瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

■昏沈睡眠

2004年11月13日 | 瞑想日記
ブッダのヴィパッサナー瞑想の「今日の一言」では、11/3(水)より食事と瞑想がテーマになっている。地橋先生がミャンマーで修行していたときに見た比丘たちに触れながら、印象的に語っている。食事と瞑想の関係に無知なるがゆえに、こころざし半ばにして瞑想修行を断念したアジア系の青年。同じく食事量が多すぎるがゆえに、半端ではない昏沈睡眠を日毎繰り返すカナダ人青年。

私は、最近少し食事量が多くなっていたが、これを読んで再び気持ちを引き締めた。
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■パラダイム変換

2004年11月13日 | 読書日誌
先日触れた『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』は、物理系の素養のない私にとって最初は難しかったが、第4章で話がホメオパシーに及び、第5章で脳とホログラフィー理論がテーマになると、俄然面白くなってきた。先を読むのが楽しみだ。

とくにホメオパシーを扱ったところは読み物としても面白く夢中で読んだ。アレルギー研究で一流の業績を挙げ、国立保健医学研究所の主任研究者も勤めていたバンヴェニストというフランス人科学者が、偶然のきっかけからホメオパシーとそっくりの実験結果を得てしまう。科学者として可能な限り厳密な実験と、海外の複数の研究室での実験結果の再現とを行い、その共同研究を、権威ある雑誌『ネイチャー』に掲載した。

興味深いのは、その後のネイチャー誌と、保守的な科学者たちの対応が、いかに頑迷で、偏見に満ちたものであるかが、詳細に語られていることだ。既存の科学の牙城を揺るがすような実験結果を発表することで、これほど執拗な抵抗に出会うとは。実験の結果を客観的に公平に見るよりも、従来の科学への信仰を、様々な理屈をつけて守ろうとする姿勢には驚く。まさにパラダイムが変化していこうとする生々しい現場を見る思いだ。

この本の内容の詳細は、上のブログで徐々に書いていくだろう。少し遅れるかも知れないが。
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■関心の変化

2004年11月13日 | 輪廻説
おそらく、このダイアリーで輪廻の問題を追ったことがひとつのきっかけとなって、談話室でも輪廻についてのやりとりが続いた。私自身は、最近、輪廻の問題への関心が薄れてきたようだ。それはたんに他に関心が移ってしまったからという一面もあるだろう。

私は、もともとは「縁起説と輪廻説はどのように両立するのか」という知的な関心から出発した。あるいは、仏教が、その成立時からそのような問題をかかえ、その後の仏教はこの問題をひとつの軸にして展開した一面がある。それがどのように論じられたのかという関心だった。仏教そのものへの関心から生まれた問いだったかも知れない。

一方、この問いへの関心の根底には、限りあるいのちとして投げ出された「不思議」への感覚が横たわっているかも知れない。自分の過去生を知りたいというような気持ちはほとんどまったくない。しかし「魂の成長」に輪廻が前提となっているのかどうか、という関心はある。またいつ何をきっかけ関心がよみがえるか分からない。あるいは、次に唯識関係の本を読むことでよみがえるかも知れない。
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