瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

食べることへのサティ

2005年06月20日 | 瞑想日記
命のもっとも基本的ないとなみである食べることに自覚的であるかどうかは、かなり重要だなと感じるようになった。食への欲求に、どれほどの心理的な要素が含まれているのか。そこで心随観の質と深さが問われる。

私は、一日断食の復食時におかゆを食べたあと、反動的な食欲がくる。その時こそ、本当に体が欲しているのか、それとも他に執着がまつわりついているのか、サティのしどころだ。

昨日は、前回や前々回の復食時よりはよかったが、やはり夕食では体が欲する以上に食べてしまった。その後も満腹であるにもかかわらず、少し間食した。

窮屈に自分をしばりつける必要はないが、食への自分の欲求がどこから来るのかつねに気づいていたい。食べたいと思った時に、それがどこから来る欲求なのか、ラベリングして確認する。それだけでも、からだが本当に欲しているのではない食欲はかなり薄れる。今日は、一日そうしたサティをして効果的だった。

体が本当に欲する以上の食欲がセーブされはじめると、確実に生命の機能が増す。その実感を持ったことが、私にとっては大きい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする