mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ブルガリアの世界遺産:リラの僧院2

2012年09月16日 | 旅行記

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 9月13日の記事(ブルガリアの世界遺産:リラの僧院)の続きをお伝えしたいと思います。

 リラの僧院の中で最も大きな見所は、「聖母誕生教会」であると思います。

 この教会の特徴は、「地球の歩き方(ダイヤモンド社)」によれば、4つあるようです。

 その一つ目が「民族復興時代の教会」であることです。「地球の歩き方」によれば、

 4階建ての外陣に囲まれ、敷地内の中央に建っているのが聖母誕生教会です。建物は1833年の火事のあとに再建されたもので、民族復興様式と呼ばれる建築様式によって建てられている。

 となっていますが、いきなり「民族復興様式」などといわれても「さっぱり」分かりません。火事があった1830年代にブルガリアに民族復興というような時代があった?ということでしょうか?

 特徴の2つめは「アーケードいっぱいに描かれたフレスコ画」です。

 地球の歩き方では、

 「白と黒の横縞模様が印象的な教会正面のアーチをくぐると。外壁の壁面いっぱいに、そして天井にもフレスコ画。」と説明しています。

 でも、フレスコ画という言葉は聞いたことがありますが、どんなものなのでしょうか?

 ウキペディアによれば、「フレスコは、壁に漆喰を塗り、その漆喰がまだフレスコ(新鮮)である状態で、つまり生乾きのうちに石灰水で溶いた顔料で描く。」となっています。

 非常に美しい作品ができますが、高度な技術が必要のようです。

 さて、リラの僧院のフレスコ画には何が描かれているのでしょうか?

 「地球の歩き方」によれば、

 36聖書の場面やこの地方のそれぞれの時代の生活の様式が、色彩豊かに描かれている」といいますから、ヨーロッパの教会にありがちな宗教画だけではないようです。

 このリラの僧院のフレスコ画を誰が描いたのかですが、「民族復興期最高のイコン画家といわれるサバリ・ゾグラフを含む当時を代表する画家たちが無償で描いた」といいます。

 なお、「地球の歩き方」では、リラqの僧院のフレスコ画の素晴らしさを次のように書いて締めくくっています。

 「ブルガリアの教会で見られるフレスコ画はほとんどが屋内に描かれており、しかもロウソクの煙で色がくすんでいる。リラの僧院のようなフレスコ画は非常に珍しい。」

 小生などは、ヨーロッパの教会といえば、高い尖塔がある外観と内部の暗く大きく高い空間、正面のキリスト像、極彩色のステンドグラスなどが特徴だ!と思っていたのですが、ブルガリアの教会は。フレスコ画が特徴!という話ですから楽しみが増えました。

 次に、3つめの特徴「イコノスタス」です。

 しかし、「地球の歩き方」のこの部分に関する説明が「やっかい」で、読んでも理解できないものですから、よく勉強してから記事にしたと思います。

 なお、ブルガリアなど東方正教系の説明文などを読んでいますと、理解できているのが当然のように、「イコン」という言葉がよく使われていますが、小生には何だか「さっぱり」分かりませんでした。

 イコンとは、キリストや聖人、天使、キリスト教の重要な出来事などを描いた画像のようですが・・・ということは、ブルガリアの教会は、フレスコ画でイコンを描いている、という表現になるのでしょうか?

 では、これにて!

 写真?ベルギーだったかな?宿泊したホテルの裏を流れる川沿いにあった宮殿風の建物です。