手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

 綺麗な川の流れを見ながら

2015-04-19 18:57:43 | 随想
 いま北海道の川はどこもきれいだ。これは北海道に限ったことでないのだけれど、今の綺麗な流れを見ながらつい何年か前の姿を思い浮かべ感慨深いものを感じる。

 私の生まれ育ったところは上川で、ここを流れていた川はどの川もきれいな、飲み水にもできそうな川だった。しかし、旭川に行くと石狩川も丁度旭橋のところでパルプ工場からの廃液で濁った川が合流し、すっかり黒ずむことになっていた。

 空知に行くと炭鉱の選炭水で真っ黒になった川が何本も石狩川に流れ込み、また生活汚染水が垂れ流されて悪臭さへ漂わせる状態があった。町の中の小川なども、下水道が整備される前はひどいものだった。

 まず炭鉱の閉山が川をきれいにし、下水道の整備で生活汚染水が川に流れ込まなくなり、どの川も、本来の川の面影を取り戻した。旭川のパルプ工場の排水も浄化され、水はきれいになり、また工場からの悪臭も無くなった。

 札幌の豊平川に鮭が遡上するようになった。旭川にも鮭が戻ってきているという。

 こんなにも変わったのだ。変えたのだ。数年前までの環境と全く変わった。今の日本の姿は世界に誇ることができるのだと思う。

 この小さい日本だから、これだけのスピードでこの川の美しさを取り戻すことができたのでしょうが、中国などでは大変なことだと思う。

 全国的に河川敷などの清掃が地域の方たちの努力でなされている。これだけきれいになった川をきれいに守るための努力をみんなでしていかなければならない。特に最近はビニール系の廃棄物が多いし、これは腐敗しないからゴミとしていつまでも姿を止める。ポイ捨ては慎まなければならない。

 私たちの町内を歩くたびに思うのだけれど、最近は煙草の吸殻、空き缶などがポイ捨てされているのはほとんど見かけなくなっている。でも、小公園に行ってみると、煙草の吸い殻が結構落ちている。

 川がきれいになり、空気もきれいになっている。一時期の汚染状況を知っているものにとっては、まるで奇跡のようにも思えるのだけれど、大変な投資と努力があってのものなのです。環境を守ることをまずは自分に言い聞かせてゆきます。
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