mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

巧言令色

2009年06月28日 | 国際・政治

 選挙が近いためだと思いますが、政治が混沌としてきています。

 特に、地方の代表である有名な知事や市長が動き始めたようです。

 今度の選挙の争点は「地方分権だ!」ということのようですが、前回の小泉劇場の「郵政民営化」ようなブームが起こるのでしょうか?

 確かに、霞ヶ関改革とセットで地方分権の推進は必要ですが、日本のすすめべき将来は、内政ばかりではないと思うのです。

 地球は、まさにグローバルになっています。アメリカ発の世界経済の急激な落ち込みや、豚インフルエンザ問題、さらには、地球温暖化などで私達は、そのことを実感したのではないでしょうか?

 このように政治は、日本のあり方や進むべき方向をどうするかという本来の仕事をすべきだと思うのですが、現実はどうでしょうか?

 ところで、政治も行政も会社も人間がやっていることですが、最近、言葉が巧みな人が「できる人間」だと評価されているような気がしてなりません。

  でも、問題は、政治で言えば、説明のうまさではなく、政策の中身のはずです。

 中国古典の名言に「知る者は言わず、言うものは知らず(老子)」とあり、また、「巧言令色、鮮牟仁(論語)」という言葉があります。

 この中国の名言は、言葉と人間性を結びつける大いなる知恵だと思うのですが、皆さんはどう感じているでしょうか。

  


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