「政治と行政」などという難しいタイトルをつけてしまいましたが、何が言いたいのかと言いますと、分かっているようで本当は分かっていないことが沢山あることに気がつきました。
そもそも政治と行政の違いは何でしょうか?
また、これに関連して権力という言葉も良く聞きます。
国家権力、警察権力などですが、政治権力という言葉もありそうですが、行政権力という言葉はあるのでしょうか?
これら根本には、いずれも国家の統治機構(制度)とその運営を憲法がどのように定めているのかという問題があると思います。
政治と行政の関係は、皆さん、ご承知のように、国民が選んだ議員が予算や法律などを定め、その定めに基づいて行政は、国家や地方の仕事を行うということになるのだと思います。
従って、政治は、いわば政策を実現するため議決いう大きな国権(国家権力?)をもち、最高機関であるはずですが、実体は、どうもそうなっていないようです。
何故かと言えば、年金の問題や農林水産省などで行政が勝手なことをやっていたことが明るみに出て、法律の定めが守られていなかったからです。
法律が守られていなかったと言うより、行政の怠慢や都合の良い解釈が行われてきたと言った方が良いかも知れません。
こうなると、行政を監視する必要があると思うのですが、議会だけがその機能を果たすのは、非常に難しいのではないかと思います。
また、議会は、本来、議論を通じて国、地方のあり方や進むべき方向などを具体的な政策として定めて欲しいものです。
特に、最近の不況のように世界経済が同じ方向に進むという「地球一体型の経済」の時代に突き進んでいる現代でにおいて、資源や環境のあり方、さらには中国が台頭する将来を見据えた日本の役割(特に、高い技術力を生かした)や戦略などを定めるべきだと思うのですが・・・・
そのために行政は、国民や議会から信頼される存在になって欲しいものです。
「行政がルール通りに仕事していない。勝手なことをしている。」などという話題は、あまりにも議論が後ろ向きだと思えるのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます