしているにもかかわらず、選手にこれだけの報酬を提示できるわけですから、Jリーグもヒントになること、あるように感じます。
日本ではパ・リーグが「パ・リーグテレビ」というマスメディアを作成し、米国でも視聴可能と聞きました。
ただ日本野球は大リーグのように、すべてのチームがまとまってリーグに商売を委託できない、それは親会社という独特の存在があるためのとこと。
つまり巨人軍ならば読売新聞社、阪神タイガースならば阪神電鉄、東北楽天ならば楽天と、親会社の考えがまとまらない、つまり思惑があることが結束には程遠いというのです。
Jリーグはリーグ優勝の分配金を2023年から見直し、J1優勝クラブにはもっと大きな賞金が支払われるといいます。
川崎フロンターレは先日、ベトナムでクリニックを開いたといいますが、選手により高い報酬を支払える環境は、まだ野球と比べて完成されていない気がします。