手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

中秋無月・・・・・

2006-10-06 21:12:44 | 身辺雑記

 今晩は中秋の十五夜、しかし、月は雲の中。「中秋無月」なのです。

「恨みず尊前月色なきを/看るを免る児子鬢辺の絲」これは、頼山陽がお母さんと月見をしたときの詩です。残念ながら月は見れなかったのです。でも、月が出ていなかったことを恨みはしませんといっています。その理由は月が出ていないので、私の白髪の増えているのを、母に見られなくて済むのだからというのです。

 頼山陽には母を思う詩が沢山あります。どれも素晴らしい詩で、真情が溢れていて、この詩も母に心配を掛けまいという思いがにじみ出ています。

 月の出ていない十五夜、ふとこの詩を思い出して書いて見ました。
コメント
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