「意」は「かたち」と読み、「かたちは心に帰り、心はかたちに帰る」という意味なのだそうです。
実は、知事公館の裏に美しい広場があり、その片隅に大理石の彫刻(写真)があります。 この写真は3年ほど前に私が撮った写真で、撮った時、これは安田侃さんの作品だと すぐわかりました。しかし、この作品の名前は知りませんでした。それが昨日の道新の夕刊に、この作品をここに展示した方が、搬入のときの思い出とともにこの彫刻の名前の紹介をしてくださっていたのです。
安田侃さんを知っているわけでもなく、その作品を研究しているわけでもありません。ただ、美唄の出身の方で、特にこのような大理石の彫刻をされていることを新聞などで知っているだけなのです。でも、札幌駅の南口に飾られた四角く、中がくり貫かれた彫像も間違いなく安田さんの作品だと確信しているし、洞爺湖の湖畔に立つ大理石の像も一見して安田さんの作品とわかった。
今、知事公館の像が、このような名を持つということを知り、札幌駅の像、洞爺湖の像にもキット名前があるのだろうと思い知りたい気分です。
それにしても、素晴らしい銘だと思う。この像をじっと眺めていると心が緩やかに癒され、この像のかたちに癒しの心を感じる。
あの静かな知事公館の裏の広場は、将にこの像のための広場のように似合っている。
ついでだから、書くのですが、公館の表門を入ってすぐのところに、薩摩藩出身で北海道開拓に大きな貢献をして、その後、壮絶な最後にいたつた村橋久成の胸像が熊本から移設されています。
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