幕末から明治にかけての思想家で、明治天皇の思し召しの篤かった元田東野の「中庸」という詩の結句です。
「天下の万機」というのは「政治」です。政治は帰するところ「誠」だというのです。
今の政治家に、煎じて飲ませたい言葉です。
今の民主党のお偉さん二人にこの言葉を貼ることが出来ますか。この後の政治の結果がそれなりのものがあったとしても、汚した「誠」は戻らない。ということは、問題のお二人がいる間は、民主党自体が万機を帰す政党と認知されないということでしょう。
多かれ少なかれ政治家の多くには、重い言葉なのかもしれないけれど、このような問題が出たときに、悪かったといって身を引くくらいなら、潔さを感じたりして追認することもあるかもしれないけれど、もう駄目です。
選挙って判らないけれど、私の目には、暗い幕がかかってぼやけてしか見えない。
明治には、こんな人もいたのですね。明治天皇が菊見の宴で「菊花より老いた元田を愛す」とおっしゃったのだそうです。正に「誠」貫いた人だったのです。
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