比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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無言館・・・・・・信州塩田平

2006-08-19 | 戦没画学生慰霊美術館 無言館
信州塩田平に8月12日から16日までいました。
ここは妻の実家です。両親やお先祖様の迎え盆と送り盆をしました。
塩田平は上田市の西方、善光寺平でも佐久平でもない、ちょうどその中間に位置しています。お
先祖様の迎え火をすましてから、塩田平のシンボル独鈷山の麓にある「無言館」、「前山寺」(実家の檀寺でもあります)を訪ねました。
実家から10分くらいのところです。

無言館」(戦没画学生慰霊美術館)・・・
豊かなみのりを見せる塩田平を見下ろす小高い丘の上に立つ、自然にとけこんだほんとうにチッチャなチッチャな美術館です。

いつもながら館内の絵に対面したとき、
・・・無言・・・



言葉を失うということはこのことか。館を出て来た方も目を潤ませています。ひたすら絵を描きたかった青年たち、享年20数才、誰のために戦地に赴き、誰のために死んでいったのか、私たちが勝手に言うわけにはいけません。「人それぞれ、心の問題ですから」なんてとても言えません。

死んでいった人が何も言えないのなら生きている者は何か言わなければならないのだが。                  
                              (迎え火の日に)
「絵」の評価は?Soul Pictureです。

館長の窪島誠一郎さんのことは数々の著書でご存知と思います。
野見山暁冶さんの「遺された画集 戦没画学生を訪ねる旅」(平凡社)必読!。

「無言館」から「信濃デッサン館」「前山寺」と回りました。前山寺は1200年前に開山といわれる真言宗智山派の名刹。参道の幹周り5,6㍍はあろうかと思われる大欅がミゴト。信濃国小県郡塩田郷のランドマーク三重塔が独鈷山につづく背面の山に実によくマッチしている。予約をすれば「くるみおはぎ」の馳走もあります。「おやき」はこの近くの「塩田の館」のおやきが私は好きだ(ナスを除いて)。

信濃デッサン館         大欅の参道

未完の塔、窓が無い       萱葺きの本堂


前山寺にお参りしたあと龍光院,中禅寺、安楽寺(ここには北条義政建造といわれる国宝八角三重塔がある)、常楽寺とお参りしたが、その話はまたの機会に。言っときますが私は仏教徒ではありません。

上田市郊外塩田平は首都圏からも日帰りできます。これからは巨峰、リンゴ、果物、野菜、何でもありです。

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