蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

今年の特別出演は・・・

2012年04月24日 21時23分26秒 | 日記
今年のオープンエアーシアターには
他劇団から3人の役者が特別出演して下さる予定。

うち2人は初参加。

1人は、昨年のオープンエアに
参加してくれたK・Mさんで
彼女と同劇団のY・Kさんも
出演してくれることになった。
2人は、私が夢幻を立ち上げる前に
所属していた劇団くるま座のメンバー。

10年の時が過ぎ、こうしてまた共に
舞台を造れるような関係になれたことが
本当に嬉しい。

理由や事情がどうであれ、退団し
新しく劇団を旗揚げしたわけですから
当時は感情的なこじれがあったはず。

くるま座は、少数精鋭でプロ活動のみをしている。
役者として基礎を日々積み重ね
地道に精進しているメンバーだ。
現在は語り芝居が中心だけど
以前は、不条理劇や児童劇も上演していた。
私は、座長のくるま先生から役者の指導方法を学び
演出方法も盗ませてもらった。
旗揚げ当初は、くるま座カラーが抜けきらなかったが
今は、くるま座で学んだことと
自分で修得したことがミックスされ
夢幻カラーになってきたんじゃないかな。

くるま先生が亡くなられてからも
くるま座を守って来た彼女たちである。
私に出来ることがあれば協力したい…

くるま先生には、大きな恩がある。
それをお返しする前に亡くなられて…

特別出演してもらうことで
劇団くるま座という存在を少しでも多くの方に
知って頂きたいと思っています。

3人目のK・Kさんは、現在フリーで
色々な団体のお芝居に出演中。
彼女は、私が20年前、長野に引っ越して来た頃
「これから82」という劇団で活躍していた。
当時からインパクトのある演技で
見ようとしなくても目が行ってしまう…
そんな役者だった。

その後、米国に渡って舞台出演を重ね
結婚して、長野に戻って来たのが数年前。
なかなか行き会う機会がなかったんだけど
先日、観劇しようか迷っていた舞台の
お誘いメールをKさんからいただいて

  これは、行くしかないよね。

というわけで、会場に足を運んだ。

彼女の演技はやはりインパクトがあり
何と言っても声がいい。
しっかりと舞台の声が出来ている。

  野外向きだよなぁ…

と思いつつ、その時は特に出演依頼するつもりもなく
観劇の感想を話したくて、何十年ぶりかでお茶をした。

舞台の感想は…分析結果を包み隠さず話させてもらった。
私は批判をしません。
あくまでも批評です。
批評とは、好みでなく基準を明確にして判断すること。
批判と批評を取り違える人が多いのが残念ですが。。

彼女は、理解してくれたようで
夢幻の活動内容や、演劇界に対する思いに耳を傾けてくれた。
オープンエアに関しては
社会貢献としての位置付けや
演劇界活性化を目指す草の根活動であることなどを
話したところ興味を示してくれて
誘ってみたら、快諾をしてくれたのでした。

こうして夢幻の理解者が増えていくのは
とても嬉しいですね。

3人とも異なる個性を持っている。
さて、どんな役を演じてもらうか・・・思案中です。

説明会終了☆

2012年04月23日 20時28分28秒 | 日記
昨日は、オープンエアシアター参加者説明会。

事前に欠席連絡があったはメンバー以外、全員出席。
あ、一人時間を勘違いしたメンバーがいましたが。。

理事長挨拶後、昨年のオープンエアのダイジェスト版鑑賞。
テレビじゃなくてプロジェクターがあればなぁ。。
と、毎年思うけど、なかなか手が出ません。。。

その後、副理事長&制作のケンタロウ君から詳細説明。

特に問題なく、無事終了!

これで、布陣は決まった。
後は、台本執筆あるのみ!

午後から、知人の紹介で今年のオープンエアに
声楽隊に初参加して頂くことになったMさんと初対面。
Mさんは、某声楽家集団に所属されていて
ナント!Moriさんもご存知の方でした!!
なんでも、聖歌隊でご一緒することがあり
Mさんの歌唱力はMoriさんの太鼓判付き。
そして、とても爽やかで素敵な女性でした。
好奇心旺盛で、チャレンジ精神旺盛
その上、以前からオープンエアシアターにご興味があったようで
お声掛けしたことを、大変喜んで下さった。

嬉しいですねぇ~

良いご縁をいただきました。
紹介して下さったUさんに感謝です!

その後、夢幻支援者の方とお会いして、MAに直行。

先週、元団員のKさんが持ってきてくれたジュースを参加者に配給。
美味しかったぁ~

Kさん、ありがとう!

今日は、東京からSさんが参加。
帰省するたびに、こうして顔を出してくれるのが嬉しいよね。

終了後、公民館の外で立ち話に花を咲かせ、気付くと23:00!

