満90歳と3か月。いつの間にかこんな歳になっている。卒寿の祝いは昨年娘たちにやっていただいた。卒寿は卆と書くと九が上で下に十が来る字になるので卒寿ということになったようだ。この後白壽=百歳がある。60歳の還暦から始まって古希、喜寿、米寿、卒寿とくる。卒寿となればもう人生も卒業の歳になったといってもいいのでしょう。
この年で、現役の方は少ないと思います。私はささやかながら小さな詩吟の教室(道場)を抱えています。だから現役だといえるのです。でも、昨年の12月に肺気腫も限界まで悪化している中で、重度の肺炎を起こし、幸い無事退院できて、肺炎になる前に近い体調でいます。ただ、退院して現役復帰の途端にコロナの問題が起こり、半年にわたって詩吟から離れてしまいました。明後日の月曜から詩吟の教室を再開する予定になっています。しかし、声が手是無くなってきています。どれだけやれるのかわかりません。
振り返ってみると、お弟子さんの中には私より歳の若い錚々たる男性会員が随分いたのでした。しかし、皆様お亡くなりになってしまいました。詩吟を語り合える仲間として付き合えた方たちでした。一昨年札幌市市長から、札幌市社会教育功労者として表彰されましたが、丁度、詩吟人生を締めくくる最高の舞台だったと思います。
でも、ピリオドを打つことができないまま、新しい挑戦をすることにしました。どこまでつづくかわかりませんが頑張ろうと思います。
こんなに生きて、新型コロナウイルスの世界を巻き込んでの大流行を経験し、常々せめて東京オリムピックを見てみたいといってきたのでしたが、本来なら見れる年まで生きてきたことになるのだけれど、一年先送りになっちゃいました。開催も危ぶまれていますが、何とか見たいものです。、
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