3月3日 桃の節句。雛祭りの日は快晴だった。
福岡市からちょっと下って、柳川、久留米方面へ。
こちらへは、あまり出かけることがない。
思い立ったように、9時半にエンジンキーを捻った。
まずは柳川へ。
なぜ、ここかと言えば、福岡県側から有明海を見てみたかったからだ。
佐賀県の鹿島や多良、それに白石には何度も行き、有明海に触れた。
なのに、福岡県人であるのにこちら側からの有明海を見たことがない。
途中、「柳川むつごろうランド」という標識を見つけ、そこを目指した。
ここは、研修・宿泊施設を備え、キャンプもできるようだ。
また、有明海や干拓地を活用したいろんな体験ができる拠点ともなっている。
近くの堤防から有明海を眺めた。
ちょうど満潮時。沖合いの海苔ひびへ船が行き来する。
好きだな この海。福岡、佐賀どちら側からでもよい。
しばらく佇み、さざ波のきらめきに心を同化させる。
柳川に来たからには、やはり「うなぎ」料理だ。
しかも、ぴったり昼時。
名の知れた店は、外まで客の列が出来ている。
「せいろむし」を注文した。
箸置きは折り紙のお雛様。
近くには柳川藩主立花邸「御花」がある。
本館が西洋館(写真)で、隣接して料亭旅館「松濤館」、
その庭園「松濤園」がある。
名物「川下り」もこの近くから出ている。
コロナのせいか、ポツリ、ポツリ。少々寂しい。
帰路、久留米つばき園に寄った。
耳納北麓の約3㌶の敷地に
約500品種・2000本のつばき類が植栽されている。
淑やかに、華やかに……色も形もとりどり。
自然はやはり心和ませてくれる。今日もまた良き日だった。