アメリカでバブルがはじけたと聞いたとき、日本はすでに経験済みで、とうとうアメリカでも起こったかと思ったくらいだった。
ところが、世界中が大不況になってしまった。日本もあのバブル崩れの時以上の不況となってしまった。銀行に公的資金を投入する話は出ていないけれど、自動車は売れない、家電は売れない売れないから作らない、作る人もいらない、新採用内定者の内定取り消し、それだけかと思ったら、大リストラになってきた。
何か底の見えない、暗闇が前方に広がっているような不気味な様相を呈してきている。
先日、、ある証券会社にバブルの前に預けたお金が、元本割れどころか、3分の1 以下に値下がりしたところで解約した。大金というほどでなかったから、こういうものなのだと、株とか証券取引の恐ろしさを実感しただけでよかったのかもしれない。
売れない、作らない、いつまで続くのでしょう。売れないことはない、ただどんどん売れるということにはしばらくならない。したがって、企業は規模を縮小するしかない。売れるに見合った生産をするしかない。それでなければ他の製品より思い切り安くて、いい製品を作るしかない。いいものを作る事では負けない日本なのだから、よい商品で競争するしかないのだろう。あまった労働力をどこに向けるか、新しい職業を作り出すことはできないのだろうか。国家プロジクトとして、考えることはできないのか。
こんな時だからこそ、総力を挙げて、立ち向かうリーダーシップを国は持つべきだ。ただ、今の政府に期待することはできないだろう。寂しいことだ。
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