1945年8月15日、15歳の私は6月から出ていた援農が終わり明日から10日間の夏休みに入るうれしい日でした。援農先から10時過ぎに学校に集合したら12時から重大放送があるので
事務室前の廊下に整列するようにと命じられ一刻も早く故郷に向かいたい気持ちの中で放送を聞くことになった。
戦局が大変になっているはわかっていたので、さらに頑張れという話なのだろうと思って聞いていました。しかし私たちにはラジオの声が例の天皇陛下の声であることがわかるくらいで、
話の内容はわかりませんでした。ただラジオの近くで聞いてい担任の先生が涙を流しているのを異様に思ってみていました。
終わって教室に戻って担任の先生から「戦争に負けました。」という説明を受け呆然としました。ただ呆然とするばかりでした。戦争に負けた!! 負けることがあると思っていなかったのです。
最後の一人まで戦うのだと信じていたのです。日本が負ける、降参するということはないと思っていたのです。それが・・・・ ただ呆然とするばかりでした
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