おしゃべりは楽しかったが、寒かったぁ~
体がすっかり冷え切ってしまって。。

みんな、風邪をひかなかったかな?
遅くまで、お疲れ様でした!

ミヒャイル・エンデ連読

2012年04月22日 01時29分09秒 | 日記
今、オープンエアの作品創作にかかっている。

当初は、2004年に上演した「DREAM」を掘り下げ
再演という形で改訂していこうと思っていたが
昨年発生した東北大震災、そして今の日本の状況と
これからの未来を考えつつ歴史を遡り始めたら
日本の縄文時代→古代メソポタミア文明に行きつき
「ギルガメッシュ叙事詩」に興味を持った。
早速、本を手に入れ読破。

神と人間と動物が共存している世界。
人間の本質をつく言葉がちりばめられ
情景描写も単純であるがゆえの
美しさとストレートさがあり、心が揺さぶられる。

私が調査をし始めたきっかけは
作品における「見えないモノ」の存在定義を
明確にしたいと思ったから。

で、泉鏡花の「天守物語」を読み返して
妖怪と人間の関係を探り始めた。

妖怪に関しては、色々調べては見たけれど
結局のところ「人間が怖れから生みだしたもの」
という見解が多かった。

だとすれば、作品上、必要だと思う観点から
妖怪を想像して生み出してみるのも面白いかも…
と思うようになった。
ここで、妖怪についての研究は一度停止。

もう一度、日本から世界に視野を広げ
自然界や人間についての洞察が深い作家さんをあたり始めた。

そこで浮き上がって来たのが
ミヒャエル・エンデ氏だった。

エンデ氏について、過去2回調べたことがあった。

最初は、短大講師をしていたとき。
「モモ」の舞台化をしてみたいと思ったのがきっかけ。

次は、「はてしない物語」を舞台の下敷きにしたいと思ったとき。
これにより出現した作品が「0zero]

上記の下調べで、エンデ氏の経歴や
他の作品情報も調べたはずなんだけど
始めに小説の舞台化ありきだったからなのか
エンデ氏の作品創作に対する思いや考え方の
掘り下げが甘かったようで
今回は、新たな発見が色々あった。

読んだ本は6冊。

「だれでもない庭」「ゴッゴローリ伝説」「サーカス物語」
「ハーメルンの死の舞踏」「エンデのメモ箱」「遺産相続ゲーム」

エンデ氏は10歳の頃、第二次世界大戦が勃発し
学童疎開先で知り合った友人の影響を受け、詩作開始。
終戦間近に届いた召集令状を受け取るが逃亡し、終戦を迎える。

戦後、18歳で演劇に傾倒し始め、演劇学校に入学。
俳優を目指しながら、戯曲の執筆を始めた。

つまりエンデ氏も、演劇に興味を抱いていたのでした!

残念ながら戯曲に関しては
初演作品が酷評だったこともあり
戯曲ではなく小説を書くようになったが
それでも演劇という表現に関して
ずっと興味を抱いていたようです。

上記の本の中にも戯曲が3冊。
どれも面白くて、一気に読んでしまった。

どの作品にも、異界のモノが登場する非現実的世界観。
その中に「生」と「死」、そして人間の欲望や感情が
明確に立ち上ってきて、よりリアルに感じられる。

演劇におけるリアルって何だろう…

彼は言う

 ・難破を経験して初めて、芸術に道が通じる
 (難破とは、生死をかけた戦いに敗れたと思えるような体験)

 ・自分の仕事の背景に死がなければ、背景が全くないということ
  明るく軽やかなことも、死を背景にして始めて価値がある

と。

何を価値とするかは、人によって違うが
私は、上記の言葉に共感。

「死」があるからこそ、「生」の喜びを実感できる。
それは「生」に執着するということではなく
「ありのまま」の自分を感じ、受け入れ、愛すること―

今少し、エンデ氏の作品を掘り下げたいと思っている。

有言実行

2012年04月19日 01時47分56秒 | 日記
言葉を発することで、自分を追い込む。

  有言実行

私は18歳の頃から、この言葉を強く意識して来た。

苦しくなったり辛くなったりすると
そこから逃避したくなってしまう。
それを回避し、目標を達成するために
敢えて「言葉にする」ことで
自分の戒めにして来たんだよね。

「不言実行」という言葉がある。

意味は、文句や理屈を言わずに
黙ってなすべきことを実行すること。

後者のほうが美徳のように感じる。

が、個人的なことはさておいて
組織においては、何も言わずに勝手に行動すると
損害を与える場合もある。

有言実行にしても、不言実行にしても
常に行い続けるのは、かなり難しい。

ある程度はクリアしていたとしても
有言不実行になってしまった途端、信頼を失う。

某知事の尖○諸島購入発言は
足踏みしているリーダー格の人々の
目を覚ましたのではないかと。

大衆の言葉に耳を傾けるのは大切なことだし
価値観の異なる人とのディべートは重要だと思う。

ただ価値観が違い過ぎると
どこまで話し合っても平行線なんてことは
日常でもよくあること。

すり合わせは、困難を極め
決断が先延ばしになり、時間だけが過ぎていく。

取り敢えず置いておける問題や
時が解決してくれる問題であれば
焦らずじっくり時間をかけたほうが
望ましいかもしれないが
緊急を要する問題を先延ばしにすると
大変な事態になることもある。

某国のミサイル発射情報が遅れたのは何故か?

