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馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第82回「テーマ:ベトナム戦争の謎」

2018-02-09 20:11:58 | 日記
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第82回「テーマ:ベトナム戦争の謎」
7日現在、日本を舞台に、ペンス副大統領、ドイツのシュタインマイヤー大統領との首脳外交が繰り広げられている。
平昌は風が強く、寒い上、不十分なつくりの施設ため、安倍総理の健康が心配される。冬季オリンピックは大施設を要し、天候の関係などから、既に実績のある国々で開催されるべきだ。新たにこれらの膨大な施設を作って開催するというのは、オリンピック精神にも反する。
2月3日の産経新聞の記事は今回のオリンピック開催に安倍総理が出席することで、国際的存在感を示すことが出来るとか、韓国に貸しをつくることができるとか言った内容だが、既に、安倍総理は国際的な存在感を確立しているし、韓国が貸し借りに配慮するような国家ではないことは明らかであり、的を得た論評とは言えない。韓国を知り尽くした黒田勝弘氏にしては、お粗末過ぎる記事内容であった。
佐賀県神埼市の住宅地への自衛隊ヘリ(AH-64D)の墜落。これが、事故であっても、事件であっても、大きな問題だ。原因追究と再発防止策だけでなく、誰が関わったか、外国からの工作活動ではないかなども十分調査して結論を出すべきだ。
2月1日の産経新聞の社説は、トランプ大統領の一般教書演説を扱っているが、外交に関するものは15~20%程度で、あとは内政に関するものにも拘わらず、内政に関しては詳しく報じていない。原文の演説内容から知ることが出来たのは、移民によって国の伝統的価値が崩壊し、治安の悪化、社会の分断による其の他諸問題が多発するであろう数年後の日本の姿を暗示していることだった。そして、トランプの演説はその危機感からアメリカの精神をもう一度取り戻そうとする姿勢が窺われる内容だった。
アメリカは1980年代(カータ~レーガン時代)から国としての自信を喪失し始めた。自信喪失の原因はベトナム戦争であった。レーガン時代には、アメリカ社会の分断を阻止しようとする動きがあったが、十分でなく、それから30年経った現在、病巣は拡大し、危機的状況に陥ったのである。トランプ大統領の登場によって、1年間で、アメリカ人がアメリカ人であることに目覚めつつあるのである。

アメリカ社会分断の原因のひとつだった移民については
①水際対策として、制度として国境管理をきちんとする。
②移民政策としておかしかったグリーンカードのくじ引き制度を廃止する。
※日本の場合、永住権を得ると、母国からその家族、親戚まで引き寄せが可能で、その家族は生活保護を受けられると言う信じられないことが行われている。日本の政治家は、移民して来る人のためでなく日本人のための政治家であってほしいものだ。

アメリカ社会分断の原因のもう一つは、戦後最初のアメリカへの移民・難民問題を生じさせたベトナム戦争だった。
ベトナム戦争も、朝鮮戦争も、アメリカを操る勢力によって勝たせてもらえなかった戦争であり、その時点から反戦歌がアメリカ社会に蔓延し、ヒッピーが世界を放浪するというアメリカ社会の分断と荒廃が顕在化してきたのである。

ベトナム戦争中の1966年に、アメリカジョンソン大統領はソ連、東欧に300億ドル(11兆)融資の貿易の最恵国待遇を与えている。戦争の最中に敵国側への軍事支援をしていた。ソ連はそれを北ベトナム渡していた。

ベトナム戦争へのアメリカの介入に反対していた「ベ平連」は踊らされていたし、一番の犠牲者はアメリカ兵士だった(アメリカ兵士をアメリカが殺した)

1963年ケネディは、政府通貨発行とベトナム戦争撤退を主張して暗殺されたし、1973年ニクソンはベトナム和平を行って失脚した。いずれもグロムイコ回想録に書かれているユダヤロビーの勢力によって行われた。

戦後、世界の覇権はイギリスからアメリカに移ったと一般的には言われているが、実際は、イギリス(ロンドンシティ勢力)の影響力が大きい。(イギリスの外交官はアメリカの外交官より有能であったとのニクソンの弁より)


お花と花言葉 【姫こぶし(ひめこぶし)】 「友情」「友愛」「歓迎」「信頼」

◆質疑コーナー
【質問】1929年、ウォール街の大暴落から始まった世界大恐慌は、世界共産化計画の為に仕組まれた罠だったのですか?
・人為的に仕組まれた大暴落であった。

【質問】眞子さまのご結婚延期は宮内庁のどの部分の落ち度でしょうか?
・婚約問題がスクープで持ち上がってきたことに疑問が残る。

【質問】隣国同士である中露に、利害対立は無いのでしょうか?
・利害対立はある。お互いに騙しあいをやっている。両国は絶対に友好関係にはならない。

【質問】大使は以前帰化の総理禁止を唱えましたが、私は帰化人は政治家を禁止したほうがいいと思いますがどうですか?
・今やると、多くの政治家が失職する。選挙公報に記載すべきである。

【質問】言いたくないけど,日本の 移民問題,入国規制,土地問題中国による買収,在日問題,工作員等によるスパイ防止法,国内の インフラ等々,山ほどある問題に何故もっと議会で論議して迅速な対応や 法規制などしないのは議員の自覚がたりないのではないでしょうか?
・議員の自覚が足りない。隣国の利権にまみれているからである。

【質問】学者やジャーナリストのほとんどは、保守もリベラルも、地政学のような国家間でしか物事を語りませんが、宗教や思想の勢力図で近現代史を語ることはタブーなのでしょうか?
・国際関係は国家単位だけでは動いていない。国家でない勢力が影響している。

【質問】ベトナム戦争の結末は、それを仕組んだ連中の思い通りになったのか予想外だったのかどちらでしょうか?
・彼等の意図したとおりになった。アメリカの社会が荒廃した。国家対国家の戦争ではなかった。

【質問】アメリカのアジア政策はことごとく失敗していませんか?日本潰し、朝鮮戦争・・・
・仕組んだ人からみれば、成功している。アメリカという国家からみれば失敗している。国家単位だけでみていてはわからない。

【質問】(アメリカが戦争に勝たなかった・・・)なぜ、そんなことをするんですか?お金のためですか?
・お金のためです。リンカーンもケネディーも自分達でお金をつくろうとしたから暗殺された。

【質問】全ての戦争や紛争、テロは、仕組まれて起きているのですね?
・そのとおり。Fルーズベルトもそう言っている。

参考文献:『国難の正体』ベトナム戦争の謎 総和社:58~70頁 ビジネス社:60~71頁、 『グロムイコ回顧録』(読売新聞社、1989年)、『国難の正体』ニクソン失脚の謎 総和社:101〜103頁 ビジネス社:98頁