慎重であることと、尻込みをすることは違う。

何かと言うと否定から論じ始める人もいる。
それは、その人の考え方の習慣だし
習慣になるということは
その考え方により成功した経験があるんだと思う。

ただ、否定するなら代替え案を出すべきかと。

向かう方向が決まっているのであれば
危険性や危惧する点を指摘するだけでなく
問題点をクリアする知恵を絞るべきだよね。

原発問題、震災復興・瓦礫処理問題
消費税・雇用・社会保障・教育問題…

知恵を出し合いクリアしなければならないことが山積みだ。

歴史を振り返ると、領土問題は戦争の引き金になる。
外交でクリアするには、何が必要なのか…

脱原発のためには、それに代わるエネルギー資源が必要で…

当事者ではなく、公平に判断できる機関があれば良いが
国連にそんな力はないと聞くし…

戦争を回避するには、世界共通のルールが必要のように思うが
宗教も価値観も異なる国同士ですり合わせることは困難…
となると…

第三の道は、どこにあるのか…


話が大幅にずれた。

深く考えた上で、腹をくくり有言実行する。
私は、そういう生き方が好きだ。

サラリーマン化

2012年04月18日 04時15分16秒 | 日記
よく聞く言葉だよね

  サラリーマン化

別名「大企業病」とも言うらしい。

政治家・報道機関従事者・大企業や銀行社員に対して
よく聞く言葉だけど、最近は中小・零細企業でも
この「サラリーマン化」が進行中のようで・・・

分業により効率化が進んだ結果
社員は安定という保身に陥り、現状維持を望むようになって
戦闘意識が失われ、既得権ばかりに意識が向き
やがて会社が死に体と化していく。

これって、何年も前から問題視されていることなのに
なぜ改善されていかないんだろうね。

問題意識を持っている人は大勢いるはず。。

何が原因なんだろう…

決められた仕事をこなし、決められたお給料を頂く。
そして、余暇を楽しむ。

仕事に生きがいを見出せないのか、見出そうとしないのか。

人生の3分の1を費やしている仕事の時間が
面白くて有意義な時間にしたいと思えればいいんだろうけど…

どんな仕事でも、学ぶ姿勢があれば
好奇心も湧くし面白くなるんじゃないか。

以下、週刊Neue Fahneから抜粋↓

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「問題意識」→「疑問」→「疑問」を「解決」→「学び」

例えば、下記のように考えてみる。

・自分の本当の強みはどこにあるのか。
・自分に足りないのはどのような面なのか。
・自分はまず何から着手していけばいいのか。

そして、周囲を見渡してみる。
すると・・・
アドバイザーがいっぱいいるんだよね。

優れたリーダーシップを発揮しているひとから学ぶこと

・なぜ、自分は優れているひとと比較して劣っているのか。
・なぜ、同様な問題に対して自分と異なる対応をとるのか。

自分と異なる価値観を持っているひとから学ぶこと

・なぜ、自分とは異なる視点で物事を見るのか。
・なぜ、このような問題にこだわるのか。

同業他社や取引先など社外の人びとから学ぶこと

・なぜ、同業他社は自社と異なる戦略をとっているのか。
・なぜ、取引先は取引条件を変えてきたのか。 


自分自身を変革していく一つの考え方として

「昨日を憂えず」「今日を驕らず」「明日を恐れない」

これを大切にしながら、周囲の人びとの声を率直に受け止め
謙虚に学ぼうと思えば学べるシーンは、いくらでもある。


自分自身のモチベーションを高めるためには、どうすれば良いか?

①会社組織が目指す方向やビジョンを明確にする。
②仕事の意味や価値を追求する。
③組織の強みを発揮できる行動をする。

組織とは自分と異なる考えを持っている者同士であっても
「共通の目的」と「貢献意欲」の下で
互いの違いを尊重しつつ意見をぶつけ合い
新たな方向を見出していく機能体集団である。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そんなつもりはないのに、いつの間にか
無機能集団になってるってことか。

うーん…



なぜ、こんなことを考えているかと言うとですねぇ~

一つは
知人との会話の中で問題点として上がったので

もう一つは
ビジネス・コミュニケーションに関する
社員あるいは管理職研修の需要が多く
私も関わっていくことになりそうでして…


お声掛け頂けるのは、有難いことですよね。

ポジティブに挑戦していこうと思います!